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第232回:映画『またヴィンセントは襲われる』感想と考察

今回は現在公開中の映画『またヴィンセントは襲われる』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

目と目が合ったら恋愛が始まる…なんてロマンティックな話じゃなく殺し合いが始まるフランス産不条理サバイバルドラマ。

デザイン会社で働くヴィンセント(カリム・ルクルー)。ある日突然インターンの学生にPCで殴られる。原因が何だか分からないまま、次の日には別の会社の同僚にも襲われてしまう。加害者たちはいずれも襲撃時の記憶を失っており、ヴィンセントは見ず知らずの他人からも攻撃されるように。やがて「目線が合うと襲いかかってくる」という法則に気づき、生き残るための逃走生活が始まる。

監督はステファン・カスタン。Netfilxで『群がり』(2021年公開)に役者として出演しているようです。あぁ何かサムネがイナゴまみれなやつか…。私、虫が苦手ですのであれは観られないだろうな。

「見る」行為の危うさ

よく人と会話をする時は目を見て話せと言いますし、それこそ視線がしばらく合ったらそれは恋を始まりだなんてロマンティックな事をぬかす奴もいるかもしれません。しかし世の中には「メンチ切る/ガンを飛ばす」や「視姦」といった見る行為自体が相手への攻撃になり得る事があります。このシンプルな仕掛けを使った作品だと『NOPE/ノープ』(2022年公開)を思い出さずにはいられませんが、本作観ていて私自身の経験も頭を過りました。

ある時、道をボーっと歩いたんですね。すると正面からこちらに向かって男性が歩いて来て、その人と偶然2~3秒目が合ったんです。まぁこちらは特に気にする事はなくすれ違おうとしたわけです。しかしその男、すれ違いざまに私の足元を狙って唾を飛ばしてきたんです。幸い俊敏な反射神経(ではないだろw)のおかげで回避する事が出来ましたが、何かが気に入らなかったのでしょう。嫌な思いをしたものですし、以後正面から人が来ている時は視線を逸らす意識をするようになりました。

まさにヴィンセントさんが見舞われる不条理は、この私の体験の極限状態です。視線が合うだけで殺意を向けられるという恐怖。原因は何なのか?逆に視線が合っても殺意を向けてこない人が居るのはどうしてか?といった分からない事が多いのも恐怖に拍車をかけます。やっぱり”分からない”ってのが一番怖いんですよね。対処のしようがないので。もう観てると”犬しか信用出来ないじゃん!”って人間より動物の方がマシだと思えるような映画でした。

まとめ

以上が私の見解です。

世にも奇妙な物語」っぽい話にゾンビ映画要素を足したような作品で思ってたよりもかなり面白かったです。緩やかに、でも確実に世界の崩壊が進んでいく様は黒沢清監督作品も彷彿とさせます。それに意外とシュールな笑いがあるのも良い。だってあのスーパーのシーンは笑うしかないでしょ、みんな必死過ぎるw

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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