今年もお陰様で、RSGT2025に参加できました。
で、まともな参加記などを書かず、こんなポストを書いています。すいません。
タイトルにあるセッションは、RSGT2025 Day3のOSTにて実施されたものでした。目を引く提案だったこともあり、RSGT終了後も様々な方が、特に「内輪ノリ」に絡めて言及しているようでした。
私もこのセッションに直接参加していましたが、「内輪ノリ」と関連付けるのは、正直なところ、違和感がありました。そして、このような流れがこのまま大きくなっていくのも良くないな、と感じています。
なので、私がセッションに参加して実際にどう感じていたのかを、一応記録として残しておきたいと思います。
最初にお断りしておきますが、登場する方々を含め、この文章で誰かを責めたりする意図は全くありません。実際、誰かが悪いとか、そういった話ではない、そんなことは僕は全く考えていない、ということをご理解いただければと思います。
「内輪ノリ」の問題だったのか
まず、ホストのお悩みを整理します。ホストの方は、自身の悩みをこのように説明していました。
- RSGT1回目は、顔見知りもいなくてぼっちだったが、アテンドしてくれる方がいて、それから楽しめるようになった
- 2回目も純粋に楽しめた
- 3回目は、なぜか他の人達の会話に混ざれず、疎外感を感じた
この時点で、僕からすると単純な「内輪ノリ」の問題ではないように思えます。なぜなら、1回目・2回目はそれぞれ楽しめていたわけなので。もし昨年に比べて今年は遥かに内輪ノリが酷かった、というのであれば理解できますが、恐らく多くの人はそう思っていないのではないかと思います。
確かに僕も、数年前にこのコミュニティに初参加した頃はちょっと独特のノリに馴染みにくかったのですが、それは去年までの話です。去年までは楽しめていて、今年は楽しめなかったホストの問題とは別の問題だと考えられます。
なので、少なくともこのセッションを起点として昨年以前から続く話を語ったり、2024年以前のRSGTを回顧して「昔似たようなこと体験した」と連想するのは、この問題の考察としてはちょっとズレています。
適切なふりかえりだったか
また僕がこのセッションに参加して感じたことを正直に言うと、これをふりかえりのセッションとしてみたとき、進行に改善の余地があったということでした。
というのも、ホストが事情を話した後、ほぼ最初の時点から「RSGT2025全体の問題である」という前提で話が進んでしまったのです。
しかしこの話、あくまでホストの方個人の問題である、という可能性も十分にあったように思いました。たまたまその時の心理状態だったり、いくつかの勘違いが重なったりして、周囲の人間は変わってないはずなのになぜか疎外感を覚える……といったことは、割とどんな状況でも日常的に、誰にでもあることじゃないかと思います。その現象を心理学的に説明することも可能です。
なのでホストの指摘が、本人の個人的なものなのか、あるいは他にも多くの方が同様に感じていてRSGT2025自体の問題といえるものなのか、どっちなんだろう……と、説明を受けた直後から自分は疑問に思っていました。 しかし、そういった確認が一切なされないまま、そのセッションでは「RSGT2025全体の問題」という前提で話が進んでしまいました。誰か他にも何人か同じ思いをした人がいたならそう捉えても差し支えないように思いますが、そういった質問が参加者にされたわけでもないし、そう発言した人は(自分が記憶している限り)他にはその場にいなかったんじゃないかと思います。
※ 念のため、ですが、別にホストの方を責めていません。その流れにそのまま乗っかった全員(僕を含む)の共同作業によるものですし。
「今回は楽しめなかった」というのは、ホストの方が感じられた間違いない事実です。が、それがホストの個人的なものか、それともRSGTというイベントに問題があったのかによって、取るべき対策がまったく異なってくるはずです。内輪ノリの問題とするのも、あくまで後者の場合なら、という前提による話だと思われます。
僕自身も本来なら、この違和感を感じた時点でそういう発言をすべきだったかもしれません。ただ、その時点では「自分には今年(のRSGT)に何か違いがあるのかよくわからない」と発言するのみでした。
正直なところ、自分はこのセッションが「ホストの方のぼっち状態を解消できればとりあえず成功」だと考えていたし、それは実際そうなりました。(多くの参加者の方がホストの方と連絡先を交換されていました。)なので、それ以上何かの改善をその場で求める気は特にありませんでした。
ただし、もしこのセッションがRSGTのOSTでなく、通常のスクラムチームのスプリントレトロスペクティブであったとしたら、このような流れを作ってしまうと根本原因を見誤ってしまいかねないので、あまり良くはなかったでしょう。もしそのレトロのファシリを僕が担当していたら、その流れができた時点で一旦議論を止めていたと思います。
以上、ホントはこの話は誰に話すまでもないもので、だから胸に留めておくつもりだったんですが、予想以上にこのセッションが話題になっており、RSGT終了後もちょっとした余波が続いているようだったので、あえてここに記しました。
何度も書きますが、誰かを責める意図はまったくありませんので、ご了承ください。