2025年4月8日、国際ブッカー賞のショートリスト(最終候補作)が発表されました。今年はロングリストの13冊に日本からも2作品がノミネートされていたこともあり注目が集まっていましたが、最終選考に残ったのは以下の6冊になりました。
2025年5月21日追記:2025国際ブッカー賞はバヌ・ムシュタク著,ディーパ・バスティ訳『Heart Lamp』が受賞しました。

A Leopard-Skin Hat - アンヌ・セール
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Heart Lamp - バヌ・ムシュタク
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Perfection - ヴィンチェンツォ・ラトロニコ
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Under the Eye of the Big Bird(大きな鳥にさらわれないように) - 川上弘美
Small Boat - ヴァンサン・デルクロワ
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On the Calculation of Volume I - ソルヴェイ・バレ
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今回の候補者には、英語での初出版となる作品を含む6名の作家が初めて選出されており、そのうち3名は英語でのデビュー作です。
また、過去に候補となったことのある翻訳者が2名含まれており、そのうち1名は前例のない3度目の選出となりました。候補者12名のうち9名が女性と、女性が多数を占めている点も注目ポイントです。
原著の言語は5言語にわたり、今回初めてカンナダ語からの翻訳作品も含まれています。200ページを超える作品は2冊のみで、短くも力強い語り口の作品が目立っています。
さらに、候補作すべてが独立系出版社からの出版であり、これは国際ブッカー賞では初の出来事だそうです。
このショートリストは、2024年5月1日から2025年4月30日までに英語に翻訳され、英国またはアイルランドで出版された長編小説または短編集の中から、2025年の審査員によって選ばれたものです。今回は、賞の現行形式が始まった2016年以降で最多となる154冊の応募作の中から選出されました。
この賞は、翻訳者の重要な貢献を称えるもので、賞金総額5万ポンドは著者と翻訳者に均等に分配されることになっています。さらに、ショートリスト入りした各作品にも賞金5,000ポンドが授与され、著者と翻訳者にそれぞれ2,500ポンドが贈られます。
国際ブッカー賞2025の受賞作は5月20日(火)にロンドンのテート・モダンで行われる授賞式で発表される予定です。
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参考資料:
Everything you need to know about the International Booker Prize 2025 shortlist | The Booker Prizes