今回は現在公開中の映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

イントロダクション
アメリカの出版会社 マーベル・コミックス初のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」を一代フランチャイズ MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズが満を持して映画化。ここから一応フェイズ5に突入するのかな?もう区切りが分からなくなってきたぞ。
宇宙での事故に巻き込まれ特殊な能力を得た科学者ヒーローチーム「ファンタスティック4」。伸縮自在の体を操るリーダー リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(ペトロ・パスカル)とその妻スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(ヴァネッサ・カービー)は、エネルギーシールドを使いこなす。そしてスーの弟ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(ジョセフ・クイン)は、炎をまとい高速で空を飛び、リードの親友ベン・グリム/ザ・シング(エボン・モス=バクラック)は、岩のような身体と怪力を持っている。世界中から信頼される彼らは、スーの妊娠によって新たな家族が加わる事になるが、その最中地球規模の脅威に見舞われる。
主演は一応ペトロ・パスカルって事になるのかな?最近ですと『グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声』(2024年公開)にも出ていましたが、やっぱりNetfixシリーズの「ナルコス」ですよ。あぁまだシーズン1しか観てないよ、面白いのに。っていうかグラディエーターⅡにはジョセフ・クインも出てましたね。ヤバい双子の皇帝役でした。
なお、個人的注目はポール・ウォルター・ハウザー。でたっ!『アイ・トーニャ』(2017年公開)のマザコン妄想野郎!『リチャード・ジュエル』(2019年公開)では愚直な正義感を持つ主人公を好演していた良い役者さんです。もしや「アベンジャーズ:ドゥームス・デイ」にも参戦しちゃったりする?期待大ちゃん。
もっと伸びろ!
さぁ鬼滅の刃が幅を利かせる中で公開となったMCU作品。上映回数が限られているせいかいつも以上に混み合っている印象があり、MCU作品の人気の手堅さは感じました。だたねぇ…何でしょう。もっと出来る、いやもっと伸びろと思う作品でした。
まずは序盤。現在公開中の『スーパーマン』と同様に導入部はほぼカット。ヒーローのオリジンを語るのを止めたスタイルが流行りなんでしょうか?この事は『スーパーマン』を扱った際にも少々文句は言いましたが、本作と比べると上手くやっていたのだと思います。唐突感と言いますか本作は唐突に始まる割りテンションが高くないので気持ちがもってかれませんでしたし、キャラクターたちの魅力も伝わりづらい印象がありました。
また世界中の市民の皆さんの優しく物分かりが良すぎる点も気になりました。そりゃ世界規模の危機に対して世界中が協力して対処するのが理想ですけど、あまりに楽観的な描き方に見えました。まぁ社会情勢の意識し過ぎるとそれはそれで辛気臭くなるので、そこは難しいバランス感だとは思いますが。さらに2005年『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』の方にはあったはずの周りの人間とは異なる能力や容姿である事に葛藤する描写がないのもどうでしょう?市民の皆さんの物分かりが良いからか、異なる能力や容姿に対して嫌悪や畏怖を抱くような人物が一切出て来ません。思えば敵も含めて性根の腐ったクソ野郎みたいな性格のキャラクターが登場しない非常に人畜無害な映画。ユートピアが過ぎます。恐らく良い人たちしか出て来ない作品を好むという若い客層ウケを狙ったのかもしれません。
そして伸びるといえばMr.ファンタスティック。もっと伸びろよ!ギャラクタスにサロンパスみたいに引っ張られて服が破けそうになってるシーンは良かったですが、こうしたシーンをもっと入れるべきでしたよ。せっかく伸びるんだからビンビンにノビてこうぜ!
まとめ
以上が私の見解です。
あぁ文句しか言ってないぞ、申し訳ない。予告を見た感じ期待していただけに残念な感想となりました。褒めるところとしたらレトロフューチャーな世界観は良かったと思いますよ。衣装も全体的に洒落ていて美術に気合を入れているのはよく分かりました。たださ、これが出来るんだったら『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年公開)でもちゃんとやれよと思いました。って結局文句になってしまった…ダメだこりゃ。
という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。