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日野、TRATONと商用車の電動化領域で協業

電動プラットフォームおよび電動化コンポーネントの一括企画を共同で推進

2020年3月24日 発表

 日野自動車は3月24日、フォルクスワーゲンAGの子会社で「MAN」「SCANIA」「VWカミンズエスニバス」などをり扱うTRATON SEと、商用車の電動化領域における具体的な協業を開始すると発表した。

 両社は個社の枠を超えて電動商用車の実用化をさらに加速していくために、商用車における電動プラットフォームおよび電動化コンポーネントの一括企画を共同で推進。これによりプラットフォームおよびコンポーネントの共用や開発分担が可能となり、両社の強みを最大限に活用して効率的かつ迅速に技術開発を進めることが可能となる。

 両社で一括企画する電動プラットフォームは、小型から大型までのトラック・バスといった幅広い車種への適用を想定していて、日野自動車は強みのある小型から、TRATONは同じく大型から製品開発に採用し、クライアントに最適な商品をより早く提供するとしている。

TRATON SEが取り扱っている「SCANIA」「VWカミンズエスニバス」「MAN」のトラック

 本件は両社のメンバーで構成されるアライアンスボードにおいて合意しており、今後、独占禁止法関連などの必要な手続きを経て、新たに専任チームを立ち上げたのちに、日本および欧州に拠点を置いて活動を推進していく。両社の強みを融合させた電動化技術により、あらゆるクライアントに最高の価値を提供し続け、持続可能な人流・物流の実現に貢献していくとしている。