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第280回:映画『ネムルバカ』感想と考察

今回は現在公開中の映画『ネムルバカ』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

石黒正数の同名コミックを原作とした青春映画。漫画に関してはからっきしなので原作は未読、というより原作がある事すら知らずに観に行きました。

大学の女子寮でルームシェアをする後輩の入巣柚実(久保史緒里)と先輩の鯨井ルカ(平祐奈)。鯨井はインディーズバンド「ピートモス」のボーカルとして成功する夢を追いかけているが、入巣はこれといった夢や目標もなく何となくアルバイトに費やす日々を過ごしていた。常に金欠でも安い居酒屋でだべったり男友達とひと悶着などのんびりした日々を送る中、鯨井に大手事務所からのメジャーデビューのオファーが飛び込んで来る。

監督は阪元裕吾。「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでお馴染みですが、暴力描写のない作品を手掛けるのは珍しいのでは?なお、4月公開予定の『ゴーストキラー』では脚本を手掛けています。『ゴーストキラー』は今一番観たい映画かも。公開初日に走って観に行くしかないか。

主演は久保史緒里。アイドルグループ 乃木坂46のメンバーだそうです。アイドル関係にも非常に疎いので分からない…っと思いましたが、京都貴船が舞台のタイムリープ映画『リバー、流れないでよ』(2023年公開)に出演してましたよね。2分間で何が出来んだよ!っていう面白い作品でした。そしてもう一人の主演が平祐奈。お姉さんが平愛梨でブラボー長友が義兄にあたるというのは認知していますが、出演作品は全く検討が付きませんでした。普段から歌手活動もしているのかしら?格好良い歌声をしてました。

アクションを封印した”ベビわる”

イントロダクションからお分かり頂けるかと思いますが、本作は私にとって守備範囲外といいますか、コミック原作であったりアイドルの方が主役といった観点の邦画はめったに観ないジャンルとなります。さながら海外出張の気分ですが、この遠征に乗り出した理由は手掛けているのが阪元監督だから。基本的に私の作品選びは誰が監督かを重視する傾向にあるので、普段観るような作品と毛色が違えど楽しめるだろうという魂胆。結果、この作品選びの選球眼に狂いはありませんでした。

まず作品全体を通して交わされる緩くオブビートな会話劇は「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでもお馴染みのやり取り。一見どうでも良いやり取りにも思えますが、そこには物価の高騰や若者が夢や目標を持つ事が難しくなっている世相が感じ取れます。平和に暮らしたいだけなのに、なんかこう窮屈な雰囲気。世知辛いねぇ~。

また主役二人の関係性も「ベイビーわるきゅーれ」シリーズと似た要素を感じました。大学の先輩と後輩という枠に捉われず、時に友人であり家族である関係性。ラストシーンは恋人を思う気持ちも見えた気がします。このボーダーレスな関係性は多幸感が強いように感じます。

つまり本作は言ってしまえばアクションを封印した”ベビわる”です。代わりにライブシーンがあるといった感じですが、そうですか。阪元監督はここに作家性を見出したのかもしれませんね。

まとめ

以上が私の見解です。

ちなみに個人的に気になったのが、入巣さんがバイトをしているTSUTAYA的な店でVHSを売りに来た客に四苦八苦するシーン。VHSが分からないものかと。私が小学生の時にはまだVHSは現役でだったはず。レンタルビデオ店が近所にあって、そこが私のゴジラとの出会いでした。恐らく中学生ぐらい頃にDVDがメインに切り替わったような体感です。今やDVDすら斜陽化商品ですもんねぇ…って書くと大体の年齢がバレそうですが、もうVHSを触った事のない方々が大学生ぐらいの年齢になっているという事なんですよね。ひぇーこえー。これが年を取るって事かぁ…

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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