★今年私はお正月3が日を過ぎた4日、暮れにラインで山口のWさんと約束していた映画「国宝」を観に出かけました。当日券でギリギリに出かけたので席は前から二列目でした。前一列目が空いてるだけの満席状態でした。
長崎で任侠の父を抗争で亡くし敵討ちに失敗して在阪の歌舞伎役者の名優(渡辺謙)を頼って出てきた喜久雄(吉沢亮)と同い年の息子俊介(横浜流星)は共に高校に通いながら父親の厳しい指導で歌舞伎役者として成長。同じ道を目指すライバルであり苦労を共にする親友でもあるという二人。あざなえる縄の如く、歌舞伎の名場面の美しい映像と共に、二人の艱難辛苦、毀誉褒貶の役者人生が描かれます。
たまたま昨年末ごろ、Netflixだったかで同じ李監督の「フラガール」を久しぶりに見ました。コチラは、福島県の常磐炭鉱が舞台で、炭鉱の大規模縮小で働いていた人たちが職場を失うという社会的な背景がきっちり物語に組み込まれた上でハワイアンダンスに取り組む人たちが描かれます。蒼井優さんの見事なフラダンス。「国宝」の若手二人の俳優が演じる歌舞伎の踊りと重なります。俳優が長期間の訓練を経て本格的な踊りをマスターする過程という点で、20年の隔たりは有りますが、2つの映画は共通しています。
★フランスで公開された「国宝」の評価が報告されています:
★「国宝」フランス公開 全国紙で5点満点、長尺ネックで動員やや苦戦も鑑賞者&批評家からは高評価 : 佐藤久理子 Paris, je t'aime - 映画.com
いずれにしても、鑑賞者の反応は批評家も含めてかなり良い。映画サイト、ALLOCINEの統計によれば、マスコミ評価の平均は5点満点中3.7。一般観客の評価の平均は4.2。
・5点満点を付けた全国紙ル・パリジャンは、「この大河ドラマのように壮大な映画は、マーティン・スコセッシを彷彿させる熱のこもったテンポと、主演俳優ふたりの頂点を極めた演技、非凡な演出の結晶である。素晴らしい」と絶賛。
・他にも「芸術家になるために必要な恩寵の代償と犠牲の両方に疑問を投げかけることで、李監督は偉大で繊細なスペクタクルを提供すると同時に、深く感動的な寓話を生み出している」(プレミア)、
・「おもに京都で撮影された本作は、舞台美術における再現の質の高さが光る。日本文化の愛好家は細部の豊かさと洗練されたセットや衣装に目を見張るにちがいない」(パリマッチ) 、
・「2時間55分という長さと、いくつかの欲求不満をもたらす物語的省略にもかかわらず、成功の裏にある陰の部分と芸術の継承について、視覚的に素晴らしいフレスコ画を織り成している」(ル・ポワン)といった声が上がっている。
★久保純子さんの「国宝」鑑賞レポートです:
「国宝」をNYで鑑賞。ニューヨーカーが気づいた「日本ならでは」の表現
久保純子さん、懐かしいですね~、元NHKのアナウンサーで1998-2000年の紅白歌合戦で紅組の司会者も務めた方ですが、ニューヨーク在住10年目とかで、そのNY便りの中で映画「国宝」について、こちらで:「国宝」をNYで鑑賞。ニューヨーカーが気づいた「日本ならでは」の表現 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]