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ザ・ホエール(2022)

原題はThe Whale」(鯨)で

ハーマン・メルヴィルの小説白鯨にちなんでいる

 

ハムナプトラ」シリーズなどで人気だったブレンダン・フレイザー

2003年ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の

元会長フィリップ・バークからセクハラを受けたとして

心身的ショックによる鬱状態になり第一線から消えてしまいます

2018年HFPAを告発すると、HFPAはフレイザーブラックリスト入りさせ

彼の出演作をボイコット

その「運が悪く落ちぶれてしまった男」フレイザーを起用したのが

いかにもダーレン・アロノフスキーらしいなと(笑)

OAC(肥満体の人とその家族を支える団体)から話を聞き

当初は実際に肥満体の人を使うことも考えていたそうですが

長時間の撮影に耐えられないなど身体的負担が多いことから

特殊メイクを選んだそうです

おかげで第95アカデミー賞ではフレイザー主演男優

メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しま

2016年のアイダホ州モスクワにあるアパート

270キロの巨体をもつチャーリーは大学の文学講師で

オンラインで顔を見せずに授業を行っています

ある日ネットでエロ動画を見ながら自慰行為をしていると

突然の発作に襲われてしまいます

そこに偶然ニューライフと言うカルト宗教の青年トーマスがやって来ると

床に落ちた紙を「読んでくれ今すぐに」と頼みます

「鯨を描く場面は退屈だ・・・」

それは「白鯨」を評したものでした

エッセイの朗読によって落ち着きを取り戻すチャーリー

 

チャーリーを介護する看護師のリズが来て血圧チェックなど診察をし

心不全の治療のため入院を勧めますが

「保険証を持っていない」と頑なに病院に行くことを拒むチャーリー

そこでリズが死んだチャーリーのパートナーのアランの妹で

(ニューライフの牧師の養女で血は繋がっていない)

アランもまたニューライフの信者だったことがわかります

リズはニューライフの教えを信じていませんでしたが

トーマスはチャーリーを救いたいと願います

リズはチャーリーの健康を気にしながらも

(チャーリーがもうすぐ死ぬ状態なのがわかっている)

チャーリーにバケツのフライドチキンや巨大なサンドイッチを与えます

それ以外にもチャーリーはほぼ毎晩、宅配の巨大ピザを2枚頼みます

配達ドライバーのダンがピザを玄関前のポーチに置き

郵便受けから現金を受け取るのがルーティー

チャーリーもまた自分が死ぬことに気付いていました

娘のエリーに連絡をします

チャーリーを訪ねたエリーはその姿に驚き、嫌悪を露わにします

チャーリーは8年前、生徒だったアランと恋に落ち

妻のメアリーとエリーを捨てて家を出てしまったのです

エリーが高校を停学中で彼女の宿題のエッセイをみてあげる

その代わりノートにチャーリーのことについて何か書いてと頼みます

そうしてくれたら、彼の銀行口座にある12万ドル全額を

エリーにあげると約束します

チャーリーは病院には行かず、生活費以外の給料のほとんどを

エリーのために貯金していたんですね

そのことはチャーリーのために(肥満用)車いすまで用意したり

必死に介護してきたリズへの裏切りでもあり

元妻のメアリーも10代の娘に大金を渡すことは間違ってると

訴えにやってきます

さらにエリーは邪悪な心の持ち主で、手に負えないことを教えます

エリーがネットに公開したチャーリーの姿を見せるメアリー

 

リズとメアリーが何を言っても、エリーを庇うチャーリー

「彼女はいい子」だと

チャーリーの優しさといったらない

彼がいかに魅力も知性も備えた人間であるかが伝わってくる

だからリズも、メアリーも、彼のことが嫌いになれない

 

でもメアリーが言うように、エリーは難しい子

チャーリーに睡眠薬入りのサンドイッチを食べさせ眠らせると

トーマスにマリファナを吸わせ写真を撮る

さらにアランの部屋に閉じ込めると(そこでトーマスはアランの聖書を見つける)

トーマスは誰かを救いたいと考えますが、訪問による布教を禁じられ

さらにマリファナを吸っていたことが父親にばれ

教会のお金を盗み、アリゾナまで逃げてきたことをエリーに打ち明けます

その会話を録音するアニー

そのあと軽い気持ちで睡眠薬を飲ませたことを

チャーリーが死んでいたかも知れないとリズに怒られます

ピザを玄関前に取りに出たチャーリーを見た

ダンの恐怖を覚えた顔にショックを受けたチャーリーは、ピザをやけ食い

アメリカ人ってそれでなくてもカロリーの高いピザに

さらにはちみつやら、クリームやら、ソースをかけて食べるんですね

太るのもあたりまえだけど、よく食べれるなって思います

トーマスがチャーリーを訪ね、アニーがトーマスが独白した音声と

マリファナを吸った画像を教会と彼の両親に送ったと

しかし結果として、そのおかげでトーマスは教会の許しを得て

両親のもとに帰れることを伝えに来ます

トーマスがアランが聖書にマークを遺していた

「ローマ人への手紙8章13節」を読み説教すると

そのことはアランを失ったチャーリーの心の傷をさらにえぐり

「愛し合ったのが悪いのか」とチャーリーを怒らせてしまいます

チャーリーは生徒たちに課題を無視して「正直な何か」を書くようメールを送り

「これが最後の授業だ」と生徒たちの提出物の一部を読みます

生徒たちの正直さに報いるため、ウェブカメラで自らの姿を映すチャーリー

様々な表情で驚く生徒たち

チャーリーはパソコンを床に投げつけクラスを終了してしまいます

リズが訪問すると、チャーリーの健康状態は急に悪化していました

そこにエリーがやってきて、チャーリーが書き直したエッセイが

担任から戻されたと激怒します

チャーリーはリズに部屋から出て行くように頼み

エリーに「そのエッセイを読んでごらん」と言います

「素晴らしい文章だよ」

それはエリーが8年生のとき書いた「白鯨」の感想文でした

チャーリーは妻とエリーを捨てた

自分がいかに酷い人間かを知っています

でも仕方がなかったのです

 

本当、人生において出会いの順番ほど大切なものはないかも知れません

好きな人と出会った後に、もっと好きな人が現れたら

どうにもならないのです

エリーがエッセイを読み終えると、光りが溢れ

エリーの顔が初めて微笑みます

本当はだれより父親のことが大好きだったのです、だから辛かった

それからは誰も信じられなくなり、何もかも憎んで生きてきた

チャーリーは立ち上がり、歩行器なしでエリーに向かって歩き始めます

するとチャーリーの足が宙に浮き

彼はいつか妻とアニーとで行った海辺に立っていたのでした



 

【解説】映画.COMより

ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主演に迎えた人間ドラマ。劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇を原作に、死期の迫った肥満症の男が娘との絆を取り戻そうとする姿を描く。
40代のチャーリーはボーイフレンドのアランを亡くして以来、過食と引きこもり生活を続けたせいで健康を損なってしまう。アランの妹で看護師のリズに助けてもらいながら、オンライン授業の講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。自身の死期が近いことを悟った彼は、8年前にアランと暮らすために家庭を捨ててから疎遠になっていた娘エリーに会いに行くが、彼女は学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた。
272キロの巨体の男チャーリーを演じたフレイザーが第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。メイクアップ&ヘアスタイリング賞とあわせて2部門を受賞した。共演はドラマ「ストレンジャー・シングス」のセイディー・シンク、「ザ・メニュー」のホン・チャウ。

2022年製作/117分/PG12/アメリ
原題または英題:The Whale
配給:キノフィルムズ

 




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