
日本一の星空の村にある山池
恵那山と野熊岳のピークを結ぶ県境稜線から150mほど長野寄りにある湖面標高1730mの山池。
池の在所となっている長野県阿智村は日本一の星空として有名になった。野熊の池からの星空もさぞかし素晴らしいことだろう。
近くに池名の付いた避難小屋もある。
池へのアプローチには登山が必要。岐阜県側の黒井沢登山口から往復7km、登坂500mほど。初アタックの2020年はこの登山口への林道が災害通行止めになっていたため、長野側の広河原登山口からのアプローチを試みた。
2022年3月、黒井沢口登山口へのアタックも災害通行止めでウェストン公園より先は通行止めで進めず。
2024年11月、再アタックを試みるが黒井沢林道はあいかわらず通行止め。距離はあるが広河原口から野熊の池になるべく肉薄すべくラン&ガン。今回は多くの角度からの野熊の池の空撮に成功した。
野熊の池と地形(空撮)
2024年11月
崩落崖の真横に立地
ちょうど紅葉の切れ目、崖の左の緑色のところに野熊の池の清澄な湖面が見える。奥に見えるのは御嶽山。

分水嶺をはさんで
岐阜と長野の県境をなす分水ライン近くにある野熊の池だが、下の4枚の写真からは、崩落崖と反対側の谷筋の両方に池の水が流出する可能性を示している。



野熊の池を中心に
それてにしても池の周囲できれいに植生が変わっているのもおもしろい。

流れ出しのラインが!?
分水界の両側に流れ出しているような痕跡が・・。


しかし角度を変えてみると・・
野熊の池は、じつは大きく湾曲した谷筋の途中にあるのが捉えられている。


恵那山方面からのアングル
下の写真で、左下隅のちょっと上に野熊の池が写っている。このアングルから見ると、恵那山主峰の稜線(分水界)から完全に画面左側の長野側に池は立地している。
ところがなぜか流れ出す谷筋はぐるりと稜線を迂回するようにして反対側の岐阜方面へと流れだしている。なんちゅう地形・・。
これは日本初のクレーター発見で知られる坂本正夫氏の学術的考察では、谷の大規模崩落で河川争奪が起こったのではないかと。

その他
野熊の池の特殊すぎる地形の考察に資するべく、できるだけ多くの角度から撮影した。








2020年
池周辺の地形的特徴は捉えたものの、池の水面は捉えられず。

野熊の池の謎解き
河川争奪が鍵?
日本初クレーター発見で知られる坂本正夫先生が野熊の池の特殊性について論文を書かれており、その概要をイラスト化した。

河川争奪返しの可能性は?
それにしても、新しい崩落崖の方への湖水の流出が確かめられれば、元妻による奪還婚ならぬ「河川争奪返し」なんて可能性も出てくるのでは?
いかせん現地に行かんことには何ともならないが、歩いて野熊の池に行ける体力があるうちに、林道の復活を祈りたい。
【おまけ】クレーターと隕石湖ロマン
野熊の池は隕石湖ではないけど、おまけとして。
日本では坂本先生によってクレーター痕が世界認定されたが、「隕石湖」についてはシンガハタの池を筆頭にいくつかの候補が取り沙汰され物議をかもしてきた歴史はあるものの、国際的な認定には至っていない。
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com
https://bunbun.hatenablog.com/entry/arenohoshi
野熊の池へのアクセス
黒井沢登山口
2022年3月時点ではウェストン公園から先が通行止め。登山口まで9kmほどある。


















