
世界貿易センタービルの建替え「世界貿易センタービルディング本館」(地上46階、高さ233.522m)の建設地です。2026年2月14日に旧芝離宮恩賜庭園から撮影しました。低層部に浜松町駅直結となる商業施設のアトレ、中層部にオフィス、高層部にラグジュアリーホテルの「ラッフルズ東京」が入る複合施設になります。この記事では同ビルの建設状況や建替え概要、地図等を載せています。
世界貿易センタービルの建替えについて

完成予想図[出典:世界貿易センタービル]
「世界貿易センタービルディング本館」(図の右側)は1970年3月に竣工した「世界貿易センタービルディング」(地上40階、最高高さ162.59m)の建替えで、規模は地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ233.522m、敷地面積1万5726.55?(A街区全体)、建築面積1万4425.00?(A街区全体)、延床面積30万1998?(A街区全体)、建築主は世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道、設計者と施行者は鹿島建設、竣工予定は2027年3月31日となっています。
図の左側は22021年に完成した「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.317m)で、本館と同じA街区に位置しています。

A街区 断面図[出典:JR東日本]
A街区の断面図です。本館と南館の間は低層のターミナル棟となり、3〜5階には商業施設のアトレが出店し、6〜7階には国際ホール&カンファレンス(最大800?)が配置され、7階には屋上広場も整備されます。
本館の2階には観光プレ体験施設、キッズセンター、5階にはワールドメディカルセンター、7階にはオフィスロビーが配置され、9〜34階が1フロア約850坪のオフィスフロアとなります。そして36〜46階は日本初進出となるラグジュアリーホテル「ラッフルズ東京」(総客室数130室・2028年開業予定)が出店します。ホテル施設としてバーや各種レストラン、プール、フィットネス施設が配置され、ラッフルズブランドの伝説的なバトラーサービスを楽しむことができるようになります。ホテルのロビーは37階に配置され、セットバックした場所にはスカイテラスが設けられます。

配置図[出典:JR東日本]
建設地は山手線内側となる浜松町駅の西側で、同エリアは浜松町二丁目4地区(浜松町駅西口再開発)としてA街区に「世界貿易センタービルディング本館」(地上46階、高さ233.522m)と22021年に完成した「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.317m)が配置されます。
B街区には2018年に完成した「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階、高さ156m)、そしてC街区に2024年に完成した「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」(地上46階、最高高さ185.43m)といった超高層ビルやタワーマンションが配置されています。

浜松町駅西口再開発 動線計画[出典:JR東日本]
これらの隣り合う各棟はデッキで接続され、中央広場を介してJR浜松町駅とモノレール浜松町駅、そしてステーションコアを介して都営地下鉄の大門駅に接続します。

ステーションコア[出典:JR東日本]
ステーションコアはJR浜松町駅、モノレール浜松町駅、都営地下鉄大門駅、タクシー、バスといった各交通機関を繋ぐ場となります。

駅前広場[出典:JR東日本]
中央広場に面した場所には商業施設の「アトレ」が出店します。アトレはJR東日本のグループ会社で、モノレール浜松町駅の2〜3階にも出店します。

配屋外広場置図[出典:JR東日本]
ターミナル棟の7階には東側にある旧芝離宮恩賜庭園を望める屋上広場が整備されます。大芝生広場はかつてこの地にあった大名屋敷・庭園の池泉形状をオマージュしており、ここでは様々なイベント・祭事の開催、MICE開催時に屋外レセプションとして利用することなどが想定されています。

オフィスロビー[出典:JR東日本]
オフィスロビーは本館の7階に配置され、旧芝離宮恩賜庭園に向かって視界が開けた屋外ラウンジがある空間になります。

基準階平面図[出典:世界貿易センタービル]
オフィスフロアは約80m×約53m、基準階面積約2,803?(約848坪)の無柱空間で、「日本生命浜松町クレアタワー」とお見合いとなる西側にはエレベーターや防災倉庫などを配置する片側コアとなります。
建設状況

2026年2月14日に汐留方面に繋がるデッキから撮影した「世界貿易センタービルディング本館」(地上46階、高さ233.522m)です。

北側にある文化放送が入るビルのデッキから撮影。

足元ではモノレール浜松町駅の建て替え工事が行われています。また、文化放送側とは既存デッキを介して接続します。

北西側から撮影。右側のビルの隙間には同ビルと接続することになるデッキがあり、毎回そこからも撮っているのですが、この日は全館停電で閉鎖されていました。残念。

同じ日に旧芝離宮恩賜庭園から撮影。

オフィスフロアはこちらの庭園ビューがメインで、オフィスロビーなどからも眺めることができるようになります。

旧芝離宮恩賜庭園は四方が超高層ビルに囲まれた庭園で、近くにある浜離宮恩賜庭園よりも狭いので気軽に散歩できる場所となっています。入園料は150円です。

「ポートシティ竹芝」のデッキから撮影。右側に見えているデッキは浜松町駅に繋がり、そのまま「世界貿易センタービルディング本館」まで繋がることになります。

竹芝側のビルの隙間から撮影。

セットバックした37階がラグジュアリーホテル「ラッフルズ東京」のロビーが配置され、46階までホテルフロアとなります。

2026年2月19日に江戸川区から撮影。一部ガラスカーテンウォールが設置されていない場所もありますが、45階まで窓が設置されていました。

少し広角で撮影。「ラッフルズ東京」の西側(陸側)の部屋も富士山ビューになります。
地図
物件概要

建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称:世界貿易センタービルディング本館
事業名:(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A棟)
所在地:東京都港区浜松町二丁目4-1(予定)
交通:JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅直結
東京モノレール「浜松町」駅直結
都営大江戸線・浅草線「大門」駅直結
用途:事務所、店舗、都市計画駐車場、バスターミナル、カンファレンス、メディカルセンター、キッズセンター、観光プレ体験施設、DMO 活動施設、ホテル(ラッフルズ東京) 等
総客室数:130室
階数:地上46階、塔屋2階、地下3階
高さ:233.522m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎
耐震性能:制震構造
敷地面積:15,726.55?(A棟全体)
建築面積:14,425.00?(A棟全体)
延床面積:約301,998?(A棟全体)
建築主:世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道
基本設計:日建設計、鹿島建設
実施設計:鹿島建設
施行者:鹿島建設
工期:2021年8月(解体含む)〜2027年3月31日竣工予定(本館)
出典
▼世界貿易センタービルディング本館
https://lease.wtcbldg.co.jp/maintower/
▼JR東日本旅客鉄道:ニュースリリース(2024年7月22日)
浜松町が日本と世界をつなぐ “一歩目” に 世界貿易センタービルディング建替えプロジェクト 2027 年より順次開業へ
▼野村不動産:ニュースリリース(2022年5月18日)
【浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト】 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした 浜松町駅エリアの整備計画について
▼東京モノレール:ニュースリリース(2021年10月22日)
モノレール浜松町駅の建替工事に着手します
▼鹿島建設:プレスリリース(2021年7月12日)
「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について
▼内閣府:国家戦略特区(2021年6月29日)
第19回 東京都都市再生分科会 配布資料
※ 資料5 都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)都市計画(素案)の概要(PDF形式:15,043KB)
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