さぁ2024年ベスト映画企画の総決算の後半は様々なベストを選出をしていきましょう。こちらもややネタバレがあるかもしれないので注意です。
↑本チャンであるベスト10はこちら

↑今年買った前売り券。えっフュリオサが2枚?それは見間違いでしょう…ってあれ!
"うーむ"な映画賞
まずは禊のお時間です。個人的に頭を抱えてしまった作品をピックアップ。盛大に貶しますので、該当作品がお好きな方には先に謝っておきますね。ごめんなさーい!
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
アクション俳優大集合のお祭り映画第4弾!のはずが、何とも集まりの悪い忘年会みたいな映画に…。この作品を端的に表現するならこれです「スタローン、やる気出せよ!」
いつの間にこんなフェス感と肉密度が目減りした閑古鳥作品となってしまったのでしょう。1作目からのメンバーは作品を追うごとに減少していき、完全にステイサム頼み。ステイサム一人で頑張ってしまうと、それは”ステイサム映画”になってしまうのです。勿論それでそれで面白いにしても、エクスペに求めている興奮ではありません。
今や筋肉が大集合するお祭り映画の様相を呈しているのは「ワイルドスピード」シリーズ。ってかワイスピの方にもステイサムが居るじゃんか!ハリウッドのアクション映画自体がステイサム頼みなのか?スタローンとその御一行は負けないで欲しい!白いタオルを投げ込まれるには早いですよ!
恐らく多くの方が2024年のベストに挙げそうな無責任アメコミヒーロー映画。まぁ総合的には楽しめました。ただ問題はオープニング。確かにあれはある意味“無責任“。
だって『LOGAN/ローガン』(2018年公開)へのアンサーがそれですか?あのオープンクレジットばっかりはまったく笑えませんでしたし、センスも感じられませんでした。よく漫画アニメの実写映画に対して原作ファンが口にしそうな「作品に対するリスペクトが感じられない」ってやつです。ジャックマンはあのシーンについてどう思っているのか問いたいですし、ジェームズ・マンゴールド監督が怒るのも当然です。
はい、ネガティブな話は終了!今年はハマらなかった作品が少なかったように思えますが、ハマる/ハマらない以前に記憶がおぼろげな作品がちらほらあるのは悪しからず。
ベストアクト賞
ここからは今年名演を見せてくれた役者たちをチェック。演技に順序が付けられるほどの見識は持ち合わせておりませんので、順不同で列挙していきます。
『異人たち』&『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』より
両極端なタイプどちらのキャラクターでも魅了 ポール・メスカル
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』より
※池松壮亮はTVドラマ『うみのはじまり』も良かった
『哀れなるものたち』&『憐れみの3章』より
ランティモスとタッグを組むとここまで振り切れるのか エマ・ストーン
『ザ・バイクライダーズ』より
その喋り方、イントネーションが絶妙過ぎる ジョディ・カマー
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』より
確かな眼力で表情豊かなイマドキ殺し屋を演じる 髙石あかり
『ゴジラ×コング 新たなる帝国』より
まさか人間より表情豊か?言葉がなくてもしっかり伝わる表現力 コング
『クワイエット・プレイス DAY1』より
可愛い、賢いを兼ね備えた才色兼備の名脇役 ネコちゃん
人外までもが乱立するカオスなラインナップとなりました。これこそ多様性ですね!コングさんに至っては『ゴジラvsコング』(2021年公開)の際も選出していたはず。もう演技派名俳優ですよ、次回作でも選出されれば殿堂入りは確定です。
ベストアクション賞
お次はの今年映画界、というか私を沸かせたアクションシーンの振り返りです。
総合部門
『マッドマックス:フュリオサ』より
ウォーリグvsモーティファイファー派
これは映画の中盤、イモータンジョー率いる軍団で一番のドライバー ジャック率いるウォーリグの部隊と本作一番の出来る男 オクトボス率いるバイカー軍団 モーティファイファー派のチェイスシーンです。
これぞ「マッドマックス」名物の超絶アクション。そのスピーディーで躍動感溢れるチェイスの右に出る作品はありません。モーティファイファー派は、パラシュートやグライダー、砂を滑るスキー靴のようなものを使用し空中攻撃も展開。「怒りのデス・ロード」での棒飛び隊といいアイディアの引き出しが卓越してますし、ジョージ・ミラー監督は人間が空中に舞うアクションが好きなんだなぁと。
格闘部門
『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』より
深川vs冬村 チンピラ追走格闘戦
この映画自体が今年のベスト格闘戦映画かと思いますが、特に白眉だったのが序盤。杉本&深川コンビが宮崎県庁で冬村と鉢合わせ。そこからターゲットであるチンピラの命を巡る争奪戦の開始です。
ターゲットを追いかけながら格闘戦を繰り広げるという忙しいアクションシーン。追走ながら殴り合うという状況に加え、廊下や階段の吹き抜けといった空間が限定されている事によって、今まで観た事のないような人間の動きがスクリーンを躍動します。こんなに人って動けるんだ…異次元です。
射撃部門
『バッドボーイズ RIDE OR DIE』より
ワニ園でのドンパチ
映画のラストマッチ。敵がアジトにしていたワニ園でまさに「ドンパチ」という言葉が相応しい華やかなガンアクションを見せてくれました。シリーズの代名詞ともいえるシルバースライドの拳銃(SIGp226)が火を吹き、アサルトライフルやロケットランチャーも大活躍。至る所から火花が散りまくるその光景を観て”こういうアクションほんとうに減ったよなぁ”としみじみしてしまいました。色々あったウィル・スミスもこれで汚名返上です。
動物部門
先程の「バッドボーイズ〜」にはワニが出てくるし、猿の神やライオンの力を得たダークヒーローが戦いに身を投じ、『落下の解剖学』で名演を見せたワンちゃんはアカデミー賞に出席したり何かと動物たちが大活躍だったのを記念した部門。こちらを手にしたのは…
『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』より
凶暴猿?とのステゴロマッチ
なんですか、あの犬なのか猿なのか分からない風貌の動物は!どうもヒヒらしいですが、急に変な見た目の動物の登場に少々困惑。そんな得体の知れない動物とメルカルさんが取っ組み合いをするトンデモアクションでした。メスカルさん、そいつに対して噛み付き攻撃を繰り出す始末…臭くないのかっ!まぁそんな事考えてる暇はないか。
流行語大賞
世間での流行語大賞は「ふてほど」らしいですがんっ?「ふてぶてしい保土ヶ谷」?いや、最初に目にした時は何を意味しているのか本当によく分からなかった。もう少し日常会話の中で使用されるワードじゃないと無理がある気がします。三省堂が出していた今年の新語「言語化」の方がしっくり来るよ。
まぁ世間の流行語はさておき、個人的に心に残ったワードの発表です。
『デューン/砂の惑星 Part2』より
リーサンアルガイ〜ブ
本作の内容自体はあまり好みでは無かったのですが、この言葉がやたらと記憶に残る1年となりました。確か「英雄」を意味する言葉だったかと思いますが、ハビエル・ヴァルデムがこれを事あるごとに連呼。私の耳にタコが出来たという事で受賞でございます。
さらにもう一発はこちら。
『ソウルの春』より
貴様の首を戦車で千切ってやる!
ムカついた奴に一度は言ってみたい言葉で賞です。無論、韓国語が理解出来るわけではないので字幕での表現を通してになりますが「踏みつぶす」や「吹っ飛ばす」ではなく「千切る」というなかなか独特なニュアンスの訳され方が印象に残りました。
しかもこの発言、まさかのほぼ実話。モデルなった人物は実際に「お前を戦車で木っ端微塵にしてやる」と発言をしたそうですよ。何だかスケールがデカすぎる悪態です。
ベスト予告編賞
最後は今年最も心に残った予告編です。
『クレイヴン・ザ・ハンター』
映画の内容自体は何とも言えませんでしたが、予告は面白かった。もはや予告だけで充分だったぐらいの感覚です。
何しろ「血の果てまで、狩り尽くす。」これです。こんな惹句を目にしたら観に行きたくなるに決まってるじゃないですか。SSUのシリーズから遠ざかっていた私を一気に引き戻したこのキャッチコピーだけで優勝です。さらにマッチョなアーロン・テイラー=ジョンソンが森や動物の群れの中をダッシュしまってるのにも心踊りました。腕白小僧かっ!
まとめ
以上、今年の締めくくりとなる2024年映画の諸々のベストでした。今年も何とか年内に間に合ったぁ。とりあえずこれで安心して年が越せます。
さぁ来年は『ロングレッグス』が公開されるのが現状一番の楽しみ。他は何があるかなぁ…まぁとりあえず1月は『劇映画 孤独のグルメ』と『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』に備えましょう。
という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。