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第283回:映画『シンシン/SING SING』感想と考察

今回は現在公開中の映画『シンシン/SING SING』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

アメリカに実在するシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を題材にしたヒューマンドラマ。

無実の罪で収監されたディヴァインG(コールマン・ドミンゴ)は刑務所内の更生プログラムである演劇グループに所属し、プログラムに参加する仲間たちと共に演技や脚本を書く事を楽しんでいた。そんなある日、素行が悪く問題児として名高い通称ディヴァイン・アイことクラレンス・マクリン(本人役)がグループに参加することになる。

主演はコールマン・ドミンゴ。どっかで見た事あるなと思って調べてみると去年公開の『カラーパープル』のリメイクですよ。ミスターと呼べって偉そうな奴。また『マ・レイニーのブラックボトム』(2020年公開)や『キャンディマン』(2021年公開)にも出演しているようなので、知らず知らずのうちに結構観てるんだな。

なお、ディヴァイン・アイを始めシンシン刑務所の元収監者で舞台演劇プログラムの卒業生及び関係者が多数出演しています。刑務所であろうと人前で演じてきた事には変わらないメンバーですから、素人らしい不自然さは一切感じませんでしたね。

芸術は希望

最初タイトルを目にした時は“パンダみたいな名前だなぁ”とかアホな事を考えてましたが、何とニューヨーク州に実際ある刑務所の名前。そんな刑務所へ収監され、そこで演劇と出会った方々が映画に出演しているのが本作のネックとなります。

前述で触れた通り素人臭い雰囲気はなく、はっきり言ってどの方がプロの役者でどの方が元収監者か判別は出来ませんでした。勿論演技指導といったものはあると思いますが、ここまでギャップなくナチュラルに見えたのは驚きでした。例え前科があろうとも映画への出演ができ、映画祭のような華やかな場で賞賛を受ける事が可能なんだというのはアメリカンドリーム的な価値観でしょうし、実際行われている演劇の更生プログラムが有効である事を体現する形にもなっているというのは面白い試みに思えました。

こんな事を書いていると、改めて人間が人間らしく居られる所以は文化芸術なんだろうと思います。中盤ぐらいにメンバーの一人が「演劇に関わっている時間が人間に戻れる瞬間だ」みたいな事を話ていた通りではありますが、人間とその他生物の決定的な違いって芸術的な感性を持ち合わせているかどうかではないでしょうか。しかしこの感性は昨今の世知辛い社会でぞんざいな扱いをされているように感じます。コスパやタイパが悪いと決めつけ蔑ろにする実利主義を語る連中が沢山いますからね。そんな人たちにこそ本作を観てもらい、文化芸術が希望となるんだと感じて貰いたいものです。

まとめ

以上が私の見解です。

ここ最近は拳と弾丸飛び交うようなバイオレントな作品ばかりが続いていたので、久々に真面目な映画を観た気がします。真面目な映画という事もあり何だか全体的に説教臭い感じになったなぁ。まぁ毎回”銃カッケ~、爆発イェ~イ”みたいな話ばっかりしてるとバカだと思われるのでこういうのも大事だぞ!

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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