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【ル・マン24時間 2019】ミシュラン、スマホと連動してタイヤ温度や空気圧が分かる「トラック コネクト」体験コーナー

「PILOT SPORT 4 SUV」など最新タイヤ展示も

2019年6月15日15時~16日15時(現地時間)

2019年6月15日22時~16日22時(日本時間)

ビレッジに設けられたミシュランの展示・体験コーナー

 ル・マン24時間レースにタイヤを供給するミシュランは、サルト・サーキットのビレッジエリアに自社ブースを展示。新製品となるプレミアムSUVタイヤ「PILOT SPORT 4 SUV」(以下、PS4SUV)などを展示したほか、スマホと連携するセンサー入りタイヤシステム「TRACK CONNECT(トラック コネクト)」の体験エリアなどを設置。多くの人気を集めていた。

 PS4SUVは、ドライ・ウェット性能とハンドリング性能に優れるというスポーツタイヤ「パイロット」シリーズのSUV向けタイヤ。日本でもすでに発表されており、6月20日から発売される。市販品タイヤはこのPS4SUVをはじめとした、パイロットシリーズがメインとなっていた。

手前がPS4SUV
パイロットシリーズらしいシンプルなタイヤパターン。非対称パターンを採用しており、右がアウト側

 同社のブースの中でもとくに人気となっていたのが、スマホと連携するセンサー入りタイヤシステム トラック コネクトの体験エリア。トラック コネクトは、空気圧・温度センサーがそれぞれに埋め込まれたタイヤ「PILOT SPORT CUP 2 CONNECT」4本、送受信機、スマートフォンアプリからなるシステム。4つのタイヤそれぞれにセンサーが埋め込まれていることで、温度や空気圧から各タイヤの負荷が分かり、タイヤのマネジメントが容易になる。

「トラック コネクト」コーナー

 タイヤ温度とタイヤ空気圧はある程度相関関係があるため、タイヤの空気圧が分かるTPM(タイヤ・パンク・モニター)で、タイヤ温度はある程度類推できるものの、正確に分かり、かつ分かりやすく示してくれるのはありがたい。スマートフォンではタイヤの発熱状態を示し、タイヤがしっかり発熱するような運転を意識することができる。

 ル・マン会場に展示されていたのは、このシステムと、その体験ができるドライブゲーム。ゲーム内のクルマをしっかり走らせることで、ラップタイムを縮めていくことができるようだった。

送受信機
送受信機はUSBチャージャーとのセット
センサーの入ったタイヤ
センサー部
送受信機とスマホ
このようにトラック コネクトを体験できるようになっていた

 そのほか、2018年のル・マン優勝タイヤを展示。これは、トヨタ Toyota TS050 HYBRIDに装着されていたものらしく、ゴール時のタイヤカスなどが付着した状態で展示され、その横にはToyota TS050 HYBRIDも展示されていた。

2018年のル・マン24時間レース優勝タイヤ
タイヤに付いたタイヤカスなどが激戦を物語る
こちらはToyota TS050 HYBRID