今回は現在公開中の映画『ジュラシック・ワールド 復活の大地』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

イントロダクション
モンスターパニック映画の代表的シリーズ「ジュラシック」シリーズの第7作目。前作『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』(2022年公開)から一応流れを組む新作といった位置づけです。そうか、もう7作品にもなるのか…
ベテラン傭兵のゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、ある製薬会社から極秘任務のオファーを受ける。オファーの内容は新薬開発に必要とされる3種類の巨大恐竜の生きたDNAを採取するため、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した島に侵入すること。莫大な報酬を目指して、旧友のダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)や古生物学者のヘンリー・ルミース(ジョナサン・ベイリー)と共に任務遂行にあたる。
監督はギャレス・エドワーズ。現在最も元気一杯なハリウッドのユニバース系シリーズ モンスター・ヴァースの地盤を築いた『GODZILLA ゴジラ』(2014年公開)の監督であり、ディズニー体制になってからのスター・ウォーズシリーズで唯一面白いと思っている映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年公開)も手掛けています。今作を観て思ったのが山崎貴監督と似たところがあるなと。CG/VFX畑出身というのもありますし、作風が明らかにスピルバーグフォロワーである点でも似通っています。
主演はスカーレット・ヨハンソン。ここに来て大スターを起用してきましたね。恐らく世界で最も稼いでいるであろう女優です。マーベル作品のブラック・ウィドウでお馴染みですが『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年公開)や『her/世界で一つの彼女』(2013年公開)など多彩なフィルモグラフィー。あれかな、9月公開予定のウェス・アンダーソン監督の新作にも出てるのかな?ウェス作品の常連役者だもんね。
スカヨハの出演も驚きでしたが、もっと驚きなのがマハーシャラ・アリですよ。なぜ出てるんだ?『ムーンライト』(2016年公開)や『グリーン・ブック』(2018年公開)とエンタメ大作からは少し距離の遠いイメージだったんですけどね。いや待てよ、色々あって頓挫したっぽいマーベル作品「ブレイド」の主演をやるはずだったのか。そう考えるとあまり不思議な話ではなさそうです。
軌道修正を試みた?
まぁーそりゃ新作をやるんだったら観に行きますよ。前作が本当に酷い出来栄えだったと思いますがねぇ、子供の頃に観て映画好きになるきっかけの一つとなったシリーズですからねぇ。腐れ縁ってやつです。ってな感じで割とテンション低めで観に行ったわけですが軌道修正を試みたのでしょうか。だって前作の”恐竜が全世界に溢れちゃった!”な設定はほぼ無かった事になってたし。そのため多少は持ち直し無難なところに落ち着いたと思いました。
まずシリーズの代名詞 酷い目に合う家族。もう家族キャラいい加減やめたら?と思うそもそも論は置いておいて、だいたいノイズになる子供ポジションに関しては足を引っ張るようなタイプではなく比較的落ち着いた行動を取っていたのでストレス無く観られました。それにスカヨハとマハーシャラ・アリのスター性に支えられた映画だと思いました。二人のやり取りのシーンだけ妙に気合が入っているというか。会話の中身自体はそうでもないのに流石の芸達者ぶりでした。
ただし『ジュラシックパークⅢ』(2001年公開)を薄く伸ばして焼き増しした印象のストーリーにはあまり面白味が無かったです。っていうか事の発端がスニッカーズの袋って流石に雑過ぎるだろw それに今回の目玉となる恐竜がイマイチ。見た目が恐竜というより怪獣なんですよね。恐竜映画と怪獣映画って似て非なるものだと思います。確かに物語の性質や演出は同じでもビジュアルや規模感からすると異なるもののはず。そこを一緒にされてしまうのは何だか腑に落ちませんでした。
まとめ
以上が私の見解です。
色々言いましたが、もう一人、というかもう一匹のスター俳優 ティラノサウルスさんも良かった。今回はゲスト出演ぐらいなポジションでしたが、無防備なまでの寝相で大欠伸をかました挙句に寝起きルーティンを見せてくれました。寝起きでボーっとしてたのか"なんか黄色いブヨブヨ(救命ボート)が浮いてる…おっ?上にエサのってるじゃん、よぉーし!"みたいなテンションなのも可愛かったです。
という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。