今回は現在公開中の映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

↑このポスター、良い
イントロダクション
かつて香港に実在した要塞都市 九龍城砦を舞台にしたアクション映画。
80年代の香港。密入国をしてきた陳/チャン(レイモンド・ラム)は、訳あって大ボス(サモ・ハン)率いる黒社会の組織に目を付けられてしまう。追っ手から逃げ迷い込んだ場所は、黒社会が覇権を争う要塞都市 九龍城砦。そこで出会った龍捲風/ロンギュフォン(ルイス・クー)を始めとした住民に救われ友情を深めていく。しかし大ボスたちの魔の手が迫り壮絶な戦いへと身を投じる事になる。
監督はソイ・チェン。この方の作品は一つも観てないですね。調べてみると『リンボ』(2021年公開)が面白そう。日本では東京国際映画祭で上映されただけで、一般公開はまだされていない様子。とりあえず『ドラゴン×マッハ!』(2015年公開)を観ようか。
出演者に関しても香港映画には疎い私なのでピンとくる方が居なかったのですが、詳しい方にとっては結構な豪華メンバーのようですね。あっでもサモ・ハンはすぐ分かりましたよ。そりゃそうだという話かもですが。
興奮泣きの傑作
まず最初に言っておきますとこれは大傑作です。少しでも興味をある方は、今すぐ走って観に行くべき案件。上映規模が少ないのが勿体無さ過ぎます。
正直、ストーリー自体は”そんな馬鹿なっ!”とツッコミたくなる展開もありますし、登場人物は非常にマンガっぽ過ぎるとも思いました。(マンガっぽいのは原作コミックがあるらしいのでそりゃそうか)しかし、単に漫画を実写化させたような安っぽい大衆作品には見えません。非常にリッチな仕上がりで登場キャラクターには説得力がありました。
リッチな仕上がりの所以はセットやロケーションの圧倒的良さでしょう。なんですか?あの九龍城砦の街並みは。入り組んだ狭い路地と至る所へ伸びた配管。スチームパンク味溢れる風景は私にとって新鮮でしたが、当時を知る人にはノスタルジーに映るのかもしれません。日本で例えると軍艦島に似た様相でしょうか?軍艦島の話題でいえば近頃『海に眠るダイヤモンド』というTVドラマがあり、本ドラマもセットに力を入れてるなと感じてましたが、これを観せられちゃうとねぇ…降参です。
またキャラクターの説得力に関しては、魅力的な役者陣によるドラマだと思います。マンガっぽいキャラとは書きましたが、彼らが織りなすのは仁義と人情とそれらのバトンの継承です。こんなテーマのドラマを見せられたらテンション上がるに決まってます。特に良かったのは砦のリーダー龍兄貴。人情味溢れるキャラでイケオジなフェロモンも凄かった。
そして何と言ってもアクションのハイパーインフレ具合。恐らく今年は本作を超えるアクション映画はまず無いと思います。スピーディーかつケレンのあるアクションの数々と登場キャラが皆強い&戦闘スタイルに個性があるのも飽きさせないポイントになっています。いや、だってあの大ボスの腰巾着ですよ。ムカつく笑い方をする単なるイキり兄貴かと思ったら、滅茶苦茶強いじゃないですか。「硬化!」って言った時は、思わず“嘘だろ!”が口から漏れてしまいました。ラストバトルに至っては私、興奮し過ぎて涙を流す始末。『NOPE/ノープ』(2022年公開)以来久々の興奮泣きとなりました。
まとめ
以上が私の見解です。
いやぁーこれは想定外。こんな面白い映画に1月の時点で巡り合ってしまって大丈夫だろうか?ちょっと2回目鑑賞を検討します。
また謎に日本要素が多かったのは笑った。日本のエンタメって人気あったんだ。冒頭でいきなり荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」のイントロが掛かってびっくり。カバーされてるのかい!そしてフェイスガードを付けたパワー系お医者さん。顔を怪我する以前は田原俊彦に似てたらしいですが…いや似てないだろ!寧ろもっと男前じゃない?っていうと田原俊彦に失礼だけど。
という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。