
八重洲ブックセンター等の跡地の大規模再開発「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m)の建設地です。2026年1月18日に撮影しました。現地ではタワークレーンが2基設置され、敷地の北側と南側で鉄骨が組まれ始めています。同ビルは低層部に商業施設、インターナショナルスクール、劇場、中層部にオフィス、高層部にサービスアパートメントが入る複合施設になります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
八重洲二丁目中地区について

外観イメージパース[出典:三井不動産(現地看板を撮影)]
「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は八重洲の銀座寄りに位置する八重洲ブックセンター等の跡地の大規模再開発で、規模は地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、敷地面積1万9562.71?、建築面積1万5438.82?、延床面積38万9384.02?となります。
建築主は八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員:都市再生機構、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産)、設計者と施工者は鹿島建設で2029年1月31日の竣工予定です。

用途断面図[出典:三井不動産]
フロア構成は地下2階〜地下1階がバスターミナル、地下1階〜3階が商業施設、3階〜6階が劇場、3階〜4階がインターナショナルスクール、3〜38階がオフィス、そして40〜43階がサービスアパートメントとなっています。10階にはオフィスのスカイロビー、40階にはサービスアパートメントのロビーが配置されます。
建設地にはHondaの本社機能を担っていたこともある「ホンダ八重洲ビル」があったことから、ホンダは同再開発事業の一員となっています。三井不動産は同再開発ビルのオフィスフロアの一部権利をホンダに譲渡し、ホンダは建替えのため解体中の「Honda青山ビル」の所有権の一部を三井不動産レジデンシャルへ譲渡します。これにより同再開発ビルにHondaの本社が移転してきます。

商業施設1階 屋内広場[出典:三井不動産]
商業施設内に配置される屋内広場の完成予想図です。商業施設は約50店舗で計画されており、建設地にあった「八重洲ブックセンター」が再び出店する計画となっています。

商業施設地下1階 通路[出典:三井不動産]
北隣の東京ミッドタウン八重洲とは地下通路と地上2階の歩行者デッキで接続され、両施設合わせて100店舗(約5,000坪)を超える商業空間が誕生します。

屋外広場イメージパース[出典:三井不動産]
東京駅とは反対側となる東側の路地沿いには大規模な広場が整備されます。東側の3〜4階は体育館・プール・屋外運動場もあるインターナショナルスクールが配置され、図の左端の3階〜6階には劇場が配置されます。

バスターミナル東京八重洲 全体開業時のアクセスイメージ[出典:京王電鉄バス]
八重洲では京王電鉄バスが運営する「バスターミナル東京八重洲」が建設中で、第1期エリアとして「東京ミッドタウン八重洲」の地下に開業しており、第2期エリアとして「トフロム ヤエス タワー」の地下に2026年3月20日に開業します。そして第3期エリアとして同再開発ビルの地下に2029年に開業予定となっており、3エリア合わせて合計20バースとなる日本最大級の高速バスターミナルが誕生します。

バスターミナル東京八重洲 立面イメージ図[出典:京王電鉄バス]
第1期エリアと第3期エリアは地下で接続し、第3期エリアへのバスの乗り入れは第1期エリア経由となります。

外観イメージパース[出典:三井不動産(現地看板を撮影)]
夜景バージョンの完成予想図です。八重洲エリアには高さ200m超えの超高層ビルが建ち並ぶことになります。
平面図

地下3階平面図[出典:東京都中央区]
地下3階は駐車場となります。

地下2階平面図[出典:東京都中央区]
地下2階は駐車場の他に「バスターミナル東京八重洲」が設置されます。バスの走行ルートは北隣にある「東京ミッドタウン八重洲」経由になります。

地下1階平面図[出典:東京都中央区]
地下1階は商業施設が配置され、図の上側(西側)では「八重洲地下街」に接続し、図の右側(北側)では「東京ミッドタウン八重洲」に接続しまます。これによりJR「東京」駅に地下で接続することになります。
また、図の下側(東側)では「京橋エドグラン」に接続し、東京メトロ銀座線「京橋」駅にも地下から行けるようになります。さらに、図の左側(南側)では既存ビルの解体中の「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)にも接続する計画となっています。

1階平面図[出典:東京都中央区]
1階には屋内広場と店舗が配置されます。

2階平面図[出典:東京都中央区]
2階にも店舗が配置され、図の右側(北側)では「東京ミッドタウン八重洲」にデッキで接続します。

3階平面図[出典:東京都中央区]
3階には東側にインターナショナルスクール、西側に店舗、南側に劇場、北側に事務所が配置されます。

4階平面図[出典:東京都中央区]
4階は事務所、劇場、インターナショナルスクールとなります。

5階平面図[出典:東京都中央区]
5階〜9階は事務所、劇場になります。

10階平面図[出典:東京都中央区]
10階にはオフィスのスカイロビーが配置されます。

11階平面図[出典:東京都中央区]
11階の北側は事務所スペースになっていませんが…

12階平面図[出典:東京都中央区]
12階〜38階は360度事務所スペースになります。

40階平面図[出典:東京都中央区]
39階の電気室を挟んで40階からサービスアパートメントになります。

42階平面図[出典:東京都中央区]
42階、43階は360度部屋が配置されます。

PH階平面図[出典:東京都中央区]
屋上はRマークなのでヘリは着陸できないホバーリングスペースとなります。緊急時にはヘリを着陸させずに浮かした状態で救助活動を行います。
位置図

位置図[出典:三井不動産]
建設地は東京駅の南東側、「東京ミッドタウン八重洲」の南側で、西側は外堀通り、南側は鍛冶橋通り、そして東側は柳通りに面した四方が道路に囲まれた独立した敷地となっています。地下1階では「八重洲地下街」、「東京ミッドタウン八重洲」に接続することで東京駅に繋がり、東隣にある「京橋エドグラン」にも地下通路で接続することで東京メトロ銀座線「京橋」駅にも繋がります。
また、この図には描かれていませんが、建設地の南側で計画されている「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)にも地下通路で接続する計画となっています。
建設状況

2026年1月18日に北西側となる八重洲グランルーフから撮影した「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m)の建設地です。ここはベンチが多い屋根のある屋外スペースとなっています。

八重洲グランルーフからもう1枚。先行して鉄骨が組まれていた敷地南側にタワークレーンが2基設置され、北側でも鉄骨が組まれて始めていました。

北側で組んでいる鉄骨にズームです。こちらにも近いうちにタワークレーンが設置されるかと思われます。

外堀通り沿いとなる西側から撮影。ここにはオフィスビルや雑居ビルの他、八重洲ブックセンターなどがありました。
中央の超高層ビルは「京橋エドグラン」(地上32階、最高高さ170.41m)で、同再開発とは地下通路で接続します。

敷地南西側で組まれている鉄骨にズームです。

南西側となる鍛冶橋交差点から撮影。左側のビルは「八重洲セントラルタワー(東京ミッドタウン八重洲)」(地上45階、高さ238.2m)で、同再開発とは地下通路とデッキで接続します。

組まれている鉄骨にズームです。

鍛冶橋通り沿いとなる南東側から撮影。

今は東京駅前の「グラントウキョウ サウスタワー」(地上42階、最高高さ205m)などが見えていますが、「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が完成する頃にはここから見えなくなっています。

北東側から撮影。左の道路は一方通行の柳通りで、その通りの奥側には大規模な広場が整備されます。こちら側はインターナショナルスクールが配置されます。

東京ミッドタウン八重洲の2階デッキ部分から撮影。

敷地北東側にズームです。プレハブ事務所ギリギリまで鉄骨が組まれています。

敷地南東側にズームです。3階までの鉄骨が組まれています。

敷地北西側は鉄骨が組まれ始めたばかりのようでした。
地図
物件概要

建築計画のお知らせです。
■建築計画■
事業名:八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
所在地:東京都中央区八重洲2丁目4番、5番、6番、7番
交通:JR各線「東京」駅八重洲口 徒歩3分(地下直結)
東京メトロ銀座線「京橋」駅 徒歩2分(地下直結)
東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅 徒歩8分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅 徒歩5分
用途:事務所、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場等
階数:地上43階、塔屋1階、地下3階
高さ:223.42m
敷地面積:19,562.71?
建築面積:15,538.82?
延床面積:389,384.02?
構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造)
基礎工法:直接基礎 一部 杭基礎
建築主:八重洲二丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:都市再生機構、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産
設計者:鹿島建設
施工者:鹿島建設
工期:2024年8月8日着工〜2029年1月31日竣工予定
開業:2028年度予定
出典
▼東京都中央区:市街地再開発事業
八重洲二丁目中地区
▼三井不動産:ニュースリリース
・八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業 本田技研工業へ一部権利を譲渡ならびにHonda青山ビルの共同建替えについて(2025年8月29日)
・「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工(2024年8月26日)
・「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立のお知らせ(2021年10月26日)
▼本田技研工業:ニュースリリース(2025年8月29日)
八重洲地区への本社移転、およびHonda青山ビル建て替え計画の変更について
▼京王電鉄バス(2022年3月15日)
9月17日(土)開業予定の(仮称)八重洲バスターミナルの名称を「バスターミナル東京八重洲」に決定
▼東京都:報道発表資料(2021年10月18日)
八重洲二丁目中地区市街地再開発組合 認可
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