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日本レース写真家協会、「JRPA アワード 2017」で佐藤琢磨選手を「栄誉賞」に選出

大賞は創立100周年の2017年も多数のレースにタイヤ供給した「橫浜ゴム」

2017年12月20日 発表

2017年のJRPA アワードで栄誉賞に選出された「佐藤琢磨選手」

 JRPA(日本レース写真家協会)は、12月14日に開催した総会で62人の会員による投票を実施。2017年度の「JRPA アワード」大賞と特別賞を選出したほか、特別賞として5月に開催された「インディ500」でアジア出身のレーシングドライバーとして初めて優勝を飾った佐藤琢磨選手に「栄誉賞」を授与することを決定した。

 JRPAでは2005年から「その年一番のフォトジェニック」を会員の投票によって選出しており、2016年の大賞に「KONDO RACING TEAM」、特別賞に「中須賀克行選手」を選出している。2017年は栄誉賞に佐藤琢磨選手を選出したほか、大賞を「橫浜ゴム」、特別賞を「ハルク・プロ」に贈る。各賞の選出理由は以下のとおり。

JRPA アワード 2017「栄誉賞」:佐藤琢磨選手

 佐藤琢磨選手は、2004年にFIAフォーミュラワン世界選手権で日本人2人目となる3位表彰台を獲得。また、活動の場をアメリカに移してからも、インディカー・シリーズにおいて2013年ロングビーチ戦で日本人初優勝を遂げるなど、記憶にも記録にも残るレースを展開してくれました。

 また、2017年には日本人のみならず、アジア出身のレーシングドライバーとして初となるインディ500優勝を成し遂げ、世界のモータースポーツの歴史にその名を刻むとともに、内閣総理大臣顕彰を授与されるなど、日本におけるモータースポーツの地位向上にも大いに貢献してくれました。

 佐藤琢磨選手は、一方で我々フォトグラファーの取材に対しても極めて紳士的であり、サーキットでは常にフォトグラファーの存在を意識し、数々のシャッターチャンスを提供してくれました。また、JRPAに対しても長年協力を惜しまぬ姿勢をみせてくれています。2017年インディ500優勝という偉業達成と、長年に渡る協力に感謝を示し、佐藤琢磨選手に2017年JRPA AWARD「栄誉賞」を授与します。

JRPA アワード 2017「大賞」:橫浜ゴム株式会社

2017年のJRPA アワードで大賞に選出された「橫浜ゴム」

 長年日本国内で数多くの4輪カテゴリーにタイヤを供給し、我々フォトグラファーを感動させるシーンには常に横浜ゴムのキャップがともに存在してきた。記念すべき創立100周年にあたる2017年も、全日本スーパーフォーミュラ選手権や全日本F3選手権、スーパー耐久へのワンメイクタイヤ供給、さらにSUPER GTではGT300クラスでGOODSMILE RACING&Team UKYOがチャンピオンを獲得したのをはじめ、WTCC世界ツーリングカー選手権、第64回マカオグランプリなどでもタイヤ供給を行ない、多くのシャッターチャンスを提供してくれた。

JRPA アワード 2017「特別賞」:有限会社ハルク・プロ

2017年のJRPA アワードで特別賞に選出された「ハルク・プロ」

 長く全日本ロードレースに参戦し、小中排気量クラスからはじまって数々のチャンピオンを獲得。鈴鹿8耐制覇も成し遂げたが、最高峰クラスのチャンピオンにはなかなか手が届かなかった。今年、念願の全日本最高峰JSBクラスで高橋巧選手がチャンピオンを獲得。今年のみならず、長きにわたって数々のシャッターチャンスを提供してくれた。