※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:禁断の中国史/百田尚樹 (本 2022)
評価:★5(★★★★★)
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2022年に単行本が発売された「禁断の中国史/百田尚樹」の文庫版が先月(2025年11月)発売されたのでKindle版を購入して読んでみた。
この本は、「世界の中で日本人ほど中国を誤解している民族はいないのではないでしょうか。」という書き出しで始まる。そして、実際の中国の歴史が、日本人がイメージするような「偉大な」「優れた文化」からはかけ離れた、人道や人権が欠落した歴史であることを教えてくれる。
日本と中国に圧倒的な経済力の差があった昭和の時代は、日本人がいくら中国のことを誤解し油断していても問題なかった。しかし今は違う。昭和の時代に日本から巨額の経済支援を受けて経済的に成長した中国は、日本に感謝するどころか自国民に嘘だらけの反日憎悪教育で日本人への憎悪感情を刷り込み、軍事力を増強して尖閣や沖縄の奪取を目論み、大量の自国民を日本に送り込んだ浸透工作を行なって日本侵略計画を進めている。
日本がこのまま中国に侵略されるのを防ぐため、日本人は誤った中国観を改め、相応の警戒感を持って中国という国に対峙しなければならない。日本は民主主義国家だ。国民の過半数が正しい認識を持ち、投票に行くことで政治を正しい方向に動かさなければならない。
本書の終盤で筆者は以下のように書いている。
>私は以前から日本人の中国文化への誤った憧れに対して鐘を鳴らしてきました。日本人の中国観は、日本人作家が書いた『三国志』や『水滸伝』などで、完全に歪んだものになっています。日本人作家は『史記』などにある物語を日本風に換骨奪胎して、とても魅力的な登場人物にして描いています。敢えて言えばそれらは中国を舞台にした「日本の物語」です。そこには本当の中国人の姿はありません。
近年で人気が高い中国歴史モノの作品といえば「キングダム」があるが、これも、秦が中華統一する際の残酷な歴史を日本人の感性で美談に書き換えてしまう危険な漫画だと思った。
(以下、本書の目次)
■第1章「中国四千年全史あるいは虐殺全史」
◆中国史は「虐殺史」
◆秦の始皇帝の素顔
◆一族郎党皆殺し
◆いつ殺されるかわからない恐怖
◆仲間や部下も皆殺し
◆漢民族は絶滅した
◆北方民族が漢民族に強制
◆二人の邪魔者を排除するため三万人を虐殺
◆三日間で十万人を虐殺
◆世にも恐ろしい集団が誕生
■第2章「刑罰」
◆刑罰に見る残虐性
◆「凌遅」
◆「炮烙」「剝皮」
◆「車裂」
◆「烹煮」
◆「剖腹」「抽腸」
◆処刑を国全体で楽しんできた
◆「割鼻」
◆「截舌」
■第3章「食人」
◆読むのに覚悟が必要
◆中国の食人習慣
◆子供を食べる
◆我が子を殺して人肉スープに
◆妻の肉を食べさせる
◆仇敵の肉を食べる
◆人肉が市場に並ぶ
◆犬よりも安かった
◆近代に入っても
◆二十世紀の食人
■第4章「科挙」
◆世界一の難関試験
◆科挙の試験科目
◆「童試」
◆「府試」
◆「院試」
◆本当の試験地獄はここから
◆「科試」
◆「郷試」
◆二万人超の試験場
◆採点も常軌を逸していた
◆「会試」こそが科挙の本番
◆「会試」
◆「殿試」
◆壮大な無駄
◆科挙の落伍者たち
■第6章「纏足」
◆普通の足の半分
◆纏足の方法
◆第二の性器のように
◆女性蔑視の思想
■第7章 「策略、謀略、騙しのテクニック」
◆騙される方がバカだ
◆息子と娘を馬車から投げ捨てる
◆身の毛もよだつ則天武后
◆恐ろしく嫉妬深い女の計略
◆毛沢東の愛読書
◆「宋襄の仁」
■第8章「中国共産党の暗黒史」
◆寄生虫のように
◆五ヶ月で三十三万人が餓死
◆毛沢東の殺人ノルマ
◆恐怖の「大躍進政策」
◆地獄の「文化大革命」
◆中国の本質
◆本当の中国
◆歴史に学ぶべき時