【じゅうにちょうがた / 十二町潟水郷公園】

国の天然記念物をダブル取得。古代の名勝湖の忘れ形見
十二町潟は、布勢水海(ふせのみずうみ / 布勢湖 / 布勢の海)という潟湖タイプの巨大湖の名残りを水郷公園化した水辺。
古代には万葉集にも詠まれた歌枕の湖だった。
公園内には野鳥の池、水生植物の池、オニバスの池と名付けられた池はやや整備が行きすぎて人工的な感じが否めないが、主役の十二町潟は情感たっぷり。
タナゴの一種で大型の日本固有種イタセンパラ(国指定天然記念物)の生息地。オニバス「発生地」としても国の天然記念物に指定されている。
2026年の再訪時には、遊歩橋の横に伝統漁法の設備である「アド小屋」が復元されていた。



十二町潟の景観と設備
アド小屋
以下、現地の案内板より。
アド小屋
十二町潟では昭和三十年代後半まで、二間半(四・五メートル)四方の網を水中に沈め、魚群がその上に来た頃合いを見はからい、沈めた網を引き上げて魚を捕る漁法が行われていました。
「アド小屋」は、そのための仕掛小屋のことで、「アド」とは、「網処」の縮まった言い方であろうと思われる。昭和三十年代中頃まで複数設けられていましたが、十二町潟の変遷とともに、今ではアド小屋で漁をする光景を見ることはできなくなりました。
十二町潟は、万葉の昔、大伴家持卿が舟で遊覧し和歌を詠じた布勢湖の名残をとどめています。このアド小屋は往時を懐かしみつつ、平成十八年十一月に復元したものです。


遊歩橋
北エリアと南エリアをつなぐ遊歩橋はユニークな形状。


水生植物の池

オニバスの池

野鳥の池

国指定天然記念物のイタセンパラとオニバス


駐車場と案内版








