※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:アメリカの戦争責任〜戦後最大のタブーに挑む/竹田恒泰 (本 2015)
評価:★4(★★★★☆)
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「原爆投下の正当性」このテーマのみを緻密に深く論証した竹田恒泰先生の著書。とても緻密に論証を進めていくため、読むのにかなりのエネルギーを要するのが難点。
結局、導かれる結論は至極当たり前で「まあ、そうだよな」と思えるものが多い。「民間人を標的にした原爆投下は戦争犯罪」「日本が降伏を決断した決め手となったのは原爆ではなくソ連の参戦」「広島でも長崎でも、アメリカは原爆の標的として、あえて軍事施設ではなく市街地を選んだ」「広島はともかく、長崎への原爆投下は明らかに余計」「アメリカが主張する『早期終戦・人命節約論』は無理がある。そもそも民間人を殺害することは戦争犯罪であり兵士の命の数と比較すること自体がナンセンス」
他にもあったが、この本を読み返すとアメリカやソ連の残忍さに怒りが湧くやら眩暈がするやらで疲れ切ってしまうのでやめとく。
「1945年末までに亡くなった犠牲者の数は広島で14万人、長崎で7万人、1946年以降に落命した人も多く、2つの原子爆弾の犠牲者の総数は30万人以上と見積もられる」
【概要 (Amazon公式ページより)】
「本書はいつか通らなければならない道をあえて今、歩いてみようという試みをするものである」。
戦後70年を経るなかで、これまで日本では数々の「戦争責任」が語られてきた。だが、そこで絶対的なタブーとして誰もが目を背けてきたテーマがある。それが、原爆投下の正当性に疑問を投げかける「アメリカの戦争責任」だ。そして、少しでもその問題に触れようとした人たちは、社会的に抹殺されてきた。
しかし、その問題を直視することなくして、戦後の本質と真の平和を語ることはできない、と竹田氏は言う。なぜ、日米ともに原爆投下の正当性を疑うことは、タブーとされているのか。アメリカの教科書は原爆について、いかにそれを正当化し、子供たちに伝えているのか。
そうした現状を踏まえながら著者は歴史を遡り、トルーマン大統領の目的が「原爆投下で日本を降伏させる」から「原爆投下まで日本を降伏させない」にすり替わった恐るべき史実を描き出していく。「ポツダム宣言」に仕掛けられた「日本が絶対に降伏できないような工作」とは、何だったのか。
原爆を落とすのが先か、それともソ連参戦が先か……。終戦直前のドラマを知れば知るほど「原爆を落とすことで早く戦争を終わらせる」という「早期終戦・人命節約論」が、欺瞞に満ちたものかがわかるだろう。そうした「原爆神話」から目覚め、両国が先の大戦を反省してこそ、真の日米友好が築けるはず。
気鋭の作家が自らの身を顧みることなく、戦後最大のタブーに挑んだ問題作。
【目次 (抜粋)】
序章 占領下、アメリカ大統領を「戦犯」と呼んだ男
第1章 日本における戦後最大のタブー
アメリカ批判が「違法」とされた占領時代
無差別爆撃と原爆投下への是非はいまだに問えない
「イスラム国」を非難したオバマ大統領への違和感
第2章 原爆投下を正当化するアメリカの教科書
アメリカの教科書は原爆をどう記述しているか
トルーマン声明との共通点と相違点
「謝罪はもう十分・不要」と見なす現代アメリカ人
第3章 「無条件降伏」論が早期の終戦を妨げた
マリアナ諸島制圧で転換したアメリカの戦術
「マジック報告」が伝えた日本の和平工作
日本側を硬直化させた「無条件降伏」なる言葉
第4章 トルーマンの手中にあった四つの選択肢
アメリカが進めていた極秘計画「S-1」
核実験の日まで延長されたポツダム会談
優先された選択肢は「原爆投下」と「ソ連参戦」
第5章 なぜポツダム宣言から「天皇条項」は削除されたか
口頭の指示だけでなされた投下命令
投下回避の努力をしなかったトルーマン
スチムソン草案に横槍を入れたのは誰か
第6章 原爆投下前の対日参戦をもくろんだソ連
スターリンの署名がないと気づいた東郷外相
もし署名があったら日本政府はどうしたか
ソ連ではなくスウェーデンに仲介を頼んでいたら……
第7章 原爆でもソ連参戦でもなかった降伏の真相
日本を絶望の淵に陥れたソ連参戦の報せ
終戦を決定するように指示した昭和天皇
「原爆投下」時と「ソ連参戦」時の議論の違い
第8章 アメリカの行為は疑いなく戦争犯罪である
時とともに増えた「原爆で救われた人命」
「100万人」と最初に言い出したのは誰か
100万人の犠牲者を出す作戦に許可は下りない
終章 日米が真の友好関係を構築するために