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はいから狂い

はやり病に犯されてこの一週間の記憶がほとんど定かでない。

とりあえずcho co pa co cho co quin quinのライブに熱で行けなくて悔しい。一緒に行くはずだった友達から音源をもらって聞く。めちゃくちゃ良い。cho co paを聴くと旋律からウリチパン郡を思い出してしまうが、生演奏になるとより肉体的に感じてよい。新曲もあってなんだか2000年あたりのwilcoみたいなアレンジで素晴らしい。次のアルバムは是非このバンド形態で録音してほしいな。

流れでまたウリチパン郡を聞き直す。本当に素晴らしいバンド。あの時代に同時代的にAnimal Collectiveへの回答として日本にこのバンドがいたことがすごい。ライブ映像を見ると本当に全員が生演奏をしていて(しかも同期じゃなくて多分タップテンポでライブで合わせている)イカれてる。

 

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ジャイアントクラブが出たあたりはまだZAZEN BOYS的なポストロックの変拍子が有効で、アルバムの中でもアトランティスがリードトラックみたいな扱いに見えたが、自分は圧倒的にテルマという曲が好きで、日本の畦道のフィールド感の上に神楽的な音階のシンセとリズム。それらがAnimal Collective的なアルぺジエーターと絡めたグルーヴに乗るというのが奇跡みたいだ。オオルタイチ氏のその後の活動も素晴らしいし、ソロもずっと追っているがいつかまたウリチパン郡も復活してほしいなと思う。

 

なぜか思いつきで大江健三郎同時代ゲームを読み出す。めっちゃおもろい。M/Tの方で満足してしまっていたがやっぱりこちらの方も面白い。ホセ・ドノソを超えたあたりからもう文の難解さみたいなところで挫折することはないが、そもそも大江健三郎は文が難解なのではなく純文学として読もうとすると想像力が天井を突破してしまっていてうまく乗れないという方が大きいのかなと思った。第四の手紙の章の50日戦争の最初から最後まで、特に村=国家=小宇宙側の心理描写、視点を全くなくして語られる(それは歴史として残っていないのだから語られようがない)その戦争の圧倒的な描写に痺れる。ラストの処刑のシーンも含めてああ、すげえと思いながら読む。

 

石井岳龍のユメノ銀河を観る。初めて見たがとても良い。夢野久作の少女地獄を映画化できると気づいたことがすごいが、ほぼシーンのかっこよさだけで繋いでいく様は見ていて気持ちが良い。流れで狂い咲きサンダーロードも見る。ラスト20分本当に最高。

 

一週間ほどずっと寝込んでいたが結構本を読んだり映画は見てるものだな。

 

WilcoのYankee Hotek Foxtrotを聞き直していて再構築によるギリギリまで削ったアレンジを今聞くとフランクオーシャンにもつながるアレンジだなと思う。ほとんど止まってしまうのではないかというところまで解体されたビート、ドラムはそれでも破壊されないまま繋がって合わさってアンサンブルが立ち上がってくる。Poor Placeの最後の最後に出てくるメインリフとその後のカオス的なところまで混乱していくアレンジはポストロックから宅録的なSE、そしてロックバンドの演奏へと回帰していく流れがその後の音楽界におけるバンド音楽の衰退を思うと何かの暗示のようにも感じるが、最新作のcousinを聴いてもその意志は未だ続いているようにも思う。

 

そういえば今年のWilco来日の時にメンバーがシャッポのライブを見にきていたようでそこにつながるのかとちょっと面白かった。シャッポもすみだジャズフェスに出るようなので楽しみ。




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