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F1レッドブル・レーシングのリカルド選手とフェルスタッペン選手、書道で「勝利」に挑戦!

日本グランプリでは表彰台を狙いたいとリカルド選手

2018年10月3日 開催

ダニエル・リカルド選手とマックス・フェルスタッペン選手が書道に挑戦した

 30回目の節目を迎える鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリは、10月5日~7日の日程で今週末に行なわれる予定となっている。それに先だって来日したレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド選手とマックス・フェルスタッペン選手が、東京都内の会場で書道に挑戦するプロモーション活動を行なった。

 レッドブル・レーシングでは日本グランプリのたびにこうした各種のプロモーションを行なっており、過去には茶道、剣道、相撲などに挑戦したが、2018年は書道ということで、大きな半紙にリカルド選手が「勝」、フェルスタッペン選手が「利」を書き、2人であわせて「勝利」として今週末の日本グランプリでの優勝を祈願した。

 その一方で、囲み取材に応じたリカルド選手は「正直優勝を狙うのは難しいと思うが、最低でも表彰台を狙っている。3位でも満足だ」と述べ、メルセデス優勢が伝えられる中で、フェラーリを破って3位になれば十分満足すべき結果だと説明した。

2人が書いた「勝」と「利」の文字を前に記念撮影

リカルド選手の「勝」とフェルスタッペン選手の「利」の2つを併せて勝利を祈願

 レッドブル・レーシングは公式のYouTubeチャンネル向けにユニークな動画をグランプリごとに投稿しており、人気を集めている。今回のプロモーションもその動画撮影の一環として行なわれたもので、リカルド選手とフェルスタッペン選手という2人のドライバーが書道にチャレンジするというのが今回の趣旨となる。レッドブル・レーシングでは毎年こうした趣向の取り組みを行なっており、過去には茶道や剣道、さらには相撲にチャレンジするなどユニークなアクティビティをたくさん行なっている。

 今回は大きな筆を利用した書道で、書道家の女性がまず見本を見せると、2人とも目を丸くして本当にこんなの俺たちにできるの?とでも言いたげな顔に。書道家が豪快な動きで書いていくところを2人で苦笑いしながら見入っていた。だが、実際にやってみると、特にリカルド選手はダイナミックに勝利の「勝」の字をかなり上手に書いてみせて、周囲からは大きな拍手が。それに対してフェルスタッペン選手は、書き始めるまで不安そうに書道家を質問攻めにしたが、実際に書き始めると、遠慮があるのかリカルド選手ほどは大胆に書くことができず、「あー失敗した」という顔に。勝利の文字を前に記念撮影となったときには、屏風の裏に隠れてしまうというお茶目な一面を見せてくれた。

2人で書道家から説明を受ける
勝利の意味を説明されている2人
書道家の実演を興味深げに見る2人
サンプルを例に書き方を確認するリカルド選手
真剣な表情で書くリカルド選手
出来上がりに本人もなかなか満足げ
引き続きフェルスタッペン選手が書く
出来映えには微妙な表情
出来映えに納得いかず屏風の後ろに隠れるフェルスタッペン選手
ダニエル・リカルド選手(左)とマックス・フェルスタッペン選手(右)

ダニエル・リカルド選手のコメント

ダニエル・リカルド選手

ダニエル・リカルド選手のコメント:鈴鹿サーキットに戻ってこれて本当に嬉しい。毎回楽しみにしている。でもずっと表彰台に上ることができなくて、2017年にやっとそれが実現できた。天気がどうなるかはまだ分からないけど、雨でもエキサイティングなレースを見せることができると思っている。東京に来て最高に楽しいのは食べることだ(笑)。昨日は鮨 さいとうに行ってきたよ、最高だった。東京での食事体験は他の都市とはまったく違う。昨日は、目の前でシェフが寿司を握ってくれたんだ。見てるだけでも十分楽しいし、食事はおいしいし、本当にいい体験だった。

 その後、青山と渋谷をうろうろして歩き回ったんだ。何人かは僕らに気がついて、びっくりしていた。日本のファンは本当にクールで、F1のことをよく知ってくれている。ドライバーだけではなくて、エンジニアなどについても知ってるのはびっくりだ。(ソチから日本へのフライトで他のドライバーと一緒だったことを聞かれて)ロマン・グロージャンがオーガナイズしたプライベート・ジェットに乗ってきたんだけど、みんなめちゃくちゃで床に寝てるやつもいれば、マーカス・エリクソンはベンチで寝てた(笑)。でも、他のドライバーと一緒に時間を過ごすことなんてそんなにないので面白かった(笑)。(鈴鹿での目標を聞かれて)表彰台を目指している、もちろん勝てたら嬉しいけど、現実的に考えるとそれは難しい。3位でも十分満足だ。

マックス・フェルスタッペン選手のコメント

マックス・フェルスタッペン選手

マックス・フェルスタッペン選手のコメント:ロシアではいい週末を過ごせたし、鈴鹿に関しては2017年も一昨年もいいレースができたので、それを繰り返したいね。(鈴鹿での思い出を問われて)初めてFP1の公式セッションを走ったのが鈴鹿だったので、それは特別な思い出だね。来年、チームがホンダと契約したことは新しいチャレンジになる。チームの誰もがそれに向かって前向きに努力を続けており、一緒に成功したいと思っている。来年はピエール(ピエール・ガスリー選手)とチームメイトになるけど、彼とは2010年にカートで一緒に走っていたころからお互いよく知っているし何も問題ないよ。

 われわれにとって日本に来ることは本当に特別なことだ。こんなに情熱を持ってファンがわれわれを迎えてくれるところなんてそんなにないからだ。(ロシアグランプリでは多くの追い抜きをしたことを鈴鹿でも再現可能かと聞かれ)鈴鹿では追い抜きしなくてもいいことを願っているよ、ロシアでは(エンジン交換によるペナルティで)後ろからのスタートになってしまったからね。鈴鹿でも追い抜きは可能だとは思うけど、そんなに広いコースではないので簡単ではない。