イベントレポート

【ジュネーブショー 2018】独アウディ、欧州で2018年末に発売される初のEV「e-tron」プロトタイプを公開

ラグジュアリーカーのスペースと快適性、長い航続距離を組み合わせる

2018年3月6日~18日(現地時間)開催

2018年末に欧州市場で発売するアウディ初のEV(電気自動車)「e-tron」プロトタイプ

 独アウディAGは、スイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)で、2018年末に欧州市場で発売する初のEV(電気自動車)「e-tron」のプロトタイプを公開した。

 量産が開始されるまでに約250台の試作車が製作され、世界中の過酷な環境でテストを実施する予定というe-tronでは5人乗りのSUVボディを採用。「ラグジュアリーカーのスペースと快適性に、長い航続距離を組み合わせたスポーティなSUV」としており、幅広い充電方法を搭載して、市販バージョンには最大150kWの急速充電を搭載。わずか30分以内に充電を行なってロングドライブに出発することが可能という。

 駆動方式にはあらゆる路面で力強いパフォーマンスを発揮する、新世代の「電動クワトロ4輪駆動システム」が採用される。

「e-tron」プロトタイプ

 独アウディAG 取締役会 会長のルパート・シュタートラー氏は発表の中で「アウディ初の電気自動車は、未来に向けた重要なマイルストーンとなるものです。アウディは、2020年には3タイプの電気自動車を市場に送り出しているでしょう。それらは、今回発表するスポーティなSUV、アウディ e-tron Sportback コンセプトの市販バージョンとなる4ドアグランツーリスモ、そしてコンパクトセグメントのモデルです。2025年までには、あらゆるセグメントとコンセプトを網羅する、20モデル以上の電気自動車とプラグインハイブリッド車を発売する予定です」とコメントしている。

e-tronのプロトタイプでは“車両の電動化システムを表した”カモフラージュがボディに施され、ジュネーブショーの開催に合わせてジュネーブの観光名所を走行しているという

編集部