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Vol. 06 「その機能、本当に“今”必要ですか?」チームで挑んだ引き算と加速

この記事は、Sansan Data Intelligence 開発Unit ブログリレーの第6弾です!

こんにちは!Sansan Data Intelligenceのプロダクトマネジャー(PdM)の家後佑美です。
今回のブログリレーでは、エンジニアのメンバーがそれぞれの専門性を活かした技術的なトピックを綴っています。私はPdMという立場から、エンジニアやデザイナーと共に、職能の境界を超えてプロダクトを研ぎ澄ませていった裏側を、少し違う角度から書かせてもらおうと思います。

やりたいことが多すぎる。元CSのPdMが陥った「現場解像度」の罠

私はもともとSansan Data Hubのカスタマーサクセス(CS)をやっていたということもあり、ユーザーが抱える課題への解像度には自信がありました。しかし、新規プロダクトの立ち上げにおいて、その強みは時に「仕様の盛りすぎ」を招きました。

「現場の運用を考えれば、この機能は外せない」「あの例外ケースも救っておかなければならない」。

現場の痛みを知っているからこそ、仕様に安心感を持たせたくなる。結果として、機能は増え、スコープは広がっていきました。

一方で、要件定義から基盤整備、初期リリースまでの期間はわずか半年。この制約の中で価値を届けるには、単に頑張るだけでは足りません。必要だったのは、「何を作るか」以上に「何を作らないか」を決めることでした。

究極の「引き算」

単なる機能の削除ではありません。リリース期限を守りながら、プロダクトの芯を捉えた最短ルートを描く。そのための引き算です。

例えば、当初は複数のデータ投入パターンや例外的な運用ケースまで初期リリースでカバーしようとしていました。しかし議論を重ねる中で、「最も利用頻度が高い1つのユースケースに絞り、その他はPhase2に明確に切り分ける」という判断をしました。

例外を網羅すれば安心感は生まれます。しかしその分、データモデルは複雑になり、UI設計は肥大化し、検証範囲も広がります。まずはコアユースケースを確実に成立させる。この決断によって議論は収束し、「まず何を完成させるのか」がチーム内で揃いました。

境界線を越えるチーム

この引き算を実現できた理由は、PdM一人の判断ではありませんでした。

私たちのチームには、PdMが仕様を決め、デザイナーが描き、エンジニアがそれを作るという固定的な分業はありません。最速で価値を届けるという共通目的のもと、自然と役割の境界を越える動きが生まれました。

議論の中で繰り返し投げかけられた問いがあります。

「その機能、本当に“今”必要ですか?」

「できないから削る」のではなく、「より良くするために削る」

これは実装コストを理由にした否定ではありません。ユーザー価値を最大化するために、優先順位を問い直すための問いでした。

実は、最初からそうだったわけではありません。デザインのユースケースについても、以前はPdMである私に答えを求めることが多くありました。しかしある時期から、デザイナーは自ら営業やCSにヒアリングし、一次情報をもとに設計を考えるようになりました。対面でのコミュニケーションを重視する「オフィスセントリック」な環境も後押しとなり、この変化はチームに定着していきました。

PdMから要件を「受け取る」のを待つのではなく、自ら課題の根源を掴みに行く。その主体性が、議論の質を一段引き上げました。

さらに、その一次情報をもとにしたデザイン案に対しても、エンジニアが「どう作るか」という枠を超えて、デザインのディスカッションに深く参加してくれました。

「そこまで機能を追加しなくても、見せ方や体験設計で解決できないか」

専門領域を越えて議論することで、「足す」のではなく「磨く」という選択が増えていきました。

何を作らないかが明確になったことで、意思決定の往復や手戻りは減少しました。結果として、開発は安定したリズムで進み、スピードは自然と上がっていきました。

ここに至るまでには、チームとしての試行錯誤も数多くありました。その詳細は、このあとのブログリレーで語られるはずです。

まだまだ続くよ開発は・・・

無事に1stリリースを迎えた今(と言いながら、今もリリースし続けていますが!)、改めて強く感じるのは、私たちはまだスタートラインに立ったばかりだということです。最強のデータ基盤「SOC v2」という武器を手にした今、実装したい価値は、むしろリリース前よりも膨らんでいます。

PdM、エンジニア、デザイナーが対等に、時には「本当にそれが必要か」を泥臭く問い合いながら、プロダクトを研ぎ澄ませていく。

「仕様をもらって作る」のではなく、「なぜそれを作るのか」から一緒に考えたいエンジニアやデザイナーと、これからのSansan Data Intelligenceを創っていきたいと考えています。

Sansan技術本部ではカジュアル面談を実施しています

Sansan技術本部では中途の方向けにカジュアル面談を実施しています。Sansan技術本部での働き方、仕事の魅力について、現役エンジニアの視点からお話しします。「実際に働く人の話を直接聞きたい」「どんな人が働いているのかを事前に知っておきたい」とお考えの方は、ぜひエントリーをご検討ください。

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採用説明会イベント


3月31日(火)に採用説明会を行います。 Sansan Data IntelligenceのProduct Ownerやエンジニアから「どんなメンバーが、どのような役割で開発に関わっているのか」「どんな課題に挑戦できるのか」という話を聞けるチャンスです。興味ある方は以下のリンクよりエントリーの上ぜひご参加下さい。
新プロダクト「Sansan Data Intelligence」エンジニア向け採用説明会 - connpass




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