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鈴鹿サーキット、新バイクアトラクション「モトファイター」開発車両を初披露。ヤマハファクトリーの中須賀選手と野左根選手が公開テスト

2019年3月2日に登場

2018年11月2日 公開

新バイクアトラクション「モトファイター」の開発車両をシェイクダウンする中須賀克行選手

 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)は11月2日、2019年3月2日に登場する新バイクアトラクション「モトファイター」の開発車両を初披露。同マシンの公開テストに、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手と野左根航汰選手が参加した。

 新アトラクションのモトファイターは、鈴鹿サーキット国際レーシングコースにあるS字やヘアピンといった特徴を取り入れたコースを、レーシングバイクをイメージしたマシンを使って、子供から大人までタイムアタックが楽しめるというアトラクション。

モトファイターの開発車両とYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手(左)、野左根航汰選手(右)

 公開された開発車両は、車両重量15kg。電動モーターを搭載して最高速は15km/h。現在のアトラクション「ツーリングバイク」で使用されるマシンの最高速6km/hと比べて大幅に性能が向上している。

新アトラクション「モトファイター」の開発車両は車両重量15kg。バッテリーと電動モーターを搭載して最高速は15km/h

 鈴鹿サーキットで11月3日~4日に開催される「2018年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 第9戦(MFJGP 鈴鹿)」に参戦する中須賀選手と野左根選手は、同会場にレーシングスーツ姿で登場。公開テストでは、開発車両と現在のアトラクション「ツーリングバイク」で使用するマシンと乗り比べて、その印象を語った。

開発車両と対面
最初に中須賀選手が開発車両をテスト。大人でもきちんとまたがれる!
続いて野左根選手が開発車両をテスト
YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手

 テストを終えた中須賀選手は「率直に楽しかったですね。バイクに乗る楽しさというか、バイクに初めて乗る子とかにも乗りやすいと思いますし、これからバイクに乗りたいなというお子さんにもってこいの乗り物だと思いました」と話し、開発車両については「パワフルでスピード感も体感できますし、本当に乗っていて楽しかったです。普段レースをしていて楽しいと思ったことはなかったのですが(笑)、楽しかったです。子供のころに戻った感じがしました」と印象を話した。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの野左根航汰選手

 野左根選手は「自分も膝を擦れたぐらい楽しめて、子供に戻った気持ちですごく楽しかった。思っていたより速くて、すごく楽しめる」と感想を話し、マシンについては「JSBマシンと比べれば非常にクイックでした。カーボン外装もカッコよく非常に軽かったですね」と印象を語った。

 今回公開された「モトファイター」のほか、鈴鹿サーキットにはモトクロスバイクを乗りこなしてさまざまな悪路を走破する「アクロバイク」といった新たなバイクアトラクションが登場する。

 また、初めてのバイク体験に挑戦できる「キッズバイク」「ピンキーバイク」といった既存のアトラクションもリニューアルを実施。子供から大人まで、家族で4種類のバイクを通したチャレンジを楽しめるエリアが誕生することになる。

2019年3月に新たなバイクアトラクションが誕生する