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来年の大河ドラマと「月9」「土曜ドラマ」と「どうせ死ぬならパリで死のう」

◎1995年3月20日地下鉄サリン事件から30年です。オウム真理教がまた話題になっていますが、ヨガを始める時と終る時、両手を合わせて正座、もしくは胡坐をかいた姿勢でオームと唱えます。30年前の事件当時、先生はオームはサンスクリット語の呪文でキリスト教の「アーメン」と同じようなものですと仰っていました。当時、漏れ聞こえて、オウム真理教に関係のあるアヤシイ集団だと思われるかも…という心配が現実的だったわけですが、あれから30年です。30年前、高学歴の青年たちが見るからに不衛生な部屋で集団で生活していたことに驚いたものです。

私にとって1995年の3月と云えば、ピアニストブーニンさんとロンドン・フィルハーモニーの指揮者だったウェルザーメストさんとの初共演が実現して、その演奏会が神戸や大阪、東京で予定されていました。1月17日に阪神淡路大震災があって、ブーニンさんは、1986年にチェルノブイリ原発事故で被曝した子どもたちが日本でお世話になったからと、恩返しのボランティアにも勤しんでおられました。私はファン仲間と一緒に大阪と初めての東京のチケットを入手していました。その直前の20日オウム真理教地下鉄サリン事件で大勢の犠牲者が出て大事件になりました。

3月21日神戸 ブーニンさん、稗田小学校でボランティアのピアノ演奏

  23日広島 ブーニン∔メスト∔ロンドンフィル

 24日大阪 25日名古屋、26日東京(サントリー

30年前の3月26日の東京公演を聴くための上京は、後ろめたさを抱えながら『楽しむ』という初めての体験でした。

来年の大河は「逆族の幕臣

今月3日には27年の大河ドラマの発表があり、「逆族の幕臣」で主演は松坂桃李さん。

★119エマージェンシーコール 月曜夜9時

いわゆるフジテレビの「月9」ですが、「119番、消防です。火事ですか、救急ですか

と尋ねて、救急車か消防車かを確かめて手配する消防局の通信指令センターが舞台で、その電話を受け取って、的確な情報を得て指示を与える指令菅制員を、30歳で初主演の清野菜奈さんが演じています。

私の父は102歳で、母が101歳で亡くなっていますので、二人の晩年はこの救急の電話に何度かお世話になりました。かけた電話の最初に、「火事ですか? 救急ですか?」と問われると、ひとまず、一呼吸を…と我に返ることが出来ました。

★リラの花咲くけものみち NHK土曜ドラマ 2月1,8,15日

このドラマは、藤岡陽子の同名小説を原作としており、北海道の大自然を舞台に、獣医師を目指す元ひきこもり少女の青春物語を描いています。脚本は水橋文美江が担当し、主演は山田杏奈です。全3話で構成されており、原作は第45回吉川英治文学新人賞と第7回未来屋小説大賞を受賞しています。

日本アカデミー賞では「正体」で助演女優賞を得た山田杏奈さんが主演。元引きこもりながら、仲間や先輩に助けられながら新しい体験を重ねて少しずつ殻を破って一歩を踏み出す少女と見守る仲間や祖母。北海道の大自然と動物と人間。青春の一時期がみずみずしく描かれていました。

★水平線の歌 NHK土曜ドラマ 3月1,8日

大林賢次(阿部寛)は東日本大震災で妻・早苗(松下奈緒)と娘を失った。津波で亡くなった人の霊がタクシーに乗るという話を聞き、妻子に会いたい一心からタクシー運転手として働き始めたが、一度も会えていない。ある夜賢次は、タクシーに乗せた女子高生・りら(白鳥玉季)のハミングを聴き、懐かしさを覚えるが、曲名を聞いてもりらは答えず降りてしまう。

☆最後に復元できた亡き妻の作曲した歌を阿部寛さんが斉唱するシーンがありました。このシーンの出演者のお一人は役者さんではなくて実際被害に遭われた方のようでした。また、タクシー運転手の主人公を引っ張りまわす(=想いを後押しする)しっかり者の女子高生を演じた白鳥玉季さん(写真では前列バイオリンを手にしている)は、松坂桃李さん主演の「流浪の月」で広瀬すずさんの子ども時代を演じた方で、成長ぶりが嬉しかったです。歌手の加藤登紀子さんがピアノを弾いて出演されていました。

★どうせ死ぬならパリで死のう NHK特集ドラマ 3月16日

人生何事も思い通りに行かず、生きていることに悲観的になる大学講師の昼間吉人(岡山天音)ですが、授業で扱っている稀代のペシミストであるエミール・シオランを崇拝。ある日、出産を控えた姉から10歳の甥の幸太(森優理斗)の面倒を看るよう押し付けられる。学校にも行かせてもらっていない幸太ですが、「食べないと死んじゃうよ」と吉人が言っても「なんで死んじゃダメなの」と質問するような子どもです。この世界を呪う充分な理由があり、二人は共感し合います。

吉人は大学の授業で、哲学者シオランとその反出生主義(「生まれなければよかった」という誕生の否定と出産の否定)、この世界は最悪だという悲観主義について解説します。吉人は甥っ子の幸太の身の上に同情しその心情に共感、一方で、幸太も吉人が語るシオランのペシミズムに共感しシオランの分厚い本を借ります。ところが、姉の出産で駆け付けたベッドに駆け寄る幸太と血の繋がらない父親が生まれたばかりの赤ちゃんを挟んでハグして喜ぶ姿に「これだから…」と疎外感を抱く吉人ですが・・・

流水プールの流れる水に身をまかせながら浮かぶ二人。吉人が幸太に話しかけます。「シオランは自殺せずに84歳まで生きて生を全うした。二人でお互いに、それまで死なずにいよう、どうせ死ぬなら、パリで・・・」

「どうせ死ぬなら」というのは、私たちくらいになると「どうせ死ぬなら癌がいい」となりますが、若い二人なら「パリがいい」というのですから『若い』ということはとても良いことです。ペシミストの権化みたいなシオラン(初めて知りました)と云えども84歳まで生きたと、ドラマの主人公たちも「そうか、生きたのか、生きられるのか」的な扱いなのが愉快です。突き詰めた絶望と人生の問いを生きる吉人を演じる岡山天音さんが深刻にならず、どこか飄々として、かつ血のつながった甥っ子を温かく見守る人物を好演していました。単発45分のドラマでしたが、生きることや人生を考えさせられる内容で、映像も良かったです。

 




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