マツダ、広島県三次市で移動サービス実証実験を開始。運行管理システムや利用者用アプリの開発を担当

　マツダは12月14日、広島県三次市の地域住民、広島県や三次市と連携した移動サービス実証実験を開始したと発表した。同社は、実証実験で得られたデータを蓄積して、次世代コネクティビティ技術や自動運転技術と組み合わせたライドシェアサービスの開発を目指すとしている。

　同社はこの移動サービス実証実験において、地域移動サービスで用いる運行管理システムや利用者用アプリの開発を担当。アプリ開発によって、地域住民が運行する地域移動サービスの運営を省力化するとともに、人々の参加を促し、地域の活性化につながるようなアプリ内コンテンツの充実などに取り組む。

　昨今、中山間地域における公共交通の空白化などにより、高齢者や身体の不自由な人を中心に移動手段の不足が社会問題になっている。同社は将来のライドシェアを見据えた移動サービス実証実験をとおして地域を活性化するとともに、その地域においていつまでも安心・安全で自由に移動することが可能な、心豊かな暮らしにつながる社会貢献モデルの構築を目指すとしている。