今回は現在公開中の映画『28年後…白骨の神殿』を語っていこうと思います。毎度の事ながらややネタバレ注意です。

イントロダクション
2002年公開の『28日後…』に2007年公開の『28週後…』。そして去年公開の『28年後…』に続くシリーズ第4作目。”にっぱちシリーズ”とでも言うべきでしょうか?まさかこんなにシリーズ化される作品になるとは思ってなかったな。
28年前、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延し多くの死者を出したイギリス。一人で生きる事を決意した少年 スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)だったが、、感染者に襲われかけたところをジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)率いる謎のジャージ集団「ジミーズ」に救われ、ある試練に直面していた。一方で慰霊のために人骨の塔を作り一人生き延びていたドクター・ケルソン(レイフ・ファインズ)は、感染者たちとの接近を試みていた。
監督はニア・ダコスタ。2021年の『キャンディマン』のリメイク版を手掛けた監督ですよね。うーんあんまり内容覚えてないんですよねぇ。またMCUシリーズである『マーベルズ』(2023年公開)の監督でもあります。こちらは未見、タイミングを逃して観ていませんでした。
キャストはほぼ前作からの続投者で構成。まぁこれだけ公開スパンが早いので一度に撮影をしているのだと思います。そんな中で個人的注目はジャック・オコンネル。去年は『罪人たち』でヴァンパイア軍団のボスを演じていたこともあってニヒルな悪役が板についてきた印象があります。そんな中、出演予定作に『ゴジラxコング:スーパーノヴァ』があるじゃないですか!スペースゴジラ参戦が確定した今一番アツいユニバース系統のシリーズ最新作ですよ。これは走って観に行かないと。
こんなゾンビ映画もアリ
実は前作『28年後…』に関してはそこまで印象に残らなかったといいますか、あまり好きになれなかったんですよね。サバイバルホラーとしては少し緩く感じたのは、主人公のおキッズが随分と身勝手な行動をしていたからでしょう。しかし今回は良い意味で意表を突かれる変化球なゾンビもので、断然面白くなったと思いました。
まず、骨の慰霊塔を粛々と造るイカれた医者 ケルソンさんとアルファーと呼ばれるやたらち〇このデカい怪力ゾンビ サムソンさんの交流。人間とゾンビの交流で思い出すのが『ウォーム・ボディーズ』(2013年公開)。あちらはピュアな恋愛感情がメインでしたが、人との繋がりによってゾンビから人間へ戻るという点で通底していたかと思います。肌の血色がだんだん良くなってくる感じとかね。しかし本作の方がよりプラトニックな人間関係による人間への帰化が描かれていたと思います。そうか、これがクィアネスってやつなのか。
また、残虐テレタビーズこと”ジミーズ”も良かった。押し入り、拷問殺人、強制的な決闘などとにかくやる事が野蛮な集団ですが、そうする事でしか生き残れない儚さも感じられました。恐らく文明崩壊から28年が経っているという設定なので、ジミーズのメンバーのほとんどは文明社会を生きた経験が無いんですよね。だからジミー・クリスタルが言う事を鵜呑みにするのも分かります。あれが陰謀論に憑りつかれたカルト集団に見えるのは、文明社会を生きる私たちの価値観なわけですから。ジミー・クリスタルが完全な悪党には見えず、どこか少年っぽい純粋さがあると感じられたのもこれがポイントになっていたかもしれません。
まとめ
以上が私の見解です。
あっ本シリーズって3部作なんですね。まだ続くような終わり方、そしてあの人が登場したので、次回作はあの人がメインの最終章という事になるのでしょう。もう撮影してるのかな?一体次はどんな変わり種なゾンビ映画を見せてくれるのでしょうか。
という事でこの辺でお開きです。ありがとうございました。