※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:ワンパンマン/ONE (漫画 2009〜)(現在155話)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:http://galaxyheavyblow.web.fc2.com
現在再放送中のアニメ「ワンパンマン(第1期、第2期)」に中1の息子がハマっていて、原作版の「ワンパンマン」を読み直してみた。
一応説明しておくと、オリジナルの「ワンパンマン」の作者は「ONE」で、2009年からWebページで無料公開・連載が始まった。画力は低く、かつ雑な絵であるにも関わらず、「冴えない風貌の主人公が実は無敵の強さで、超強敵を一撃(ワンパン)で倒してしまう」というキャッチーなコンセプトが受けに受けて当時インディーズ漫画のトップに踊り上がった。なお、原作版は現在もWebページで連載中で、2025年7月に155話が更新されている。
2012年、「アイシールド21」などのヒット作を持つ漫画家・村田雄介の作画によるリメイク版が『となりのヤングジャンプ』(集英社)において連載が開始した。このリメイク版は既刊34巻(2025年8月現在)で、アニメ版もこっちをベースにしている。
さて、この作品(原作版)の感想だが、「面白いが、そろそろ飽きてきた」。長かった「怪人協会編」がやっと終わったあと、次に始まった「ネオヒーロー編」も非常に長くなりそう。しかも、展開はどうせまた「怪人協会編」と同じで、S級ヒーロー含めたモブキャラと敵をさんざん戦わせた後、サイタマがラスボスをワンパンで倒すという流れだろう。結局この漫画は、第一話の「ワクチンマン」(DBのピッコロみたいなやつ)のくだりを延々と繰り返しているだけ。読み捨てするWeb漫画の域から出られていない。
同じくだりのストーリーをやるにしても、1話でやるのと50話くらいを割いてやるのではまったく意味が異なってくる。主人公サイタマの異常に冷めた性格も、1話でやった場合はギャグになるが50話でやった場合にはサイコパスになってしまう。
この漫画はもう限界に来ていると思う。メタ演出駆使でも、初期コンセプトの「ワンパン」逸脱でもなんでもいいから、読者を驚かせるような展開を見せてほしい。
村田雄介版の「ワンパンマン」も「となりのヤングジャンプ」で最新話付近?が何話か無料で読めるようになっていたので流し読みしたが、ダメだった。フブキやタツマキを美少女キャラで見せてくれた功績は認めるが、この薄っぺらいストーリーを超絶画力に乗せてしまうとストーリーの薄っぺらさが強調されてなんだか空しくなる。絵は綺麗なほど無条件で良いという訳ではなく、あの雑な絵だからこそ成り立っていた・許されていた部分もあるのだ。例えば、バング(BANG)とボンブ(BOMB)の武術の達人老兄弟は、私の認識では、ハンターハンターのネテロ会長とゼノ(キルアの祖父)の「武術の達人老人コンビ」の「雑パロディをやってます」というギャグだったのが、村田版の超美麗作画ではそういう要素は(当たり前だが)抜け落ちてしまう。
村田雄介本人はとにかく次々に新しいキャラの絵を描ければ満足なのかもしれないが、これだけの画力を持った人だから、早く「ワンパンマン」を終わらせて、他の作品にこの才能を生かさないと勿体無いと思う。