子供の学習机に設置する本棚を作った。うちの学習机は備え付けの本棚がないタイプで、これまでは書類ケースを並べるなどしてなんとか使ってきたが、息子が中学生になり、もっとしっかり書類整理をしないと成績に悪影響が出るようになってきた。「机上 本棚」などで検索して既製品を探したがぴったりのものがなく、DIYで木製の本棚を作ることにした。
主に参考にしたのはこのページと動画。
「DIYで本棚作るならこの手順を見てからやれば心配ご無用|あひる@K組」
https://note.com/minaraidiy/n/n23ea8fa134a0
「【本棚DIY徹底解説】基本の本棚の作り方|J's DIY」
https://www.youtube.com/watch?v=twAqgAiCKH(https://www.youtube.com/watch?v=twAqgAiCKHM)
■基本設計
まず、段の高さと奥行きを以下のように決めた。
本を入れる段の高さ:A4ファイルサイズの高さ(31センチ)+2センチ=33センチ
本を入れる段の奥行き:A4サイズの奥行き(21センチ)ー1センチ=20センチ
次に、本棚の全体のサイズとして、側板の高さを90センチ、幅を60センチに決めた。理由は、ホームセンターに売っている木材の寸法が180センチが基本だから。180センチの板を2枚使えば、90センチの側板が2枚、60センチの棚板が3枚取れる。
塗装は面倒なのでしない。面取りは気が向いたらやるかも。
本棚の裏側に板は貼らない。面倒臭いし、必要になってから追加することができるから。
■材料
木材の種類は「パイン集成材」にした。一番安い「SPF材」だと反りが問題になることがあるようで、「パイン集成材」を選んだ方が無難そうだったから。1枚約五千円と、結構高かった。材料費だけで一万円だ。
・パイン集成材(182センチ x 20センチ x 1.9センチ) 2枚
木ネジは「コーススレッド」規格の51ミリを使った。コーススレッドも木ネジの一種だが、通常の木ネジよりもネジのピッチが疎らになっていて、木材に無理なくネジを食い込ませることができる。どちらの方が優れているかは諸説ありそうだが、コーススレッドを激推ししているWebサイトに影響されてこれにした。
・木ネジ (コーススレッド 規格 51ミリ) 18本
本棚を机に固定するために
・金属プレート 2枚
・木ネジ (太さ3.5ミリ,長さ20ミリ) 4本
あとは、
・木工用ボンド
■工具
すでに持っている基本工具以外で以下を買い足した。木ネジの頭が木材に隠れるように三角錐の穴を開けるための工具
・皿取り錐(キリ)+3ミリ径ドリルセット(面取りカッター付き下穴ドリル)

■事前に考えたこと1(木ネジの下穴の径)
木ネジの下穴の径は一般に、木ネジの径の70%と言われている。下記サイトによると、今回使う「コーススレッド」規格の51ミリのネジは太さ3.8ミリだそう(半ネジの説明もわかりやすかった)。
「コーススレッドなど【ビスの長さの選び方】|DIY-ID」
https://www.diy-id.net/know-how-screw/course-long/
3.8 × 70%=2.66 なので、安全側に小さめの下穴と考えると2.5ミリの方が良かったのかもしれないが、ホームセンターに売っていたのが3ミリの皿取り錐だったので3ミリとした。組み上げた感じ特に問題なさそうだったので結果オーライ。
■事前に考えたこと2(作図の誤差対策)
ホームセンターで売っている木材には意外と誤差がある。幅20センチの板材を2枚購入したのだが、同じ商品なのに片方の方が2ミリくらい太い。既製品の誤差はせいぜい0.5ミリくらいだろうと思っていたので驚いた。それに加えて、もちろん自分の計測誤差も発生する。
これらの誤差が問題を起こさないようにするには、計測基準点を意識する必要がある。たとえば、2枚の側板に棚板の位置とネジ穴の位置を下書きをするとき、片方は下から計測、もう片方は上から計測すると、2枚の板の長さの違いの分だけ棚板が傾いてしまう。そこで、材料に下書きをするときに、計測基準点のマークも書き入れて間違えないようにした。

■事前に考えたこと3(穴あけの工作誤差対策)
今回使った木材の厚みは2センチだが、この2センチをドリルで貫通するとき、工作誤差が発生する。ドリルが傾いた分だけ裏側のズレた位置から貫通してくることになる。少し余計な力がかかると板の面と裏で1ミリくらいずれてくることもある。
棚板は側板を貫通させた3つのネジで固定するので、これがそれぞれ1ミリずつズレた場合、下手するとズレすぎてネジが入らない可能性がある。そのため、事前に完全設計して寸法通りに下穴をあけることは避け、誤差は現物あわせで吸収できるような工作手順を考える。
具体的にはこうだ。側板には事前に設計して下穴を開けるが、棚板の方は3つのネジ位置のうち、一番端っこだけに下穴を開けておく。(1)この棚板の一番端っこの下穴を使って、側板と棚板を仮止めする。残りの2つのネジについては、(2)側板の下穴からドリルを入れて棚板に下穴を開け、(3)側板と棚板をネジで本留めする。こうすれば、側板を貫通する間に多少穴の位置がずれても、現物合わせで同じ位置になる。

■設計図
ミリ単位は苦手なのでセンチ表記した。板厚は1.9センチだが、2センチに丸めた。このときも計測基準点を意識することが重要。左右どちらの側板も下から計測とすればこの1ミリによって棚板が傾くこともない。

■ホームセンターのカットサービス
ホームセンターのカットサービスでカットしてもらう。1カット50円だからタダみたいなもんだ。
側板は元の板が182センチなので91センチずつとなるが、ノコギリの板厚約2ミリが消えてなくなるので90.9センチでオーダーした。
棚板は本棚の幅60センチから板厚の1.9センチを引いて56.2センチでオーダーした。

■木材に設計を下書き
木材に設計を下書きした。面倒だったけど、面裏の両面にしっかり下書きした。なお、ここで2段目の棚板の位置を間違えて書いてしまって、設計図通りにできていない。自分のバカさ加減に呆れる笑。ただし、一番下に棚板を入れずに机の上に直接置くことで一応事なきを得た。最後の完成写真参照。
■貫通した穴の位置がずれた
側板に開けた18個の穴のうち、1個だけ盛大にずれた。理由は、穴を開ける位置にあらかじめ木ネジの先でヘコませてからドリルで穴あけ作業していたのだが、その位置が1ミリくらいずれたので、それを補正する向きにドリルで穴を開ける間に横方向に力を加え続けていたら、板の裏側の、本来貫通位置よりも3ミリくらいずれた。教訓:ドリルで穴を開けている間は横方向に力を加えてはいけない。却ってズレが大きくなる。
裏側にも作図していたので、工作精度のズレが一目でわかったのはよかった。
あまりにもズレすぎていて棚板を留めるのに支障がありそうだったので、本来設計した位置の5ミリ隣に穴を開け直した。今度は余計な力を加えなかったので正確な位置に貫通した。

■金属プレートで机に本棚を固定
木ネジは家にあった (太さ3.5ミリ,長さ20ミリ) サイズのものを使用。なお、このように裏側2箇所から留めるだけだと本棚が後ろ方向に倒れるのを十分に防止できないので、もう1箇所追加で同じように留める予定。
なお、この机はカリモク家具の製品だが、奥行き60センチに対して引き出しのユニットが45センチしかない「びんぼっちゃまスタイル」。完全なデッドスペースになるだけなので不満だ。

■棚板の組み合わせをマーキング
前述のように、側板と棚板は「現物あわせ」で加工したため、分解して再度組み立てる時もこの組み合わせと向きにすることが好ましい。あとでこれがわからなくならないようにマーキングしておいた。

■完成図
机に向かって右側に横方向に設置した。結局面取りはしていないし、ボンドも塗っていないし、下書きの線も消していない笑。強度のことを考えると、ボンドは塗っておいた方がいいかもなあ。分解するのが面倒だけど。
