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フィッツカラルド(1982)

原題はFitzcarraldo」(主人公の通称)

19世紀末、南米ペルーのアマゾンのジャングルに

オペラ愛好家の男がオペラハウスを建設しようとする話

映画史上最も制作が困難だった作品のひとつということで

主演のジェイソン・ロバーズが、映画の半分が完成したところで 赤痢にかかり復帰できなくなり 撮影監督は蒸気船で片手を切り裂かれ麻酔なしで縫合 毒ヘビに噛まれたクルーが(心停止を避けるため)チェーンソーで足を切断 エキストラのインディオの酋長が(多数の負傷者と、死亡者が出たため) 監督のベルナー・ヘルツォークにクラウス・キンスキーを殺すよう持ちかけたり (キンスキーが食事するシーンでの酋長の叫びは本物の恨みの言葉だったらしい)
クルーのひとりがインディオに矢で打たれてしまったり等々
逸話がいっぱい

監督のヴェルナー・ヘルツォーク自分自身のことを

「役に立たないものの征服者」と呼んでいたそうです(笑)

中盤からは映画というより、ほぼドキュメンタリー

ジャングルの木を切り倒し、ダイナマイトで山を砕く

今だったらとんでもない不届きもの

富士山や、ニセコ羊蹄山の森林を勝手に切り倒し

宿泊施設を立てている中国人と同じというか、それ以上

これが「男のロマン」ってやつでしょうか

確かに自己満足を満たしたという意味では

ハッピーエンドでしたが

でも非常識だからこそ、あとにも先にも

これだけの映画は二度と作ることはできないでしょう

35回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞

ヨーロッパにおける産業革命により

(自動車のタイヤ用など)天然ゴムの用途の需要が高まり

アンデスに鉄道を敷設しようとして失敗して破産した

アイルランド出身のブライアン・スウィーニー・フィツジェラルドこと

(発音が難しいため)通称フィツカラルド(クラウス・キンスキー)も

オペラハウス建設のための資金を作るため、ゴム園開拓しようとします

しかしゴムの木のある場所のほとんどは

南米に移住した(ゴム男爵と呼ばれる)起業家たちが所有し

先住民族を根絶または従属させて)私的植民地化していました

残っている土地は激しい急流のため船で上れないパチテア 川の上流か

地元の者さえ恐れるインディオの暮らす未開のジャングルだけ

フィツカラルドはインディオのいるウカヤリ川側から船を陸に揚げて山越えし

パチテア川から収獲したゴムを積んで下流するという

とてつもない考えを思いつきます

こういう夢追い人は、しょうもないくせに女にはモテる

フィツカラルドは愛人で娼館を営むモリークラウディア・カルディナーレ)から

金を借りて未開の土地を登録し、ゴム男爵のドン・アキリノから船を購入し

白人と敵対するインディオの領土に入ると

彼らが、いつか太陽の神が空から降りてきて呪いを払ってくれるという

伝説を利用しようと蓄音機でオペラを流しながら川を上っていきます

いつの間にか大勢のカンパ族(アシャニンカ族)が船の周りに集まってきて

恐れをなした乗組員が全員逃げてしまい、残ったのは

チョロ機関士、パウル船長、料理人(と通訳)のウェレケケの3人だけ

ウェレケケによるとフィツカラルドの目的を知ったカンパ族の酋長は

船が山を超えるのを協力するといいます

インディオを使って本当にジャングルの木を切っていき

原始的な道具で船を300トン以上ある引き上げていく

モデルとなったカルロス・フィッツカラルド(1862~1897) が

実際に引き上げた船は30トンということで

撮影に使われたのはその10倍以上の大きさなんですね

ヘルツォークは映画の制作において

インディオたちを虐待し搾取したとという非難もされていて

インディオを奴隷化したフィッツカラルドらゴム男爵との

比較もなされているそうです

ただ実際に人力で動かしているので

凄いことだとはわかるんですけど、凄くゆっくりなんですよ

すいません、途中から早送りしてしまいました(笑)

7ヵ月に及ぶ過酷な作業の末、ついに船を別の川に浮かべることに成功

一同は祝宴をあげ酔いつぶれてしまいます

翌朝、フィツカラルドが目を覚ますと船は急流に飲み込まれていました

夜のうちにインディオたちがロープを切り、船を川に押し出したのです

インディオたちが船の山越えに協力したのは

パチテア川の峡谷ポンゴ・デ・マイニーク)にある

激流=神々の怒りをなだめるためだったのです

船は乱流のなか何度も岩にぶつかりボロボロになりながらも

出発したイトキスに辿り着きます

フィッツカラルドは落胆していましたが

船が無事戻ってきたことに感動したドン・アキリノ

船を買い戻すことを提案します

そこでフィッツカラルドはドン・アキリノから受け取った大金を

金を借りたモリーに返すのではなく(笑)

マナウスでオペラの公演をやっていると聞かされると

船長に葉巻と、燕尾服と、ビロードの椅子を用意させ

マナウスからオペラ団を呼び寄せると

オペラハウスを作るという夢は叶えられませんでしたが

船上での公演というかたちで

イトキスの町にオペラをもたらしたのでした

 

そこには満足げに葉巻を吸うフィツカラルド

満面の笑顔で彼を見つめるモリ-の姿がありました

私は羊蹄山尻別川が、こんなことにはならないように祈るだけでした

ちなみに無許可に自然破壊することを不快に感じたり

やめさせたいと思うことは

中国人に対しても、他の国籍の人間に対しても

決して差別でないと思っています

 

 

【解説】映画.COMより

ドイツの巨匠ベルナー・ヘルツォークが、南米奥地でオペラハウス建設に挑む男の姿を壮大なスケールで描き、1982年・第35回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ドラマ。19世紀末の南米。希代のオペラ歌手エンリコ・カルーソの歌声に感激したフィツカラルドは、自分が暮らすジャングル奥地にオペラハウスを建設しようと決意する。多額の建設資金を稼ぐため、ジャングルを切り開いてゴム園を作ることにした彼は、愛人モリーに土地の購入費と川をのぼる中古船を買う金を出してもらい出航するが、その土地は激流の川の上流にあり、船でたどり着くことが困難だった。そこでフィツカラルドは、ある途方もないアイデアを思いつく。「アギーレ 神の怒り」の怪優クラウス・キンスキーが主演を務め、執念に燃える男を圧倒的な迫力で演じた。

1982年製作/157分/西ドイツ・ペルー合作
原題または英題:Fitzcarraldo
配給:大映インターナショナル

 




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