
八重洲のオフィスビル「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」(地上51階、最高高さ249.72m)が2026年2月28日に竣工したことが発表されました。これは竣工直前の2026年2月22日の撮影のためギリギリ建設中の写真となっています。3月20日にバスターミナル東京八重洲業、春に劇場・カンファレンス施設、秋に商業区画の第一期オープンとなります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
トフロム ヤエスについて

外観イメージ[出典:東京建物]
「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」は東京駅前の八重洲に位置する超高層オフィスビルで、規模は地上51階、塔屋1階、地下4階、最高高さ249.72m、敷地面積1万604.25?、建築面積8,388.50?、延床面積22万5063.24?となっています。
建築主は東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(参加組合員:東京建物、都市再生機構)、設計者は大林組、施工者は大林・大成建設共同企業体(代表:大林組)で2026年2月28日に竣工しています。

外観イメージ[出典:東京建物]
八重洲通りと外堀通りに接道する接続する八重洲中央口前交差点から見た「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の完成予想図です。角地の低層のビルはA地区の「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」(地上10階、最高高さ51.05m、延床面積1万2218.21?)で、こちらは2026年7月の竣工予定となっており、この竣工をもって「TOFROM YAESU」街区全体が完成します。
名称の「TOFROM」は、英語の「TO」と「FROM」を組み合わせた造語で、日本中、ひいては世界中のヒト・モノ・コトがここに集まってつながり、ここから多様な価値が生み出され、発信されていく場所になってほしいという思いが込められています。

配置図[出典:東京都環境局]
A地区の「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」は東京駅前の角地に位置しており、B地区の「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」は八重洲通りと外堀通りに接道するL字型の敷地となっています。両地区を合わせると凹型の敷地となり、外堀通り沿いには複数の既存建物が残ります。

フロア構成図[出典:東京建物]
「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」のフロア構成は地下2階にバスターミナル東京八重洲(2026年3月20日開業)、地下1階〜地上4階に約70店舗の商業施設(2026年秋に第一期オープン)、3階〜6階に劇場・カンファレンス(2026年春開業)、6〜7階に医療施設の日本医科大学八重洲健診ステーション(2026年6月30日開設)、そして9〜50階にオフィスフロアが配置され、最上階の51階は機械室となりますまた、オフィスの途中フロアとなる13階には入居企業の就業者向けのサポート機能を持つ共用スペース「Wab.」、41階には入居企業向けのリフレッシュ空間「YAESU SKY LOUNGE」が配置されます。また、5〜6階の一部には住宅も配置されます。
「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」のフロア構成は地下1階〜2階が商業施設、3階〜10階がオフィスフロア、そして屋上階には「Rooftop Terrace」が配置されます。

アクセス概念図[出典:公式HP]
「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」としては八重洲地下街に3カ所で接続しており、これによりJR東京駅にも地下から行けるようになります。また、1階の広場から44階のオフィスロビーに直結するエスカレーターも設置されます。

劇場完成予想CG[出典:東京建物]
「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」に配置される劇場・カンファレンス施設は東京駅前では初となる約800名収容可能な段床型劇場となり、同劇場と5階のカンファレンスホールはぴあとコングレが運営します。開業は2026年春です。

外観完成予想CG[出典:公式HP]
北東側から見た低層部です。低層部に入る商業施設は約70店舗で、右奥(外堀通り側)の5〜6階部分には共同住宅が配置されます。

外観ゲート完成予想CG[出典:公式HP]
「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の外堀通り沿いはデッキもあるエントランスゲートが配置されます。

大庇下広場完成予想CG[出典:公式HP]
4層吹き抜けの大庇下広場には、1階から4階のオフィスロビーまで直結するエスカレーターが設置されます。

オフィスロビー完成予想CG[出典:公式HP]
オフィスロビーの完成予想図です。

17階平面図[出典:公式HP]
17階オフィスフロアの平面図です。事務室は約760坪、幅76.40m、天井高2.9mの無柱空間で、東京駅側がメインとなります。

Wab. ラウンジ イメージ[出典:東京建物]
13階に配置される入居企業の就業者向けの共用スペース「Wab.」のラウンジの完成予想図です。食堂、カフェ&バー、ビュッフェカウンターなどがあるラウンジ空間で、緑化やアート・お茶に特化した会議室、個室ブース、パウダールームなども用意されます。

View Lounge イメージ[出典:東京建物]
41階に配置されるリフレッシュ空間「YAESU SKY LOUNGE」の完成予想図です。ここには温泉ミストによる湯治体験ができる個室も用意されます。

Tokyo View Lounge イメージ[出典:東京建物]
10階と41階に用意されるハイグレードフレキシブルオフィス「EXEVIA TOKYO YAESU」の完成予想図です。1〜90名程度まで対応した短期も可能なレンタルオフィス・セットアップオフィスで、コワーキングスペースや個室ブースも用意されます。

Rooftop Terraceイメージ[出典:東京建物]
「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」の屋上には「Rooftop Terrace」が整備されます。眼下に東京駅が見えるオープンエアの空間になります。

外観イメージ[出典:東京建物]
南東側上空から見た「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の完成予想図です。外堀通り沿いではここが最も高い超高層ビルになりますが、東京駅周辺エリアでは「Torch Tower(トーチタワー)」(地上62階、高さ385m)と「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)が建設中で、ここはこれらに次いで3番目の高さになります。
位置図

位置図[出典:東京建物]
建設地はJR「東京」駅前の八重洲エリアで、外堀通りと八重洲通りに接道する敷地となっており、地下では八重洲地下街に接続することから「東京」駅まで地下から行けるようになります。また、周辺には「日本橋」駅や「京橋」駅、「大手町」駅など複数の駅・路線が徒歩圏に点在する立地となっています。
建設状況

2026年2月22日に外堀通り沿いから撮影した「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」(地上51階、最高高さ249.72m)です。竣工は2月28日のため撮影時はまだギリギリ建設中でした。

ある意味このビルで一番象徴的なエントランスゲートです。両脇には再開発に参加しなかった既存ビルが残っています。丸の内、大手町は大名屋敷街だったことからまとまった土地となっていますが、八重洲は商人街だったことから土地が細かく分かれていた歴史があり、今の虫食い状態に繋がっています。

そのため「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の超高層ビル本体は土地をまとめることが出来た奥側に配置されています。

外堀通りに接道するのはエントランスゲートと角地のちょっとした土地だけとなっています。

その角地には八重洲地下街の出入口が設けられます。ただ、この出入口のすぐ目の前にベンチというのはどうなんでしょう?ここに人が滞留すると、人の流れが悪くなりそうな気がするのですが…

北側の路地(さくら通り)沿いには拡幅された歩道が開放されていました。

北側低層部です。1〜4階は商業施設で、右上の5〜6階には共同住宅が配置されます。

北側の出入口です。

超高層ビル全体が見える北東側から撮影。近過ぎるためあまり高さを感じません。

八重洲仲通りに面した東側の低層部です。

こちらの低層部にも店舗が配置されます。

地下に配置されるバスターミナル東京八重洲が3月20日、6〜7階に配置される日本医科大学八重洲健診ステーションが6月30日、そして商業施設は2026年秋に第一期がオープンします。

東側の出入口です。自動ドア部分が少々狭い気がするのですが…こんなもんなんですかね。

南側の低層部です。ここの3階〜6階に劇場・カンファレンス施設が配置されます。

南側の八重洲通り沿いから撮影。この低層部が2023年9月に鉄骨落下事故が発生した場所になります。お悔やみ申し上げます。

東側の八重洲仲通り沿いも歩道状空地が設けられベンチも配置されます。

角地には八重洲地下街への出入口が設けられます。

その隣にはバスの出入口があります。ここはバスターミナル東京八重洲の第2期エリア(2026年3月20日に開業)で京王電鉄バスが運営します。第1期エリアは南隣の東京ミッドタウン八重洲の地下で運行しています。

「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の本体は路地に面した奥に位置しているため、イマイチあまり良い撮影スポットが見つからない超高層ビルとなっています。

南側です。

南側のまだ建設中の建物が「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」で、ここが完成すると「TOFROM YAESU」街区全体が竣工ということになります。

外堀通りに八重洲通りが接続する八重洲中央口前交差点から撮影。こうして既存建物が多く残っている再開発を見ると、同じ八重洲エリアで建設中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m)はよく虫食いなしでまとめたなと思います。
計画発表から「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」の建設状況を追ってきましたが、「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」の完成前後を当ブログで載せたらこのシリーズは終了となります。たぶん2019年1月11日に載せたのが最初だと思うので約7年追いかけています。
地図
物件概要

B地区の建築計画のお知らせです。
■物件概要(B地区)■
名称:TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)
計画名:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事
所在地:東京都中央区八重洲一丁目201番地の一部、203番地の一部、205番地の一部、207番地の一部
交通:JR各線「東京」駅
東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅
東京メトロ銀座線「京橋」駅
用途:事務所、飲食店舗、劇場、カンファレンス、医療施設、共同住宅、自動車車庫
階数:地上51階、塔屋1階、地下4階
高さ:249.72m(最高高さ249.72m)
構造:鉄骨・一部鉄骨鉄筋コンクリート造
耐震性能:制震構造
基礎工法:杭基礎
敷地面積:10,604.25?
建築面積:8,388.50?
延床面積:225,063.24?
建築主:東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合
参加組合員:東京建物、都市再生機構
設計者:大林組
施工者:大林・大成建設共同企業体(代表者:大林組)
工期:2021年10月1日着工〜2026年2月28日竣工
出典
▼公式HP:TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)
https://office.tatemono.com/yaesupj/
▼東京都中央区:市街地再開発事業
東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 事業計画書
▼東京建物:ニュースリリース
・2026年3月2日:東京駅直結の大規模再開発「TOFROM YAESU TOWER」竣工
・2025年3月3日:東京駅直結、国家戦略特区の大規模複合再開発 東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業(A地区・B地区) 街区名称を「TOFROM YAESU」に決定
・2024年6月7日:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 ワーカーのウェルビーイング向上をサポートする食堂の整備決定 キリンホールディングス等と協業し、免疫ケアメニューや47都道府県の郷土料理提供
・2024年5月7日:東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 高層ラウンジの整備決定、湯治体験や瞑想をオフィスで ウェルビーイング向上に寄与する施設導入、新たな働き方提案
・2024年1月12日:「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」建設工事の再開について
・2023年8月10日:「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定
・2023年1月12日:「東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ
・2019年1月18日:「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」B地区市街地再開発組合設立のお知らせ 権利者や地域の皆様と共に、八重洲の歴史と伝統を未来へ繋ぐ街づくりを目指して
▼東京建物:IRニュース(2023年7月27日)
「統合報告書2023」を公表しました
※ P.19 八重洲プロジェクトにおける社会価値の創出
▼京王電鉄バス(2022年3月15日)
9月17日(土)開業予定の(仮称)八重洲バスターミナルの名称を「バスターミナル東京八重洲」に決定
▼国土交通省:プレスリリース(2020年12月23日)
国際都市東京に新たな陸の玄関口が誕生
〜東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業を国土交通大臣が認定〜
▼東京都 都市整備局:報道発表(2019年1月10日)
東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合設立認可
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