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スバル、「燃費計測値の変更行為の疑い」との一部報道について声明発表

調査の結果が判明次第、適切に開示を行なう

2017年12月20日 発表

スバルのリリース

 スバルは12月20日、同社において燃費チェック時のデータ書き換えが行なわれていた疑いがあるとする同日の一部報道に対して、「当社が発表したものではない」との声明を発表した。

 同社は、10月30日の国土交通省からの業務改善指示書に基づき、同社製自動車の完成検査における不適切な完成検査の実態に関して、外部専門家による調査を実施。12月19日にその結果を公表した。国土交通省からは業務改善指示と併せて型式指定に関する業務全般の法令遵守状況等を点検するように指示を受けていた。

 今回、外部専門家による調査を通じて、一部の完成検査員から抜取検査工程の一部である燃費測定に際し、一部車種の量産開始の一定期間において計測値の変更行為があったとの発言が確認されたと報告を受けていたという。

 同社によると、その時点では具体的な計測値の変更の有無および範囲等を客観的に確認するに至っておらず、現在に至るまで公表は差し控えていたとしている。

 リリースでは、「当社としては、外部専門家を交え、これらの事実関係について徹底した調査に着手するところです。当社としては、かかる調査の結果が判明し次第、適切な開示を行なってまいります。完成検査の問題に加え、本日の報道につきましても、お客様、お取引先の皆様をはじめとする当社の関係者の皆様に対し、多大なご心配やご迷惑をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます」とコメントしている。