シネ・ピピンの6階。映画館フロアーの屋上庭園から中山方面の山を見て。

◎夫が13日(木)から今年最後のスキーに出かけました。帰ってくるまでに私も何か自分の好きなことを…と思って、土曜日、阪急宝塚線の売布(めふ)神社駅前のビルの6階にあるミニシアター「シネ・ピピン」で12時20分開演の「侍タイムスリッパ―」を観ることに。土曜日の所為か、あるいは映画の人気が高まってか、とても混雑していますし、「侍タイムスリッパ―」の上映の50人の座席は満席でした。前回、ここで観た「敵」も大きなポスターが出ていました。さて、映画は昔懐かしい時代劇映画で、終始お客さんの笑い声が聞こえ、小学生の頃、石橋の映画館で立ち見で観た高田浩吉や東千代之介のチャンバラ映画を思い出しました。

時は幕末、京の夜。会津藩士・高坂新左衛門は、密命のターゲットである長州藩士と刃を交えた刹那、落雷により気を失う。眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。行く先々で騒ぎを起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだと知り愕然となる新左衛門。一度は死を覚悟したものの、やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と、磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩く。「斬られ役」として生きていくために…。
130分、客席からは笑い声が絶えまなく聞こえる楽しい映画でした。チャンバラが昔ながらの本格的な殺陣で、山口馬木也演じる侍が昔ながらの本格的時代劇俳優そのものなのがまた笑いを誘う。殺陣も佇まいも素晴らしい侍でした。住職の妻を演じた紅萬子さんは懐かしい女優さんでした。
★2月12日の「ブルーリボン賞」授賞式
監督は米農家の安田淳一。「自主映画で時代劇を撮る」という無謀に「ホンがオモロイ」と東映京都撮影所が特別協力。10名足らずの自主映画ロケ隊が時代劇の本拠地東映京都で撮影を敢行する前代未聞の事態。すったもんだの半年を経て奇跡的に映画は完成。23年10月の京都国際映画祭でプレミア上映されると、客席から沸き起こる大きな笑い声。予想の斜め上いく展開に惹きこまれ、息をのみ、気がつけば拍手喝采のエンドロール。場内はヤンヤの歓声に包まれた。観客を最後まで飽きさせず楽しませる手練手管。時代劇への愛あるオマージュ。無名監督の作品という前情報を大きく覆す完成度の高さに、SNSでは伝説的作品『カメラを止めるな!』を想起させるという声が続出。2024年夏、池袋シネマ・ロサで公開されるや満席会を多発、毎回のように起こる終演時の拍手に激情スタッフも驚く盛況ぶり。遂に全国拡大上映が実現した。
★Xから頂いた写真です:

★主演の山口馬木也さんは、Wikipediaによると、1973年2月14日、バレンタインデー生まれです! 岡山県出身、京都精華大学洋画学科卒業。大河ドラマでの出演は―――
- 北条時宗(2001年) - 北条顕時
- 八重の桜(2013年) - 榎本武揚
- 麒麟がくる(2020年) - 朝比奈親徳
- 鎌倉殿の13人(2022年) - 山内首藤経俊
- 豊臣兄弟!(2026年放送予定) - 柴田勝家
★翌日の13日は「毎日映画コンクール」の授賞式でした。
★第79回毎日映画コンクールの受賞結果は以下の通り
▽日本映画大賞
『夜明けのすべて』(三宅唱監督)
▽外国映画ベストワン賞
『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)
▽主演俳優賞 ※俳優部門は今回から男女の別を撤廃
横浜流星『正体』
▽助演俳優賞 ※俳優部門は今回から男女の別を撤廃
池松壮亮『ぼくのお日さま』
カルーセル麻紀『一月の声に歓びを刻め』
▽スポニチグランプリ新人賞
越山敬達『ぼくのお日さま』
▽監督賞
三宅唱『夜明けのすべて』
▽脚本賞
濱口竜介『悪は存在しない』
▽撮影賞
池田直矢『十一人の賊軍』
▽美術賞
林田裕至『箱男』
▽音楽賞
石橋英子『悪は存在しない』
▽録音賞
浦田和治『十一人の賊軍』
『映画 ○月○日、区長になる女。』(ペヤンヌマキ監督)
▽大藤信郎賞
『私は、私と、私が、私を、』(伊藤里菜監督)
▽TSUTAYA DISCAS映画ファン賞
日本映画部門『夜明けのすべて』(三宅唱監督)
▽同・外国映画部門
『インサイド・ヘッド2』(ケルシー・マン監督)
★2月13日には贈呈式が行われました:


