【さやまいけ / 筥ノ池 / 狭山池公園】
「筥ノ池」の名で平安時代からある池?
釣り公認のちょっといい感じの公園池にしか見えなかったが、案内板を読んでみれば、「筥ノ池」(はこのいけ)の名でなんと平安時代から和歌に詠まれた歴史的な映えスポットだったとか。しかも東京ディズニーランド1.5倍分ほどの広さの池。えーっ! って感じ。
とはいっても当時はベチャベチャの湿地帯で耕作地にもできず、江戸時代になって底をさらって池キャパを上げ、玉川上水の補助水源にした。
狭山池と呼ばれるようになったのは、そのころだろうか。狭山丘陵から流れ出る水を受け止めたのが由来と思われる。
現在、狭山池公園の構成要素として案内マップに記されている池は、筥ノ池、ふなっこの池、あめんぼう池、丸池の四つ。

蛇喰男の変わった池伝説
この池に伝わる池伝説はちょっと変わっている。
池で蛇に襲われた百姓の次右衛門が、逆に蛇に噛み付いて深傷(ふかで)を負わせたというのだ。
蛇は大蛇へと池ヌシの本性を顕し、のたうちながら噛まれた傷口から流れ出る血が七日七晩流れ続けて蛇堀川をつくり、巨大だった筥ノ池は小さな池となった。
これが今の狭山池と残堀川の起源だというが、伝説は江戸時代の改修工事のメタファーともいえそうだが、完全なフィクションだとしたら蛇に噛み付くなんて発想がどこから出てきたのかが興味ある。
大蛇が本来の状態の湿地帯を伴う大きな池を示すなら、小さな蛇は減水した状態の池で、噛み付いたというのは水抜き水路を掘った行為ともとれなくもない。
筥ノ池








ふなっこ池
釣り公認ながら、鯉保護の情熱がすごい
埼玉県の狭山湖と紛らわしいが、狭山池は東京都瑞穂町のこじんまりとした池。瑞穂町で唯一、水辺のある公園ということで工夫がこらされている。
池は自然観察池、庭園観賞池、釣り池の三つにゾーニングされ、カワセミもやって来るサンクチュアリや、藤棚もあり散策の楽しい庭園、そして、ふな、モツゴ、ザリガニ釣りができる釣り池。なお、ルアー・リール釣りは禁止されている。
ユニークなのは、鯉釣りも禁止されていること。禁止といってもフナ釣りをしていれば釣れてしまうこともある。
「鯉を持ち帰っている人の情報がありました。見かけたら下記までご連絡ください」なんていう看板もあり、穏やかではない。
釣りが公認されている池で、外来魚としての認知が進む鯉の保護にこれほど情熱を傾けている池もあまり見たこともない。(2021年記す。下の写真も)

筥ノ池との接続部

規制表示など
上段は2021年、下段は2015年撮影。





2015年の、ふなっこ池
釣り台の出しやすい護岸。ござまで敷いてくれている。



あめんぼうの池
流入口は、丸池に接続する水路となっている。


狭山池の吐き出し(残堀川)
池の吐き出し水門。残堀川に接続している。


駐車場・案内板






Googleマップ
マークした場所が駐車場。