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ファルケン、新設計「ラッセルパターン」を採用する乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA W-ACEエース」

氷上ブレーキ性能7％、氷上コーナリング性能4％、ウェットブレーキ性能13％向上。スピードレンジ「S」「H」を実現

  • 編集部：椿山和雄

2018年7月4日 18:31

2018年8月1日から順次発売

オープンプライス

ファルケンの乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA W-ACE」

　ファルケン（住友ゴム工業）は、乗用車用スタッドレスタイヤ「ESPIA W-ACE（エスピア ダブル エース）」を8月1日から順次発売する。発売サイズは145/80 R13 75S～245/40 R18 93Hの38サイズ。価格はオープンプライス。

　ESPIA W-ACEは、従来品「ESPIA EPZF」との比較で、氷上ブレーキ性能を7％、氷上コーナリング性能を4％、ウェットブレーキ性能を13％向上させるとともに、スピードレンジ「S」「H」を実現させた乗用車用スタッドレスタイヤ。

リム径（インチ）偏平率（％）MFS（リムプロテクター）サイズ
1840○245/40 R18 93H
45○215/45 R18 89H
○225/45 R18 91H
50○235/50 R18 97H
○245/50 R18 100H
1745○215/45 R17 87H
○225/45 R17 91H
50○215/50 R17 91H
○225/50 R17 94H
55―215/55 R17 94H
―225/55 R17 97H
60―215/60 R17 96H
1655―185/55 R16 83H
―205/55 R16 91H
60―175/60 R16 82H
―195/60 R16 89H
―205/60 R16 92H
―215/60 R16 95H
65―205/65 R16 95S
―215/65 R16 98S
1555―165/55 R15 75H
60―165/60 R15 77H
―185/60 R15 84H
65―165/65 R15 81S
―175/65 R15 84S
―185/65 R15 88S
―195/65 R15 91S
―205/65 R15 94S
1455―165/55 R14 72H
65―155/65 R14 75S
―165/65 R14 79S
―175/65 R14 82S
70―165/70 R14 81S
―175/70 R14 84S
―185/70 R14 88S
1365―155/65 R13 73S
80―145/80 R13 75S
―155/80 R13 79S

　採用技術としては、方向性を持ったトレッドパターン「ラッセルパターン」、サイプを縦横自在に配置した「タテヨコサイプ」、新たに開発した「アイスホールドゴム」などを取り入れた。

　新設計のラッセルパターンでブロックやサイプのエッジ成分を増加。タテヨコサイプでは、横方向サイプエッジが氷上ブレーキ性能、縦方向サイプエッジが氷上コーナリング性能の向上に寄与。アイスホールドゴムは、高密度シリカと軟化剤の配合によってゴム全体は強く、接地面は柔らかくすることに成功。これにより、氷上ブレーキ性能を7％、氷上コーナリング性能を4％向上させた。

　また、ラッセルパターンが形成するV字グルーブが効率のよい排水性を発揮し、スタッドレスタイヤでありながら高いウェット性能を実現。これによりウェットブレーキ性能を13％向上させた。

　さらに、ブロックの倒れこみを抑えるサイピング技術とトレッド剛性を高めるフルバンド構造、剛性分布の最適化により、高速域でも安定した走行が可能なスピードレンジ「S」「H」を実現した。