グッドイヤー、ル・マン24時間を含むWECへの復帰宣言。2019/2020 開幕戦で新タイヤ投入

　ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは6月17日（現地時間）、ル・マン24時間を含むWEC（FIA世界耐久選手権）用の新タイヤ開発を行ない、欧州と国際スポーツカーレースに再参戦すると発表した。

　グッドイヤーは、ドイツ ハナウとルクセンブルグ コルマーベルグにあるイノベーションセンターで、1年以上にわたりル・マン用のプロトタイプ・タイヤを開発してきた。このレース用タイヤは、同社の最新フラグシップタイヤ「Eagle F1 SuperSport（イーグル エフワン スーパースポーツ）」と並行して開発・製造されており、市販用タイヤとレース用タイヤそれぞれの開発上で得られる技術と知識を融合させることで、双方のタイヤのパフォーマンスが向上することが期待できるという。

　この新レースタイヤは、イギリスのシルバーストンで開催される2019/2020 WEC開幕戦でデビューする予定とのこと。

　今回の発表について、グッドイヤー モータースポーツディレクターのベン・クローリー氏は「モータースポーツは、今でも世界で最も人気のあるスポーツの1つであり、それは、レースシーンでのグッドイヤーの物語を形成するブランドの伝統、情熱、革新、技術を持って、お客さまと関わることができる理想の舞台と考えています。われわれは、これまでに培ってきた知識と経験を、まずはスポーツカーレースに注力します。その後の展開として、耐久レースやその他のレースカテゴリーに取り組んでいきます」とコメントしている。