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六道とは

ゾクチェンの教えを日本で伝授している箱寺です。ゾクチェンの教えやチベット瞑想について執筆しています。よろしくお願いいたします。

 

 

私たちの周りにはたくさんの種類の生きものが生息しています。一番身近なのは飼い犬や飼い猫でしょうか。鳥を飼っている人もいるかも知れません。海に行けば魚や亀に出会うことでしょう

 

 

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チベット僧院の番犬

 

 

草原には牛や羊が草を食んでいます。空には鳥やトンボが飛んでします。ブッダの教えによれば、輪廻と呼ばれるこの世界には、大きく分類すると六種類の生命体が存在しているといわれています。この六種類の生命体が住む世界のことを、六道といいます。

 

 

最初の生命体は地獄界に住む生きものです。地獄界は極めて苦しい環境の世界です。耐え難い熱と炎で苦しめられる熱地獄と、なにもかも凍らせてしまう寒冷に苦しまされる寒地獄の二種類があります。

 

 

次の生命体は餓鬼界に住む生きものです。この世界は地獄界よりはましですが、飲み水と食べ物が手に入らず、常に耐え難い飢えと渇きに常に苦しまされます。

 

 

餓鬼界よりもいくらかましなのが、動物界です。畜生界ともいいます。この世界に住む生きものは常に、自分より強い生きものに食べられる恐怖におびえています。また物事を深く考えることができません。

 

 

地獄界、餓鬼界、動物界は六道の中でも悪い境遇の世界なので、三悪趣といいます。

 

人間界は私たちがいま住んでいる世界です。この世界に住む人間にもさまざまな苦しみや悲しみがありますが、ブッダの教えを学び修行できるという理由から、六道の中では吉祥に恵まれています。

 

 

阿修羅界に住む生きものは人間よりも長い長寿や能力に恵まれていますが、より優れた天界の神々に嫉妬して戦いを繰り返します。しかし常に負けてしまう生きものです。

 

 

天界に住む生きものは、長寿と神通力に恵まれています。なまじ不完全な幸せに満たされているために、心を完成せたり、ブッダの教えを学ぼうという気持ちが起きません。

 

 

人間界、阿修羅界、天界は六道の中でもよい境遇なので、三善趣といいます。

 

 

六道に属す世界はどれも、ブッダの世界から遠く離れた輪廻の世界です。一時的な幸せや喜びを手に入れることができたとしてもそれは無常で、いつか失われてしまうはかないものです。

 

 

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