以下の内容はhttps://bunbunshinrosaijki.hatenablog.com/entry/2026/02/26/214932より取得しました。


国公立大学に出願する(4 割増率・辞退率・追加合格2025)

はじめに

 ぶんぶんの知り合いの高校は国公立大学の「合格者数」を近隣の進学校間で競い、共通テストは全員フル受験、推薦・総合型も出願推奨、一般は前期も後期も公立中期も出願、前期に不合格で意中の私立大学に合格しても後期を受験するよう奨められることもあると聞きます。Σ(゚Д゚)

 今年の共通テストの問題を見ましたが、どの科目も読む量が多く、細かい知識と抽象的思考とスキャニングが求められていて、平均的学力層には大きな負担です。その上一部国立大学は文科省の交付金削減に耐えかね授業料値上げを発表しています。

 文科省が「国立離れ」を画策する中でも「国立至上主義」を貫く高校およびその生徒には頭が下がります。

bunbunshinrosaijki.hatenablog.com

 負担に耐えかねた受験生が指定校推薦の掲示を見て「こっちにしよう」と思っても不思議ではありません。いらすとやさん。

 さてほとんどの国公立大学は入学辞退者に備えて割り増し合格者を出し、辞退者が多ければ追加合格を出し、一部の大学では二次募集も行なわれます。

 今回は国立大学が公表している入試統計をもとに、『学研・進学情報』2026年度冬号の記事を参考にしつつ(営業さんの許可は確認済み)、国立大学の割増率・辞退率・追加合格について考察します。

 数値の間違いがあればごめんなさい。老眼なもので。🔍

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目次

 

1 割増率

割増率の高い大学

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格者数 入学辞退者数 辞退率
北見工業大 276 538 94.9% 5 249 46.3%
室蘭工業大 330 501 51.8%   153 30.5%
宮崎大 727 931 28.1%   125 13.4%
横浜国立大 1,353 1697 25.4%   246 14.5%
上越教育大 110 136 23.6%   14 10.3%
埼玉大 1,365 1687 23.6% 6 195 11.6%
徳島大 865 1069 23.6% ★-
(4)
150 14.0%
福島大 695 857 23.3% 0 84 9.8%
愛知教育大 599 737 23.0% 2 36 4.9%
滋賀大 572 701 22.6%   109 15.5%
兵庫教育大 80 98 22.5%   11 11.2%
宇都宮大 675 822 21.8%   65 7.9%
和歌山大 705 858 21.7% 0 149 17.4%
琉球大 1149 1398 21.7%   174 12.4%
茨城大 1,253 1520 21.3%   215 14.1%
鳥取大 860 1040 20.9% 3 109 10.5%

参考 2024年度

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
北見工業大 276 547 98.2% 0 227 41.5%
室蘭工業大 330 543 64.5% - 174 32.0%
琉球大 1,153 1,476 28.0% - 181 12.3%
愛知教育大 599 754 25.9% 0 35 4.6%
徳島大 870 1,092 25.5% * 145 13.3%
横浜国立大 1,346 1,686 25.3% - 241 14.3%
兵庫教育大 80 100 25.0% - 8 8.0%
滋賀大 550 678 23.3% - 93 13.7%
和歌山大 705 869 23.3% 1 140 16.1%
山梨大 588 724 23.1% 19 74 10.2%
上越教育大 110 135 22.7% - 16 11.9%
埼玉大 1,371 1,678 22.4% 15 231 13.8%

追加合格の欄の★は追加合格者数(*は最終合格者数に追加合格者数を含む大学)、下段の( )が二次募集での合格者数で上段の内数。空欄、ーは記載なし。以下同じ。

 毎年北見工業大学と室蘭工業大学が割増率、辞退率のツートップです。

 北見工業大学は定員の2倍近く合格を出しています。北海道の自然を活かした研究内容が興味深いです。正門前。パブリックドメイン。

 私立が強い大都市圏の大学、共通テストの点数で志願者数が上下する地方国立大学も受験生の辞退を見越して水増し合格を多めにしています。

 これら大学は業者の合否予想システムでボーダーラインよりやや下でもチャンスがあるので、判定システムとにらめっこする暇があったら勉強です。

shigureni free illust より

2 辞退率

(1) 辞退率の高い大学

辞退率の高い大学および辞退の内訳

*:前期後期を合わせた数

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格 入学辞退者数 辞退率 前期辞退内訳 後期辞退内訳
北見工業大 276 538 94.9% 5 249 46.3% 工145 工104
室蘭工業大 330 501 51.8%   153 30.5% 理工28 理工125
和歌山大 705 858 21.7% 0 149 17.4% 教育6,経済29,システム工21.観光4,社会インフォマティックス1 教育7,経済17,システム工59,観光5
滋賀大 572 701 22.6%   109 15.5% 教育12,経済34,データサイエンス7 教育5,経済41,データサイエンス10
横浜国立大 1353 1697 25.4%   246 14.5% 教育2,経済34,経営32,理工31,都市科学9 経済32,経営14,理工76,都市科学16
茨城大 1,253 1520 21.3%   215 14.1% 人文社会科学30,教育4.理9,工43,農10,地域未来共創4 人文社会科学34、教育8、理15,工52,農5、地域未来共創1
徳島大 865 1069 23.6% ★-
(4)
150 14.0% 総合科学13、医(医)1、医(医科栄養・保健)8、歯3,薬2,理工37,生物資源産業5 総合科学4,医(保健)5,歯6,薬10,理工48、生物資源産業8
宮崎大 727 931 28.1%   125 13.4% 教育5,医(看護)5,工25.農15,地域資源創成11 教育2,医(医)5,医(看護)1、工39、農16・地域資源創成1
琉球大 1149 1398 21.7%   174 12.4% 人文社会6,国際地域創造10、教育8、理21、医(医)1、医(保健)4、工24、農11 人文社会6.国際地域創造14,理32,医(医)1,医(保健)5,工24,農7
埼玉大* 1365 1687 23.6% 6 195 11.6% 教養17,経済46,教育36,理35,工61  
群馬大 759 864 13.8% 6 97 11.2% 共同教育3,情報11,医(医)4,医(保健)6,理工34 共同教育6,情報4,医(保健)15,理工14
兵庫教育大 80 98 22.5%   11 11.2% 学校教育5 学校教育6

募集定員1000人以上で辞退者が多い大学とその内訳

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格 入学辞退者数 辞退率 前期辞退内訳 後期辞退内訳
横浜国立大 1353 1697 25.4%   246 14.5% 教育2,経済34,経営32,理工31,都市科学9 経済32,経営14,理工76,都市科学16
茨城大 1253 1520 21.3%   215 14.1% 人文社会科学30,教育4.理9,工43,農10,地域未来共創4 人文社会科学34、教育8、理15,工52,農5、地域未来共創1
千葉大 2047 2344 14.5% 207 8.8% 国際教養20,文11,法政経24.教育15,理14,工22,情報・データサイエンス5,園芸7,医(医)1,薬5,看護4 文3,法政経16,理17,工30,園芸4,医(医)5,薬4
埼玉大* 1,365 1687 23.6% 6 195 11.6% 教養17,経済46,教育36,理35,工61  
信州大* 1592 1801 13.1% 20 183 10.2% 人文20.教育8、経法10.理40,医(医)7,医(保健)13,工32,農16,繊維37  
琉球大 1,149 1398 21.7%   174 12.4% 人文社会6,国際地域創造10、教育8、理21、医(医)1、医(保健)4、工24、農11 人文社会6.国際地域創造14,理32,医(医)1,医(保健)5,工24,農7

参考 2024年

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
北見工業大 276 547 98.2% 0 227 41.5%
室蘭工業大 330 543 64.5% - 174 32.0%
和歌山大 705 869 23.3% 1 140 16.1%
宮崎大 800 962 20.3% ★-
(4)
144 15.0%
茨城大 1,309 1,585 21.1% - 227 14.3%
横浜国立大 1,346 1,686 25.3% - 241 14.3%
埼玉大 1,371 1,678 22.4% 15 231 13.8%
滋賀大 550 678 23.3% - 93 13.7%
徳島大 870 1,092 25.5% * 145 13.3%
鳥取大 896 1,064 18.8% - 134 12.6%
琉球大 1,153 1,476 28.0% - 181 12.3%

辞退のあった学部学科

大学名 募集人員 最終合格者数 入学辞退者数 前期(学部・人数) 後期(学部・人数)
北見工業大 276 547 227 工135 工92
室蘭工業大 330 543 174 理工24 理工150
和歌山大 705 869 140 教育6,経済27,システム工18,観光10,社会インフォマ4 教育5,経済26,システム工44
宮崎大 800 962 144 教育3,医(医)3,医(看護)2,工29,農21,地域資源創成5 教育1,医(医)1,医(看護)4,工42,農29,地域資源創成4
茨城大 1,309 1,585 227 人文社会科学37,教育6,理13,工30,農14,地域未来2 人文社会科学50,教育8,理16,工46,農4,地域未来1
横浜国立大 1,346 1,686 241 教育7,経済27,経営51,理工23,都市科学8 経済30,経営11,理工73,都市科学11
埼玉大* 1,371 1,678 231 教養25,経済52,教育32,理41,工81
滋賀大 550 678 93 教育13,経済25,データサイエンス3 教育6,経済40,データサイエンス6
徳島大 870 1,092 145 総合科学12,医(医)1,医(医科栄養・保健)8,歯2,薬2,理工44.生物資源産業1 総合科学5,医(保健)5,歯3,薬9,理工45.生物資源産業8
鳥取大 896 1,064 134 地域9,医(生命科学)4,医(保健)8,工40,農12 地域7,医医(生命科学)3,医(保健)4,工46,農1
琉球大 1,153 1,476 181 人文社会7,国際地域創造14,教育4,理20,医(医)1,医(保健)2,工34,農11 人文社会6,国際地域創造7,理32,医(医)5,医(保健)4,工31,農3

 水増し率と同じ顔ぶれです。茨城、埼玉、千葉、横浜国立など首都圏近郊の大学は経済系、工学系で辞退者が目立ちます。就職を考えれば都心の有名私立は魅力的です。

 和歌山大学は官立の師範学校と経済専門学校(戦後の学制改革で学芸学部(現教育学部)と経済学部に)を母体とします。1995年にシステム工学部、2008年に国立では珍しい観光学部、2023年に社会インフォマティクス学環を開設、卒業生の話では学部ごとにキャリアセンターがあるそうです。

経済学部棟。パブリックドメイン。

学生がソーラーカーに取り組んでいる様子。学生自主創造支援部門(クリエ)。

www.wakayama-u.ac.jp

 ところが二次試験の配点が高い(特に後期)ことから国立(以下略)の担任が共通テストがいまいちだった生徒に受験を勧めることがしばしば、それが辞退率の高さの一因と推察します。大学選びは会議室だけでやらないでほしいものです。

(2) 辞退率の低い大学

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格 入学辞退者数 辞退率 前期辞退内訳 後期辞退内訳
東京藝術大 471 470 -0.2%   1 0.2% 音楽1  
京都大 2650 2707 2.2%   9 0.3% 法2,経済1,理1,工5  
東京大 2960 2997 1.3%   10 0.3% 文Ⅲ2,理Ⅰ4,理Ⅱ4  
一橋大 880 957 8.8%   12 1.3% 商2、経済1,法1,社会1,ソーシャルデータサイエンス2 経済2,ソーシャルデータサイエンス3
大阪大 2937 3045 3.7% 2 42 1.4% 文4、外国語14、法3、経済5、理6、医(保健)5、歯2,工1,基礎工2  
宮城教育大 244 274 12.3%   4 1.5% 教育3 教育1
滋賀医科大 105 107 1.9% 2 1.9% 医(医)1,医(看護)1  
名古屋大 1755 1808 3.0%   35 1.9% 文2,法4,経済5,情報3,理5,医(医)1.医(保健)7,工6,農2  
京都工芸繊維大 380 409 7.6% 2 8 2.0% 工芸科学8  
豊橋技術科学大 45 50 11.1%   1 2.0% 工1  
岡山大 1487 1643 10.5% ★5
(3)
39 2.4% 文6、教育6、法3、経済3、理5、医(医)1、医(保健)2、歯1、薬2、工10  

参考 2024年

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
京都大 2,656 2,701 1.7% 2 7 0.3%
東京大 2,960 2,993 1.1% - 12 0.4%
東京藝術大 471 469 -0.4% - 2 0.4%
東京工業大 892 931 4.4% - 10 1.1%
一橋大 880 955 8.5% - 14 1.5%
名古屋大 1,736 1,782 2.6% - 28 1.6%
大阪大 2,874 3,006 4.6% 5 52 1.7%
岡山大 1,495 1,648 10.2% ★7
(5)
30 1.8%
豊橋技術科学大 45 50 11.1% - 1 2.0%

 旧帝大で前期試験のみのところと最最難関の東京藝術大学は水増し率も辞退率も低いです。

 京都工芸繊維大学は以前から前期辞退者が少なく、後期は難関残念組が受験し大量に辞退していました。2025年度入試から後期を廃止して堂々のランクインです。

 大阪大学は定員が大きいので辞退率は低いですが、毎年いわゆる「専攻チキンレース」を繰り広げる外国語学部の辞退者の多さが悪目立ちします。

(3) 考察…国立大学の人気回復?

 2025年は国立大学の出願者は微増、辞退者は前年から298名減少しました。

国立大学(前期・後期)の志願者数と辞退者数(筑波技術大学を含む)

入学年度 志願者 辞退者
2019 330,153 6,881
2020 307,192 7,703
2021 295,931 7,991
2022 302,953 7,329
2023 298,305 6,785
2024 299,715 6,604
2025 299,739 6,306

 少子化に加えて後期入試廃止の大学が増えている割には志願者数が減らず辞退者も減っていることから、共通テスト初年度に関しては国立の人気は維持と判断します。

2024→2025で志願者がふえた大学

大学名 募集人員 24→25志願者数増減 23→24志願者数増減
富山大 1426 1,365 -1,248
千葉大 2,047 1,111 296
横浜国立大 1,353 1,040 -874
山口大 1,479 1,002 -1,637
埼玉大 1,365 971 -88
愛媛大 1,260 807 -23
鹿児島大 1,420 599 -108
熊本大 1,309 598 196
新潟大 1,626 591 -233
山形大 1,123 584 -351

減った大学

大学名 募集人員 24→25志願者数増減 23→24志願者数増減
鳥取大 860 -1,191 1,393
島根大 721 -1,076 1,193
東京大 2,960 -1,011 126
三重大 1,106 -987 279
京都工芸繊維大 380 -922 73
福井大 615 -784 1,322
名古屋工業大 783 -746 -220
信州大 1,592 -633 -265
長崎大 1,231 -609 683
茨城大 1,253 -584 692

 2年連続で増加しているのは千葉大と熊本大で他は「隔年現象」の影響です。全体では国立は安定した人気ですが地方国立はジェットコースター状態です。東京大は第一次段階選抜のハードルをあげたこと、京都工芸繊維大は後期を廃止したことが原因と考えられます。

 一方旧帝大は毎年増減はありますが小幅です。つまり「国立大学の人気二極化」です。共通テストの負担増で成績中位層が私立に志望変更したり「穴場」の大学を求めて全国行脚すると、その層がボリュームゾーンの地方国立大学は影響を受けます。

(4) 前期で定員割れ?

 2025年度前期入試で定員割れした大学・学部・学科・専攻

大学名 学部 課程・学科 専攻・分野・コース
北海道教育大(旭川) 教育 教員養成 芸術・保健体育教育(音楽)
北海道教育大(旭川) 教育 教員養成 芸術・保健体育教育(美術)
北海道教育大(函館) 教育 国際地域 地域教育
北海道教育大(岩見沢) 教育 芸術・スポーツ文化 音楽文化(声楽)
北海道教育大(岩見沢) 教育 芸術・スポーツ文化 音楽文化(鍵盤楽器・作曲)
北海道教育大(岩見沢) 教育 芸術・スポーツ文化 音楽文化(音楽教育・音楽文化)
山梨大 教育 学校数育 幼少発達教育
京都教育大 教育 学校数育教員養成 美術領域(美術)
奈良教育大 教育 学校数育教鼻養成 教科教育(音楽教育一初等教育)
鳴門教育大 学校数育 学校教育教員養成 小・中学校教育(英語科教育)
鳴門教育大 学校教育 学校教育教員養成 小・中学校教育(理科教育)
鳴門教育大 学校教育 学校数育教貞養成 小・中学校教育(図画工作科・美術科教育)
愛媛大 社会共創 産業イノベーション  
愛媛大 社会共創 環境デザイン学科  
高知大 教育 学校数育教月養成 教科教育(音楽・美術教育)
琉球大 教育 学校数育教貞養成 中学教科数育(技術教育)

 教員養成の音楽や美術は二次試験が実技で、早い段階からそれに親しんでいる人が志願します。それらの母集団が減れば定員割れは仕方ありません。

3 追加合格  

(1) 追加合格の多い大学

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格 入学辞退者数 辞退率
筑波大 1454 1584 8.9% 55 96 6.1%
新潟大 1626 1862 14.5% 42 172 9.2%
愛媛大 1260 1458 15.7% ★42
(19)
124 8.5%
北海道大 2,369 2600 9.8% 28 127 4.9%
北海道教育大 889 990 11.4% ★20
(13)
58 5.9%
信州大 1592 1801 13.1% 20 183 10.2%
金沢大 1522 1706 12.1% 18 79 4.6%
山梨大 575 688 19.7% 17 63 9.2%

参考 2024年度

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
新潟大 1,631 1,888 15.8% 49 194 10.3%
筑波大 1,475 1,575 6.8% 45 86 5.5%
北海道大 2,369 2,610 10.2% 32 132 5.1%
高知大 710 828 16.6% ★28
(23)
78 9.4%
広島大 1,969 2,196 11.5% 24 114 5.2%
山梨大 588 724 23.1% 19 74 10.2%
静岡大 1,535 1,804 17.5% ★*
(16)
192 10.6%
京都工芸繊維大 408 475 16.4% 16 50 10.5%
埼玉大 1,371 1,678 22.4% 15 231 13.8%
大分大 832 978 17.5% ★13
(11)
109 11.1%
信州大 1,608 1,824 13.4% 13 188 10.3%
鹿児島大 1,462 1,670 14.2% 10 142 8.5%

★は追加合格の総数で( )内は2次募集の合格者で内数。

 このカテゴリーのツートップは筑波大と新潟大で、毎年辞退者が多く出る割りに水増し合格は少なく追加合格で定員を満たします。3月末、不合格者がすでに私立大学に手続きしていても、追加合格の連絡が入ればそのお金を捨てて手続きするだろうと考えているのでしょう。大した自信です。

 北海道大の辞退者は前期47名、後期80名で、後期は東大前期残念組が合格するも再チャレンジを決めたと推察します。

  追加合格の有無は各大学のHPに告知されます。3月26日以降は携帯電話を肌身離さず持ち歩きましょう。すでに他の国公立大学に手続きしている人、当該大学を前期や後期で振った人は対象外です。

 すでに私立に二次手続き(授業料その他)している場合、返還手続きをすれば入学金以外は戻ってきますが、先に国立に振り込むお金が必要になります。

  「きたっ!」と思ったら充電切れ…。

 

4 第二次募集 

二次募集を実施した大学

  募集人員 最終合格者数 割増率 追加合格 入学辞退者数 辞退率
北海道教育大 889 990 11.4% ★20
(13)
58 5.9%
山形大 1123 1325 18.0% ★8
(5)
119 9.0%
静岡大 1537 1780 15.8% ★*
(1)
168 9.4%
岡山大 1487 1643 10.5% ★5
(3)
39 2.4%
徳島大 865 1069 23.6% ★-
(4)
150 14.0%
愛媛大 1260 1458 15.7% ★42
(19)
124 8.5%
高知大 701 795 13.4% ★-
(4)
72 9.1%

参考 2024年度

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
北海道教育大 927 1,041 12.3% ★-
(2)
59 5.7%
静岡大 1,535 1,804 17.5% ★*
(16)
192 10.6%
岡山大 1,495 1,648 10.2% ★7
(5)
30 1.8%
高知大 710 828 16.6% ★28
(23)
78 9.4%
大分大 832 978 17.5% ★13
(11)
109 11.1%
宮崎大 800 962 20.3% ★-
(4)
144 15.0%

参考 2023年度

大学名 募集人員 最終合格者数 合格者割増率 追加合格者数 入学辞退者数 入学辞退率
北海道教育大 923 1,027 11.3% ★-
(6)
84 8.2%
山形大 1,160 1,339 15.4% ★66
(62)
127 9.5%
茨城大 1,278 1,630 27.5% ★8
(8)
280 17.2%
富山大 1,411 1,669 18.3% ★27
(6)
201 12.0%
福井大 675 762 12.9% ★29
(18)
71 9.3%
島根大 774 896 15.8% ★14
(9)
74 8.3%
愛媛大 1,236 1,447 17.1% ★24
(2)
134 9.3%
長崎大 1,240 1,424 14.8% ★12
(7)
109 7.7%

★は追加合格の合計 カッコ内が2次募集での合格者で内数。ーは追加合格の記載なし。

 北海道教育大、静岡大は教員養成系の芸術・実技系での二次募集が恒例になっています。山形大、愛媛大は隔年での二次募集で、特に山形大は2023年度に工学部で大量の二次合格者を出しました。

   追加合格を含めてもなお定員が埋まらない大学は、後期の手続き後に欠員補充のための第二次募集が発表されます。ただし受験生の希望学部があることは稀、たまたまあっても共通テストでの合否判定なので持ち点が低くて全滅した人はノーチャンスです。

 願書は大学へ持ち込み、本気度が試されます。出願には共通テストの受験票と共通テスト成績請求票の二次募集用(マイページからダウンロード)が必要です。怒りに任せて受験票を破いたりスマホを破壊したりしないですよね?

まとめ

  • 国立大学は辞退者を見越して多めに合格を出す
  • 水増しは少な目で追加合格で定員を埋める大学もある
  • 首都圏は私立大学志向で国立大学は準難関さえ「すべり止め」扱い
  • 地方国立大学は辞退者が多く合格者の割増率が高い。また「隔年現象」で入試が荒れることもしばしば
  • 第一志望者で占められる大学は辞退が少なく水増しも追加合格も見込めない
  • 2025年度の共通テストから負担が激増し、地方国立大学は受難の時代か

おわりに

 「合格しても辞退するなら受験しないで他に席を譲ってよ!」と思いますが、「できる人は総取り、できない人は全滅」が受験の世界の掟です。私たちはそういうシビアな世界にいるのです。

 勝ち抜くためには勉強しかありません。最後まで気持ちを切らさず受験し、運が巡ってきたらつかみましょう。チャンスの女神は前髪しかありません。応援しています!

 




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