
中学生の息子の英語の成績が芳しくない。直近の定期考査は息子の英語の勉強を少しみてやったので少しだけ英語の成績は改善したが、成績が上がらない根本原因のひとつは、英語教科書の本文の読み込みが足りないためだと気づいた。
私が中学生のときは、中学2年くらいまでは英語の教科書を全暗記するくらいに読み込んでいた。教科書を暗記した状態にしておくと、テストなどで教科書の本文に含まれる文を必要に応じて引き出して、そのまま使ったり、単語を少し置き換えて使ったり、文法の問題に当てはめて使ったりできるため非常に便利で、英語力の基礎になるのだ。ついでに、英語の発音も良くなるしリスニング力も上がる。
息子が使っている英語教科書は「Z会 New Treasure」というシリーズで、教科書のページの隅にQRコードが印刷されていて、これをスマホのカメラで読み込ませるとすぐにブラウザのオーディオプレーヤーで該当箇所の英語音声が流れるという仕組みで、これはこれでよいと思うのだが、英語教科書の本文は机に向かって勉強する時間ではなく、むしろ通学の時間などを活用して読み込んで(聞き込んで)欲しい。
そのためにはスマホはよくない。すぐにゲームアプリやYouTubeの誘惑に負けてしまうから。
■ウォークマンの機種選定
そこでオーディオ再生の専用機を探した。Amazonを見るとノーブランドの製品が3,000円台くらいから星の数ほどあるが、品質が怪しいものばかりで「安物買いの銭失い」になりそう。ということでちょっと割高だがSONYのウォークマンにした。
私が選んだのは2017年に発売されたNW-S313という機種で、なんと発売から8年経った2025年現在も現行モデルとしてソニーのホームページに掲載されている。上位モデルは発売年次が新しく全てスマホみたいなタッチパネル型の筐体に更改されているが、物理ボタンで操作する「下位モデル」は8年前から更改がない。流れ的に、おそらくこれが「物理ボタン搭載の最後のウォークマン」となるのだろう。
今回の用途ではむしろ手元を見ずに操作できる物理ボタンが好ましいので迷わずこの「下位モデル」を選択。電車の中で使うことを想定しているので、有線ノイズキャンセリングイヤホンが付属しているのもありがたい。bluetoothにも対応しているので、市販のワイヤレスイヤホンに付け替えることもできる。
NW-S313の主な仕様は以下の通り。
・上面に物理ボタン7つ(上下左右、決定、戻る(兼Home)、オプション(兼Power))
・側面に物理ボタン2つ(ボリュームUP, Down)とロックスイッチ
・有線ノイズキャンセリングイヤホン
・容量4GB
・語学学習モード(1ボタンで3秒戻る)
・bluetoothイヤホンにも対応
この機種は現在たくさんメルカリに出品されていて、5,000円くらいで入手できるのだが、今回は15,000円くらいで新品を購入した。理由は、中古のイヤホンを使いたくないこと、発売から結構年数が経っており、そろそろバッテリーが膨らんでくるのではないかと思われること。バッテリーの方は、長期在庫品の可能性もあり気休めにしかならないのかもしれないが。
■ウォークマンへの音楽取り込み
「Z会 New Treasure」の音声一括ダウンロードは、教科書付属のCDのパッケージ裏のQRコードでダウンロードページに飛んで、これもパッケージ裏に書いてあるシリアルナンバーを入力する。
ダウンロードしたファイル「NT_S1.zip」を解凍するとレッスン1〜12までのフォルダに分かれて音声ファイルが入っている。

単語の発音や「キーポイント」の音声も入っているが、本文だけ聞けば良いので他の音声ファイルは削除した。フォルダもわかりやすいフォルダ名に変更した。

ウォークマンに転送する方法は簡単で、
(1)PC(Mac)にウォークマンをUSB接続して、
(2)PC(Mac)にある「NewTreasure_Stage1」フォルダをウォークマンの「MUSIC」フォルダ内にドラッグ&ドロップするだけ
何やらソニー製の音楽管理ソフトも付属していたが、ソニー製のアプリは碌でもないというのがお約束なので、これをインストールしなくても使えるのはありがたい。余談になるが、iPod黎明期に「ウォークマン vs. iPod」でウォークマンが敗れたのは、当時問題となっていた違法ダウンロードMP3を、ウォークマンが専用アプリで排除するように対策を講じたのに対し、敢えて(?)なーんも対策を講じなかったiPodがアドバンテージを得たっていう話が当時あった。実際その要素はでかかったと思う。
取り込んだ音楽をウォークマン本体で見てみると、元のフォルダ構造(Lesson1〜12)は無視され、おそらくは各mp3ファイルが持っていた情報を元に「アルバム」分けがされた(NT1_1〜NT1_4の4つ)。各アルバムには「レッスン」3単位分が入る。(下記画像はiTunesに取り込んだときのもの)

最初はこの「レッスン」3単位ごとのアルバム分けが気に食わなかったのだが、これくらいの単位でアルバム分けした方が使いやすいかな、と思い直したのでこのままとした。ファイルの順番などは特に狂っていない。
英語音声を入れたウォークマンを使ってみると、軽くて使いやすいし、操作に対するレスポンスもよい。「語学学習モード(1ボタンで3秒戻る)」もなかなか秀逸だ。問題は、息子がこれを使って頑張ってくれるかどうかだけ。