※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:バトルスタディーズ/なきぼくろ (漫画 2015〜)(既巻47巻)
評価:★4(★★★★☆)
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数年前に序盤の1,2巻を読んで、めちゃくちゃ面白かったがそのまま続きを読まずにいたのを、最近機会があって20巻まで読んでみた。
13巻までは期待通りでめちゃくちゃ面白かったが、14巻からは全く別の漫画になってしまったみたいで一気につまらなくなってしまった。主人公の狩野笑太郎が「DL学園」の野球部に入寮するところから1巻が始まり、13巻が1年次の夏の終わりまで、20巻が2年次の大阪予選の終わりまで。この漫画はまだ連載中で、単行本も現在47巻まで出ていて、3年次の夏の終盤、物語のクライマックスの部分がちょうど進行中のようだが、21巻よりも先を読む気にはなれなかった。
(以下ネタバレあり)
13巻で何が起きたかというと、主人公が1年次の夏でDL学園が甲子園出場を決めたところで、ベンチ外の1年生が不祥事を起こして甲子園の出場を辞退、そのまま3年生は引退。主人公が1年生ながら主将に就任し、「新生DL学園」を作っていく「第二章」が幕開けする。
…のだが、厳しく、威厳があり、ついでにキャラも立っていた「3年生」という重しがなくなったことにより漫画の雰囲気もペラッペラになってしまった。13巻までは、キャラの顔芸やギャグがありつつも、「3年神様、2年平民、1年奴隷」の厳しい規律、その中で必死に野球に取り組む姿という緩急のバランスが取れていたのに、それが完全に崩壊してしまった。
漫画の表紙絵の履歴にもそれが現れている。キャラの顔が面長で割と写実的だったのが、11巻あたりからマンガっぽいデフォルメが効いた丸顔になっていて、これは作風の変化を反映している。14巻、15巻連続で表紙絵の主人公がベロを出しているのは実に象徴的だし致命的だ。作中では、14巻から出てきた強敵「早実」の主要キャラの顔デザインがあまりにもふざけていたのにも気持ちが白けてしまった。
なんだか、漫画の中でも外でも「新生DL」の構築に失敗しているみたいで、萎え萎え。結局、一見無意味にも思える「規律」は大事だったんだなあって。
こんなにふざけた作風に転換しておきながら、笑太郎の親や、13巻での不祥事で辞任した指導者たちが、涙を流すほど感動しながら「新生DL」を褒めている場面を見た時には心底びっくりした。私には「新生DL」が野球に一生懸命取り組んでいることが全く伝わってきていなかったので、「え?そういう(頑張っている)設定だったの?」と混乱した。
最後にもう一度まとめ。この漫画は、13巻まではめちゃくちゃ面白いが、14巻以降はつまらない。21巻以降は読んでいないが、もう期待できないので読むことはない。