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第249回:映画『ソウルの春』感想と考察

今回は現在公開中の映画『ソウルの春』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

1979年12月12日に韓国で発生した「12.12軍事反乱」をモチーフにしたミリタリー群像劇。本国韓国では去年の観客動員数第1位を記録した作品だそうです。

独裁者として権勢を振るったパク・チョンヒ大統領が、中央情報局(KCIA)の部長に暗殺される。これにより民主化を望む動き”ソウルの春”が国全体に広がりつつあった。しかし暗殺事件の捜査本部長を担当するチョン・ドゥグァン(ファン・ジョンミン)が新たな独裁者の座を狙って、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちと共にクーデターを強行。彼らの前にはクーデターを何としても阻止しようとする首都警備司令官のイ・テシン(チョン・ウソン)が立ちはだかる。

監督はキム・ソンス。傑作クライムアクション『アシュラ』(2016年公開)の監督です。欲にまみれた人間たちの血みどろ大乱闘映画でコップは嚙み砕くものという定説を広めた作品としても名高いですねw

そしてファン・ジョンミンとチョン・ウソンのダブル主演も『アシュラ』の時と同じ座組。そこにキム・ソンギュンやチョン・マンシクといったどっかで見た事あるぞなメンツが脇を固めます。これは恐らく韓国におけるオールキャスト映画ってやつでしょう。比較的ちょい役のチョン・ヘインってNetflixの『D.P.-脱走兵追跡館-』の主演ですよ。あのシリーズは結構面白かった、それこそ主人公の上官役がキム・ソンギュンでした。

電話ばかりのクーデター

私、大学生の頃の日韓関係とメディアについての講義を受けていた事もあって70~80年代の韓国情勢はおぼろげに把握していたのですが、この軍事クーデターに関しては知らなんだ。ってか本作ではチョン・ドゥグァンの名称となっているチョン・ドファン(全斗煥)政権ってこうやって誕生したのかぁ…その時にテキストで使ってた本、引っ張りだしちゃったじゃねーかっ!

まぁそんな話は置いておいて、本作軍事クーデターをテーマにしていますがクーデターを実行した側とそれを阻止する側、先に自身の味方として動いてくれる部隊(空挺旅団)がソウルに入るかを巡っておっさんたちが脅迫&怒号を響かせ各方面へ電話をしまくります。約2時間半の尺のほとんどがコレ。文章にしちゃうとあまり面白そうに見えませんし、ぶっちゃけ結末も分かっている訳で。しかしこれがまぁーあまりに面白過ぎる。電話が印象深い映画といえば去年の『AIR/エア』を思い出すところですが、共通項は俳優力でしょう。緊迫感と迫真を演出する顔力の数々がスクリーンを躍動。韓国の役者陣は正統派なイケメンから迫力あるシブメンまで幅が広いのよ。また編集が良いのかも。クーデター勃発から一切テンポが落ちません。まさにジェットコースタームービー。私、思わず座席から身を乗り出して前のめりになって観てました。

公開中の『密輸 1970』の時も書きましたが、実話ネタをここまでのエンタメ作品に仕上げてくる韓国映画の強さがここでも証明されました。監督が一緒とかでも無いのにどうしてこうなるんでしょう?秘訣についてを考察してる映画評論家とか居ないかな?

↓『密輸 1970』についてはこちら。

captaincinema.hatenablog.com

まとめ

以上が私の見解です。

「負けたら反逆罪、勝ったら革命」や「お前の首を戦車で千切ってやる!」みたな台詞がまた凄いこと。首を千切るってどういう状況だよwムカついた奴に言ってみたいですね。きっと意味が分からず”ポカーン”となるでしょう。

ポカーンと言えば本作が本国の観客動員No1…?マジっすか。人々の政治的関心の強さも表れているかもしれませんが、目の肥えた観客が多いのが韓国映画界だろうと感じます。優れた作品が生まれるのは観る側、オーディエンスたちの鑑賞意欲の賜物なのか…。だってエンドクレジットの最後にIMAXのロゴがありましたから本国じゃIMAX上映もあったって事でしょ?羨ましい…もう降参です。

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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