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私はモスクワを歩く(気持ちの上で)

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平日の大雨で道にかかれた矢印は消えてしまった。元来そういう性質のものだと思うがそのルートはグーグルマップのアーカイブに記録され円環する散歩コースとして私の中に再現することはできる。

 

散歩をする映画が好きで、"私はモスクワを歩く"やロメールの諸作、ギヨームブラックのみんなのバカンスとかそういったものを繰り返し観てしまう。蓮實重彦の見るレッスンを読んでいたらやたらギヨームブラックをほめていて見たことない作品を見たいなーと検索したら結構DVDが新しく出ていた。数作品購入。

あとやたらデイヴィッドロウリーをほめていて自分はあまり乗り切れていないので、何にそんな反応しているのだろうと思った。ロウリーというよりかA24系が苦手なだけかも知れないが。現代(といっても10年前くらいからデビューしてるが)の映画監督で言うとケリーライカートとギヨームブラックがずば抜けて良くて、ホン・サンスやビーガンはすごいと思う映画となんだかよくわからん時の差が激しい。ロウリーは音響や映像の技術との折衷的なところが自分的にはあまり乗り切れていなくてA24は大体ハイファイな映像や音響でちょっとマニアックな話みたいな組み合わせ方の映画ばかりでそういったわかりやすさがあまり好きでないのだろうと思っている。

来週はまた海外で、その他進退についても決める時期なので結構激変しそうな予感。ゲーム業界からも去る時が来たかな。

 

サブスクでジョンコルトレーンのA Love Spuremeのライブ盤を見つけてずっと聴いている。エルヴィンジョーンズが暴れ回っていてすこぶる良い。あの辺のジャズのわからなさの原因はエルヴィンジョーンズのビートが結構な割合を占めていると思っていて、一人でポリリズムを奏でてしまっているのでバンドのアンサンブルの前に単体で複雑な構造になっている。そこにフォーカスを合わせて耳を澄ますと、ウワモノとのビートの関係がわかりやすくなるが、ビートの勢いに任せてただ乗って聞くのでもいいのだろう。

 

海外に行くと飛行機の待ち時間でやたらと本を読めるのでそういった意味では有り難い。

蓮實重彦の見るレッスンもそれ用に買ったのだがおもしろくて全部読んじゃったので新しく数冊を買う。"無意味なものと不気味なもの"という本が気になったので購入。日影丈吉古井由吉の謎な部分についての論評が載っていて面白い。youtubeで見る動画などもうライブ映像くらいだがたまにゾゾゾとかホラー系はまとめて見れてしまう。

ミーム的なみんなやっていることをやるみたいなノリは本当にくだらないと思うが、ホラー系はミームに至る手前でそれぞれが模索している感じがまだあって面白い。(backroom的な盛り上がり方まで至るとつまらなくなるが)

そう言う意味では90年代のJホラー的なわからなさ、の新しい形が少しずつ出てきているのかもと思ったり、そこまでのものはまだないなーと思ったり、色々楽しんでいる。

 

 

 




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