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デンソーテン、AIを活用した「タクシー乗車需要予測サービス」の販売開始

「クラウド型タクシー配車システム」で「AIタクシー」を運用

2018年8月2日 発表

乗客獲得確率の高い予測ポイントなどを表示

 デンソーテンとデンソーテン販売は8月2日、全国のタクシー事業者に向けて、AI(人工知能)を活用した「タクシー乗車需要予測サービス」の販売を開始した。

 今回、同社が提供する「クラウド型タクシー配車システム」のプラットフォームにおいて、AIを用いて未来のタクシー乗車需要を予測するNTTドコモの「AIタクシー」を利用できるようにした。

「クラウド型タクシー配車システム」で「AIタクシー」を運用

「AIタクシー」を運用する「クラウド型タクシー配車システム」では、乗客獲得確率の高い予測ポイントを500m四方ごとに30分間の予測を端末に表示。乗務員はタブレットやスマートフォンなどで指定のWebサイトにアクセスしてIDとパスワードを入力することで同サービスを利用できる。

 デンソーテンとデンソーテン販売では、タクシー配車システムで培ったノウハウやNTTドコモと東京無線協同組合と実施した同サービスの実証実験で収集した乗務員の声などを反映し、より分かりやすく情報を提供できるアプリケーションを開発した。

 まずは、東京無線協同組合(東京都新宿区)、日本交通(大阪市西区)、熊本タクシー(熊本市中央区)向けにサービスを開始。引き続きタクシー配車システムの納入実績を生かし、さまざまなタクシー事業者に同サービスの導入を提案していく考え。

500m四方ごとに30分間の予測を端末に表示