-

原題は「九龍城寨之圍城(九龍城砦の包囲戦)
今年度公開映画の中でベストに選ぶ人も多い人気作品
確かに令和も8年になってから
こんな熱い香港アクションを見れるとは思いませんでした(笑)
感激です

さらに金と権力にまみれた大ボスのオッサンが意外と強くて
キレッキレのカンフーを見せてくれるのにはテンション爆上がり
ってアンタ、サモ・ハン・キンポーだったんかい!(笑)
感激×2です

中国への返還が間近となった1980年代後半の香港の油麻地(ゆまち)
密入国者のチャン・ロッグワン(レイモンド・ラム)は
身分証明書を手に入れるため
油麻地のフルーツマーケット一帯を牛耳る
黒社会の大ボス(サモ・ハン・キンポー)が主催する格闘の賭け試合に出て優勝
大ボスはロッグワンの腕を見込み自分の配下に置こうとしますが
彼が断ったため、一目で偽物とわかる粗悪な身分証明書を渡されたうえ
金も返してもらえませんでした
怒ったロッグワンは大ボスの商品(麻薬)を盗み逃亡
九龍城砦に逃げ込みます

九龍城砦は理髪店を営む実質上のボス、ロン兄貴
地主のチャウ兄貴、チャウの義兄弟のタイガー兄貴が仕切っていて
大ボスの部下も立ち入ることができません
ロン兄貴(ルイス・クー)はすぐ出て行くようロッグワンに命じますが
(この ルイス・クーのカッコいいことよ!)
-
ロン兄貴の右腕のソンヤッや
- マスクの闇医者のセイジャイ(ロン兄貴にやられたロッグワンの脱臼を治す)や
- タイガーの部下の日本刀使い、サップイーシウと仲良くなり
- (身分証発行のお金を稼ぐため)あらゆる仕事をこなしながら
- 九龍城砦に生まれて初めて「自分の居場所」を見つけます
-

- ロッグワンに何かを感じたロイ兄貴も
- 彼が盗んだ麻薬を大ボスに返しに行くと
- ロッグワンの件は手打ちにしてくれと頼むのでした
-

- 九龍城砦は清朝時代(1898)に築かれた軍事要塞で
- 1949年の中華人民共和国の樹立により
- 中国大陸からの流民がなだれ込みスラム化
- バラックがキューブ状に積み上げられた12階建てのビルとなり
- 狭い通路が迷路のように入り組んでいます
-

- まるで秘密基地のような構造もですが
- そこに暮らしている人々の暮らしも魅力的
- 子どもから老人まで一緒になって働き
- ご飯を食べたり、テレビを見て盛り上がったりという
- 生活感を丁寧に描いているので
- ただのアクション映画で終わるのではなく感情移入しやすいのです
-

- そのなかのひとりの女の子のお母さんが
- ヤク中のヒモ男に殴られ死んでしまいます
- メガネ型のマーブルチョコで顔を隠し、ヒモ男を成敗しに行くロッグワン
- するとお面を被った男がひとり、またひとり、またひとりやってきて
- 4人でヒモ男を袋叩きにする
- セイジャイも、ソンヤッも、サップイーシウも
- ロッグワンと同じことを考えていたのです(笑)
-

ロン兄貴がチャウ兄貴に呼び出され
チャウ兄貴は彼の妻子を目の前で殺した「殺人王チャン・ジム」の息子が
生きていて香港にいることがわかったと
ロン兄貴にチャン・ジムの息子を見つけ出し殺すよう命じます

30年前、チャン・ジムを倒したのはロイ兄貴でした
ロン兄貴とチャン・ジムは長年の親友でしたが、義兄弟とは違いました

- 裏社会では決して義兄弟には逆らえないんですね
- お互いボスが違うふたりは
- チャン・ジムは「俺が死んだら、妻と子を頼む」と言い
ロン兄貴は「俺が死んだら、理髪店を継いでくれ」と約束します -

- チャン・ジムは目隠しをして戦うことを提案
- 相手の顔が見たら本気で戦えない、ましてや殺すことなどできないからです
- 激しく長い格闘の末、ロン兄貴が勝ち
- ロン兄貴はチャウ兄貴に見つかる前に
- チャン・ジムの妻と生まれたばかりの息子を国外に逃亡させていたのです
-

- さらに(末期がんらしい)ロン兄貴は
- ロッグワンを後継者にという思いもあったのか
- (理髪店の)ひげ剃りを教えようとしたとき
- ロッグワンにチャン・ジムの面影を見ます
- ロン兄貴は彼がチャン・ジムの息子であることを確信していました
-

- 同じ頃、香港政庁は九龍城砦を取り壊し、住民を強制移住させることを決定
- 再開発したらガッポリ大金が入るとにらんだ大ボスは政治家と手を組み
- 九龍城砦の利権を手に入れようとしていました
- 残されていたロッグワンの偽身分証明書で
- 彼がチャン・ジムの息子であることがわかるとチャウ兄貴に話を持ち掛けます
-

- チャウ兄貴はロン兄貴からの
- 「自分達の問題を、下の世代に押し付けるのは止めよう」という説得も無視し
- 九龍城砦の利権を与える代わりに
- ロッグワンを殺してくれと大ボスに頼みに行くのです
- 九龍城砦に押し寄せる(大ボスの側近)ウォンガウ率いる部下たち
-

- この見た目ヒッピー風なウォンガウが気功の達人で
- 「硬直」と唱えただけで身体が「破裏拳ポリマー」の鎧武士如く(笑)
- 刀で切られても、銃弾を撃ち込まれてもはじき返す不死身の身体の持ち主
- ウォンガウとの闘いでロッグワンは重傷を負ってしまい
- ロッグワンを逃がすため囮となったロン兄貴は
- ウォンガウに殺されてしまいます
-

- 九龍城砦外に投げ出されたロッグワンは市民の通報により保護され
- 警察により両親が香港出身だと分かるとあっさり身分証が発行されます
- 同じく重傷を負い九龍城砦から逃げるしかなかった
- セイジャイ、ソンヤッ、サップイーシウと合流するロッグワン
-

- さらにウォンガウは時代は変わったのだと
- これからは俺さまの時代だと大ボス殺し
- 九龍城砦の全ての利権を渡すようチャウ兄貴を監禁
- 全ての住民を追い出し、九龍城砦を支配するようになります
-

- ロッグワン、セイジャイ、ソンヤッ、サップイーシウの4人は
- ロン兄貴の仇を討つため九龍城砦に乗り込みますが
-

- ウォンガウが使う「硬直」と
- 「大力金剛指」(指一本で金や玉を砕く破壊力を持つ技)に太刀打ちできません
- しかしウォンガウがサップイーシウの日本刀の折れた刃を飲み込んだことから
- ウォンガウの腹から刃が突き出てきてしまい(体内からは硬直は効かない?)
- さらに龍捲風(竜巻)に巻き込まれ(ロン兄貴の霊の加護?)
- 吹き飛ばされてしまいます
- ロッグワンは檻に閉じ込められていたチャウ兄貴を助けると(生きていたんかい)
- 香港の街におちる夕日を眺めたのでした
-

- とにかくアクションに次ぐアクションで、ズタボロになっていく作品ですが
- 女性にもおススメだと思います
- なぜならイケオジにイケメンがたくさんでてくるから(笑)
- ぜひとも見惚れちゃってください
【解説】映画.COMより
黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描き、香港で大ヒットを記録したアクション映画。
1980年代。香港に密入国した青年チャンは、黒社会のルールを拒んで己の道を選んだために組織から目をつけられてしまう。追い詰められた彼は運命に導かれるように、黒社会に生きる者たちの野望が渦巻く九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った3人の仲間たちと深い友情を育んでいく。しかし九龍城砦を巻き込む抗争は激化の一途をたどり、チャンたちはそれぞれの信念を胸に命をかけた戦いに身を投じる。
「SPL 狼たちの処刑台」のルイス・クーが主演を務め、サモ・ハン、アーロン・クォック、リッチー・レンら豪華キャストが集結。「ドラゴン×マッハ!」のソイ・チェン監督がメガホンをとり、5000万香港ドル(約9億円)をかけて制作した九龍城砦のセットで撮影。「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治がアクション監督を務め、「イップ・マン」シリーズの川井憲次が音楽を手がけた。
2024年製作/125分/PG12/香港
原題または英題:九龍城寨之圍城 Twilight of the Warriors: Walled In
配給:クロックワークス