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ホンダ、北米版4代目「オデッセイ」がマイチェン。業界初リアシートリマインダー搭載

2020年3月9日(現地時間)発表

マイナーチェンジした「オデッセイ」

 北米ホンダは3月9日(現地時間)、マイナーチェンジした「オデッセイ」を発表した。発売は2020年後半を予定していて、価格は未定。同モデルは4月10日~19日のニューヨーク国際オートショー 2020で公開される予定だった。

 主な改良点は、低速でも追従できるアダプティブクルーズコントロールや、歩行者を守る緊急ブレーキなどの新機能が追加された最新の安全技術「Honda Sensing」を全グレードに標準で搭載。

 エクステリアでは、より強力で効率よく照射する新型LEDヘッドライト、クロームのスリットを配しつつブラックアウトされたフロントグリル、フォグランプを含めたフロントバンパー下部のデザイン変更が行なわれるとともに、リアウィンドウ下にあるトリムもリニューアル。上級モデルでは19インチアルミホイールや自動防眩サイドミラーなどを装備する。

 インテリアでは2列目シートの改良を行なったほか、新しく3色のフロアマットやイルミネーション付きのUSBポートなどが装備された。「EX-L」グレード以上のモデルにはコントラストステッチ、助手席用パワーランバーサポート、2列目のシートバックポケットなども付く。さらに「ツーリング」「エリート」グレードにはダッシュボード、ドア、フロントドアハンドルに高級感の漂うピアノブラックが設定される。

2列シートの改良で居住性や乗降性などが向上

 新機能の「後部座席リマインダーシステム」は、運転者がクルマを降りる際に、後部座席エリアを確認するように設計されていて、ディスプレイに警告音と警告メッセージが表示されるもの。「ツーリング」と「エリート」ではすでに搭載されている、後席の様子をモニター表示できる「CabinWatch」のカメラを利用して、後部座席エリアを映し出してくれる。子供の車内放置や荷物の置き忘れなどの防止につながるこの機能は業界初になるとのこと。

 最新のHondaSensingを搭載することで、NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration:米国運輸省道路交通安全局)から5つ星の総合車両スコア、IIHS(Insurance Institute for Highway Safety:米国道路安全保険協会)から最高の安全ピック評価を獲得する見込みという。

2017年1月のデトロイトショーでデビューした北米版4代目オデッセイ