以下の内容はhttps://captaincinema.hatenablog.com/entry/bestmovie2025_2より取得しました。


第319回:2025年ベスト映画(後編)

それでは2025年ベスト映画の総決算の後半は様々な観点からベストを選出をしていきましょう。こちらもややネタバレがあるかもしれないので注意です。

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↑今年の前売り券たち。前売り券よりも映画館の会員割引きや会社の福利厚生を使って安く観る手段を活用したので少なくなりました。

”うーむ”な映画賞

まずは禊のお時間。今年の微妙なリアクションになってしまった作品を選出します。盛大に貶します。というわけで予めお好きだった方には言っておきますね、ゴメンよ~

まずは

『プレゼンス 存在』&『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー

2本にまとめさせて貰ったのは、個人的に共通項があったから。それは”結局何がしたかったの?”という気持ちになってしまった点でした。アイディアや企画自体は面白いとは思ったのです。まぁだから観に行ってるわけですから。しかし観終わってみるとその設定を活かせた内容だったのか?という疑問が強く残りました。特に『プレゼンス 存在』の方はせっかく幽霊視点という面白くなりそうな設定なのに、結局見せられるのが家族のいざこざ。それなら別に幽霊視点である必要性が感じられませんでした。

それにテーマがはっきりしなかったりゴール地点が明確じゃない作品って冗長に感じてしまう事も多い気がします。今年は3時間前後の長尺映画が多数ありましたが、それらと比べてみてもこの2作品は体感かなり長く感じて退屈でした。

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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

実は本ブログで扱った際はそこまで貶していませんでした。まぁこんなものでしょぐらいの印象で。しかしその後公開したMCUの2作品を観た後では評価を下げざるを得ませんでした。

ゲスト出演枠(リヴ・タイラー)の扱いが雑である事やレッドハルクの登場を伏せた状態で公開に持ち込むべきだったと思われる広報ミスも指摘できますが、とにかくCG・VFXのクオリティが悪過ぎます。その後の『サンダーボルツ*』や『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』と比較すると明らかに予算を削られたか何か不都合があったとしか思えないレベルで、作品ごとの完全度にここまでのムラがあるのはシリーズものとしてはよろしくない思います。あれですね、シリーズの方針がブレブレな中で制作していた事もあってか結果捨て石なった感じがするのも頂けません。”ちゃんとやれよ!マーベルスタジオ”とヤジを飛ばしたくなる作品となりました。

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よし!これで煤払いは完了。その他『ミッキー17』『アマチュアは、もはや貶す事すら出来ないぐらい記憶に残らなかったので今年はちょっと残念な作品が多かったかもなぁ…はい、もう切り替えてこっから褒めるぞ!

ベストアクト賞

ここからは今年名演を見せてくれた役者たちをチェック。例年通り順不同で列挙していきます。

『リアル・ペイン~心の旅~』より

繊細な役どころをしっかり魅せてくれたキーラン・カルキン

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』&『顔を捨てた男』より

屈折した男を演じさせたらトップクラスのセバスチャン・スタン

『爆弾』より

狂気に憑りつかれた”普通”のおっさん佐藤二朗

『旅と日々』より

東北訛りを完璧にモノにしていた堤真一

『サブスタンス』より

これぞ女優魂と呼ぶべきベテランのプライドが感じられたデミ・ムーア

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』より

観客を心を一気に持っていく独白力を魅せた伊東蒼

 

そして『ゴーストキラー』や『夏の砂の上』、朝ドラ『ばけばけ』と大活躍だった髙石あかりさんです。この方は「笑顔」の引き出しがめちゃくちゃ多い役者さんだと思っています。単に「笑っている」という事ではなく、照れ笑いや泣き笑いといったニュアンスの違う笑顔を上手く表現される印象を受けます。表情筋の使い方なんですかね?来年以降も『ばけばけ』は続きますし、2月公開の映画『禍々女』にも出演しているようなのでしばらく注目は続きそうです。

ベストアクション賞

お次は今年のスクリーンを賑わせたアクションシーンの数々を振り返ります。

総合部門

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

総合部門はいわば今年のベストアクション映画という位置付けとなる作品。まぁ今年はコレでしょう。

まずキャラクターそれぞれ戦闘スタイルに個性があったのが評価ポイントです。年寄り衆はいわゆるクンフーを使った戦闘スタイルを取りますが、若い衆はハンマーだナイフだの結構ラフプレーな戦闘スタイルという世代間での違いが見られましたし、それぞれ被りが見られないところも飽きさせない作りになっていたかと思います。

また登場キャラクターが皆強いというのもテンションがアガる。敵味方どちらのボスも後ろでふんぞり返っているわけではなく、前線に出張ってちゃんと戦うというのが面白かった。ビジネスでもそうじゃないですか。リモートで指示だけ飛ばしてきて現場のリアルが見えてない上司よりも現場へ出て来て一緒に対処してくれる上司の方がよっぽど頼りになりますよね。

格闘部門

『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』より伏線回収ファイト

殺し屋モキュメンタリーシリーズの最新作。劇場作品として3作目でしょうか。毎回凄まじい格闘戦を披露してくれますが、今回はより一層気合いが入ってました。

色々あって元京都No1の殺し屋とその1番弟子と決闘する事になった殺し屋の国岡&真中ペア。この決闘がよく出来ていました。はっきり言ってしまうとこのブチアガる格闘戦のために用意されたストーリーという事にはなりますが、ドロップキックや金的といった伏線が真中さんの一挙手一投足により綺麗に回収されていく様には感極まりました。

っていうかドロップキックマンって改めて何なんだよw 観てる間は妙に説得力のあるキャラ造形だったので気になりませんけどね。字面だけだど意味分からないですねw

射撃部門

『エディントンへようこそ』よりラストの銃撃戦

まさかのアクション映画ではない枠からの選出です。恐らく私が銃撃戦に求めるのは派手さ以上に銃器描写の丁寧さなのかもしれません。まず銃器によって人体の破壊され方が異なるのをしっかり見せてくれます。そりゃブローニングM2で撃たれりゃ足は砕け散りますわ。地面や金属に弾が当たった時の跳弾音も良し。銃撃と跳弾、薬莢が落ちる音以外は主人公の荒い息使いだけで静寂が広がる緩急も良し。カメラワークも良しでクオリティの高い銃撃戦に仕上がっていました。

またAR(あれはHK416かな?)を構えるホアキン・フェニックスもどっしりとしていて良かったです。あんな過呼吸状態で良く応戦出来るよね、射撃スキルが高いキャラクターである事は中盤あたりで匂わせてはいたので納得ではありましたが。

火炎部門

バレリーナ:The World of John Wick』より火炎放射器vs火炎放射器

単独リーグを開催し単独優勝という事になりますが物語の終盤、主人公イヴさんとボスの右腕ポジションが火炎放射器で撃ち合うという世にも珍しいファイト。炎が舞う中、先に火炎放射器の燃料を切らしたイヴさんは、次に手に取ったのが消火用のフォース。火炎と放水がぶつかり合う様はまるでアニメキャラクターが必殺奥義を炸裂し合っているかのようなバカっぽさに拍手喝采です。よくもこまぁんな事を真面目に映像しようと思ったもんだ。

主演のアナ・デ・アルマスがインタビューで「106人くらい焼いたと思う。1人目は怖くて泣いた。でも残りの105人は平気」という常識では考えられない発言を含めての受賞になります。

流行語大賞

今年の世の流行語は「働いて、働いて~」とか言う誰が使っているやも分からないプロパガンダ色の強いものでしたが、まぁそんな戯言は気にせず今年つい口にしたくなった台詞を発表です。

まずは『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』より

硬直!

敵のボスの右腕 王九のキメ台詞。気功の術式なのか仕組みはよく分かりませんが、これを唱えて皮膚を強固にする事で打撃や刃物による攻撃をノーダメージでやり過ごせるというチート能力。いやこれは絶対小学生、中学生の間で流行るでしょう。とりあえず硬直しておけば攻撃が効かなくなるんですから皆やりたがるに決まっている!だって30手前の私がそうだから…って私がガキなのかw

そしてもう一つが『国宝』より

芸があるやないか

俺には守ってくれる血がない…と怯える吉沢亮に対して横浜流星が放つワンフレーズ。今年を代表する話題作という事もありますが、落ち込んでいる人に言ってみると良いかも。血筋という伝統や生まれ持った才能はなく、芸という技術が武器になるだろという意味でたたき上げ根性に火を付ける事が出来るかもしれません。働くのも良いけど芸を身に付けてこうや。

ベスト予告編

最後は心躍る予告編です。

『SISU2:Road to Revenge』

日本での公開の期待を込めて選出致します。人間が勢い良く吹っ飛んでいたり急降下爆撃をトラックで搔い潜ったりドラムマガジンサブマシンガンを二丁乱射したりと予告の時点で抜群の面白さ。予告の最後では弾道ミサイルに手出してましたよね?流石は一人殺人部隊です。ワンちゃんも居るよ。

また前作ではナチスの残党が敵でしたが今回はソ連兵が敵に回るご様子。そのソ連兵を引き連れているボスがスティーブン・ラングだというのも激アツポイントです。だってジジイvsジジイの一騎打ちが確定案件という事じゃないですか?テンションブチアガるに決まってます。

なお前作『SISU/不死身の男』(2022年公開)の日本版予告も最高に面白かった事もあるので、日本公開が決まった折には日本公開版の予告にも期待したいところです。

www.youtube.com

↑これを観まくればワンチャン日本公開決まんねーかな。”やたら日本からのアクセス多いぞぉ?”みたいな流れで。

まとめ

以上が今年を締めくくる2025年のベストでした。

さて、来年はまたしてもジェイソン・ステイサム主演映画で幕開け。今度は建設現場の職員として暴れる『ワーキングマン』の公開がありますが、個人的には傑作『悪魔のいけにえ』の4Kバージョンが上映される事が直近一番の楽しみ。劇場では観た事がなかったので、ついに対峙する事が出来る喜びが待っています。ステイサム&レザーフェイスと賑やかな新年となりそうです。

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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