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EMConf JP 2026 参加 &「ストレッチゾーンに挑戦し続けることの難しさ」をテーマに登壇してきました!

はじめに

技術本部 Sansan Engineering Unit Mobile Application GroupにてEM(エンジニアリングマネジャー)として活動している赤城です。

2026年3月4日、Engineering Manager(EM)に特化したカンファレンスである、EMConf JP 2026に登壇者として参加してきました。

初めてのカンファレンス登壇ということもあり、準備から当日まで大変なことも多かったのですが、終わってみれば「今まで参加したカンファレンスの中で一番充実していた」と感じるほど、濃い一日になりました。

この記事では、登壇準備の裏側から当日の緊張と手応え、印象に残った他セッションの学びまでを、参加レポートとしてお届けします。

登壇するまでの資料作成の経緯

登壇をするに至った最初のきっかけは、VPoEの大西から、「マネジメントで試行錯誤している経験を話してみたら?」と後押しされたことでした。

また、マネジメントを手探りで進めてきた期間が長くあり、同じような状況で苦労しているEMに向けて、少しでも知見を公開できればという思いで応募しました。

数年前に比べEMの概念も定着しており、『エンジニアリングマネージャーのしごと』(James Stanier著)に代表されるような書籍も出版され、今では知識が体系化されてきたと思います。

一方、私が直面していた「大規模エンジニア組織の中で、ミドルマネジャーとしてモバイル組織をマネジメントする」のような、より個別具体的な状況における実践知はまだまだ共有されていませんでした。そのため、書籍で得た知識をどう活用して、目の前の組織課題に立ち向かっていくべきか、試行錯誤を続けてきました。

このような背景もあり、同じような状況で悩んでいる人が、状況を打破するヒントになればいいなとも考えていました。

準備の過程で一番苦労したのは、社内の「事例」を言語化することでした。

社内でセッションのドラフトを発表し、同僚からさまざまなフィードバックをしてもらいました。その中でも「理論については書籍や記事・生成AIなどで知識を得られる一方、経験や具体的な事例の話はここでしか聞けないため、もっと多く盛り込んでほしい」というフィードバックを受けて、話す内容を大きく見直すこととしました。

そこで、過去のSlackや1on1のドキュメントを掘り起こしながら、実際に起きたことを言語化・再構成していきました。

マネジメントという性質上、どうしても社外では話せない内容も多く大変かつ地味であったものの、準備の核心はこの作業にあったと感じています。そのほかにも多くの有用なフィードバックをもらい、資料のブラッシュアップをしていきました。

登壇本番の様子

会場に到着した時、すでに各カンファレンス会場は満員で、EM領域の盛り上がり・熱気を強く感じました。

©EMConf JP 2026 実行委員会

約100名ほどの方に聴講していただいたのですが、セッション中も頷きなどのリアクションが豊かで、登壇中も「話しやすい」と感じたことを覚えてます。 日頃からチームとの対話を大切にしているEMならではの雰囲気だなと印象的でした。

当日お話しした内容のスライドはこちらから確認できます。ぜひご覧ください!

発表中のXのツイートや、発表後のAsk the speaker・懇親会などで、さまざまなリアクション・フィードバックをいただきました。 「理論と実践・具体の話が交互に構成されていたので理解しやすかった」というフィードバックをいただいた際は、具体のエピソードを増やした狙いが生きたことを実感して嬉しかったです。

懇親会では、私の発表テーマの「ストレッチゾーン」というワードをきっかけに、さまざまな方とお互いのマネジメントに関する悩みを相談し合い、知見と示唆を得られるような有意義な交流ができました。

印象に残ったセッション

経営と会計とエンジニアリング

前田 和樹さんのセッションでは、EMとして他部署や経営レイヤーへの提案をする際に、財務的な考え方が共通言語になるという内容が語られていました。 特に印象に残ったのは「財務3表などの基本的な概念を把握し活用することで、部署を横断した共通言語として提案や投資判断を円滑に行うことができる」というメッセージです。暗黙的に考えていたことが改めて綺麗に言語化された感触で学びになりました。

セッション内容や資料末尾で紹介されていた財務に関する書籍などから、改めて体系的に会計について学び活用していき、自身のマネジメントの引き出しをさらに広げられるイメージを掴めました。

組織・文化・技術の壁に挫折したEMが、アーキテクトとして「構造化思考」を手に、再び保守開発組織の変革に取り組む

おだかとしゆきさんのセッションは、マネジャーとしてうまくいかなかった経験を経て、アーキテクトとして培った「構造化思考」をどう組織マネジメントに生かしているかを語るものでした。

システムに対して使ってきた構造化思考を、組織間の認識ズレという問題にも適用する、というアナロジーが非常に分かりやすかったです。「モデルのズレ」として問題を捉え直すアプローチは、エンジニア出身の人がマネジメントと向き合うときの橋渡しになる言語化だなと学びになりました。 ここ最近では、生成AIの台頭などの影響もあり、技術に特化したメンバーからも「マネジメントにチャレンジしたい」という声を聞きます。そのようなメンバーにぜひ紹介したいような考え方だと感じました。

イベントで印象に残ったこと

充実したセッションの他にも、さまざまな学びを得られるような工夫がされていました。いくつか紹介させていただきます。

EMのそういうところ展

EMあるあるが書かれたボードが展示されており、思わずクスッとなるような内容が多かったです。

展示を見ながら話をしている参加者も多く見受けられており、ユーモアがありつつ上手く学びを得られるような会話を引き出す工夫が素晴らしいなと、運営の方々のアイデアに感心しました!

アンカンファレンス

話したいテーマを出していき、興味があるテーマについてディスカッションを行うアンカンファレンスの試みも興味深かったです。

イベント前半には既にテーマ出しのタイムテーブルが埋まっており、セッション中も参加者同士で盛り上がっている様子でした。

残念ながらこちらには参加できなかったのですが、懇親会などの場以外でも参加者の知識や経験を上手く共有できるような場が設計されており、学びの機会が増幅されている点が印象深かったです。

会場前のトーク内容表示

どの会場でどのセッションが行われているかが一目で分かり、迷わずに目的のセッションを聞きに行くことができました。

参加者体験への細かい部分までの配慮がすごいなと、運営の方々のイベントを良いものにしていく思いの強さを感じとりました。

おわりに

EMという役割の難しさは、向き合うべき領域の広さと、無数にある状況とHowにあると思います。 チームが違えばコンテキストも違う。他社との比較も容易ではなく、「自分のやり方は本当に正しいのか?」と指針の正しさを自問することが日常的にあるのではないでしょうか。

EMConfに参加して、そのような不安を少し和らげることができました。 さまざまな立場のEMが、それぞれエンジニア組織の課題に多様な向き合い方をしている様子を見て、今後の自身のマネジメントの指針をブラッシュアップできた実感があります。

同じように、日々正解が見えないマネジメントという領域で悩んでいる方は、ぜひ今後も開催されるであろう本カンファレンスへの参加を強くおすすめします!状況を打開できるような示唆・刺激を得られるかなと思います。

Sansan社の中においても、日々マネジメント領域でさまざまな試行錯誤がなされています。今後もこれらの知見を、社内だけではなく社外にも還元していけたらと考えています。

Sansan技術本部ではカジュアル面談を実施しています

Sansan技術本部では中途の方向けにカジュアル面談を実施しています。Sansan技術本部での働き方、仕事の魅力について、現役エンジニアの視点からお話しします。「実際に働く人の話を直接聞きたい」「どんな人が働いているのかを事前に知っておきたい」とお考えの方は、ぜひエントリーをご検討ください。




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