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第279回:映画『ロングレッグス』感想と考察

今回は現在公開中の映画『ロングレッグス』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

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イントロダクション

去年米国で話題を集めスマッシュヒットを叩き出したサイコスリラー。『SMIL2』や『テリファー3』等、何だか昨今のアメリカではホラー系統作品が元気いっぱいです。

1990年代のオレゴン州。FBIの新人捜査官リー・ハーカー(マイカ・モンロー)は、抜群に働く”刑事の勘”を買われて未解決連続事件の捜査を任命される。事件は父親が家族を殺害した末に自殺しており、犯行日時が家族の一人娘の誕生日が近い事。そして犯行現場には暗号を使って記された「ロングレッグス」という署名入りの手紙が共通していた。捜査を進める内に彼女の下へもロングレッグス(ニコラス・ケイジ)からの手紙が到着する。

監督はオズグッド・パーキンス。オスグッド病みたいな名前な事は置いておいて、お父様は『サイコ』(1960年公開)でノーマン・ベイツを演じたアンソニー・パーキンスというサラブレッドな方。ちなみに次作である『The Monky』の日本公開は9月予定。おもちゃの猿が殺戮を繰り広げるみたいなので楽しみな作品です。

主演はマイカ・モンロー。この方と言えば『イット・フォローズ』(2014年公開)でしょう。あれも変なホラー映画でしたね。あっ『ザ・ゲスト』(2014年公開)にも出てたよね?何でしょう、その方面の御用達役者さんって感じです。

そしてみんな大好きニコラス・ケイジです。現在怒り狂ったニコケイが車に乗って来るサスペンス映画『シンパシー・フォー・ザ・デビル』も公開中なので、時間が合えばニコケイ連チャンが出来ちゃうんですよ。最近Netfilxで配信が始まった吸血鬼コメディ『レインフィールド』もあるのでお祭り状態です。

人を選ぶいちばん怖い映画

さぁー今年もっとも期待していた作品がついに公開しました。予告の時点でビビっと来ましたし「ここ10年でいちばん怖い映画」なんて素敵な誇張惹句まで付いています。では本当に怖いのか?個人的には怖かったという感想よりも面白かったが勝りました。

何しろサイコ&オカルトホラーのごった煮状態が嬉しい。1991年公開の『羊たちの沈黙』(銃を構えたハーカー捜査官を正面から撮るカットがまさしく)に1997年公開の傑作『CURE キュア』の要素が合体。ゾディアック事件を彷彿とさせる暗号文(まぁこの暗号文はギミックとして上手く活かされいませんでしたが)も登場します。この手のジャンル好きはきっとホクホクするでしょうし、”どうすか?好きなもの色々詰め込みました!”みたいな作品は嫌いになれません。それにオープニングで一気に引き込まれます。画面から見切れ妙にハスキーな声で喋るニコケイが不気味で最高。しゃがんで顔が映るぞ…の瞬間に「ジャン!」の音と共にタイトルです。ぬおぉ!良き!このオープニングが観られただけでも儲けもんだと思いました。

しかし内容自体にそこまでの真新しさは感じません。恐らくここまで怖いと騒がれた理由は、ある特定の人々にとってかなり絶望的だからだと考えられそうです。ネタバレをなるべく避けつつ言及するなら、正義や救済の使いのはずの存在が邪悪の手先としてパーソナルな領域に侵攻してくる恐怖が根幹となっています。つまり神や仏が敗北している状況を意味するのではないかと。そうなると信心深い方々にとっては大きなショックでしょう。人を選ぶ「ここ10年でいちばん怖い映画」だったわけですね。

まとめ

以上が私の見解です。

一度『CURE』についてはしっかりて語る回を設けないといけませんなぁ~と思いつつ鑑賞後は自宅で早速『羊たちの沈黙』を再鑑賞しました。随分前に観て以来だったせいか完成度の高い作品だなと感心。しかし、こんなジャンル映画寄りなサイコサスペンスが米国アカデミー賞で作品賞を受賞するのは珍しいこと。ジャンル映画は割とスルーしがちなのにね。

ってな感じで好きな要素が沢山詰まっていたので満足でしたが、種明かしの仕方だけは残念。”むかしむかし〜"って語っちゃうのは観客に対して優し過ぎません?無くても充分に伝わると思いましたが。

という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。




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