
2026年1月11日に撮影した「Torch Tower(トーチタワー)」(地上62階、高さ385m)の建設地です。現在は7〜8階部分の鉄骨が組まれています。同ビルは低層部に商業施設、中高層部にオフィス、そして最上部にホテル、賃貸レジデンス、展望施設が入る複合施設になります。また、この高さ385mは麻布台ヒルズを大きく超えて、圧倒的な高さ日本一の超高層ビルになります。この記事では同ビルの概要や建設状況、地図等を載せています。
トーチタワーについて

外観イメージ[出典:三菱地所]
「Torch Tower(トーチタワー)」はJR東京駅北側の日本橋口前で建設中の高さ日本一の超高層ビルで、大規模再開発街区「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」内のビルとなっています。
同ビルの規模は地上62階、地下4階、高さ385m、敷地面積3万1400?(TOKYO TORCH全体)、建築面積1万5400?、延床面積55万3000?、建築主は三菱地所、設計者は三菱地所設計、施工者は清水建設で、2028年6月末の竣工予定です。

外観イメージ[出典:三菱地所]
「Torch Tower(トーチタワー)」の高さ385mは、2023年に完成した「麻布台ヒルズ森JPタワー」の高さ325.49m(森ビルの発表では高さ約330m)を大きく超えて、新しく高さ日本一の超高層ビルになります。この高さは東京タワーの高さ333mも超えるため、日本に現存する建造物の中では東京スカイツリーの高さ634mに次いで高さ2位となります。既に解体された385mより高い建造物としては、対馬にあった送信用鉄塔の通称「オメガタワー」(高さ454.83m)や、日本に返還される前にアメリカが建設した「南鳥島ロランC局」(高さ411.48m)、「硫黄島ロランC主局」(高さ411.48m)がありました。

用途構成図[出典:三菱地所]
フロア構成は地下1階〜6階が店舗、3階〜6階の一部がホール(約2000席)、7階〜52階が基準階面積約2,000坪のオフィスフロア、53階〜58階がウルトララグジュアリーホテルの「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」、59階〜60階が賃貸レジデンス、そして61階〜屋上が東京スカイツリーに次いでの高さ日本2位の展望台になります。
59階〜60階に入る賃貸レジデンスは「麻布台ヒルズ森JPタワー」の54階〜64階に入る「アマンレジデンス東京」の高さを超えることから、ここが高さ日本一の住宅フロアになります。ただし、分譲住宅としては「アマンレジデンス東京」が引き続き高さ日本一です。

外観イメージ[出典:三菱地所]
「Torch Tower(トーチタワー)」の高層部で大きく口を開けている部分は、ホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」のロビー「SKY HILL」になります。

SKY HILL イメージ[出典:三菱地所]
「SKY HILL」は地上55階、高さ300m超に位置しており、自然を五感で楽しむことができるオアシスになります。

SKY HILL イメージ[出典:三菱地所]
「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」は象徴的なホテルをコレクションする世界有数のウルトララグジュアリーホテルブランドで、「Torch Tower(トーチタワー)」に入るホテルがアジア初となります。ホテルにはオールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バンケット、プール、スパ、フィットネスジムが併設されます。

客室イメージ[出典:三菱地所]
ホテルの客室(総客室数110室予定)は56階〜58階、賃貸レジデンス(約50室)は59〜60階に配置され、レジデンスはホテルとサービス連携します。

低層部イメージ[出典:三菱地所]
「Torch Tower」の低層部には大規模な空中遊歩道が整備され、右奥の飛び出た低層部分の屋上に空中遊歩道の終着地となる屋上庭園(約2,500?)が整備されます。その部分の3〜6階に約2000席のホールが配置されます。

TOKYO TORCH Park 全景[出典:三菱地所]
「Torch Tower」の東側は南北に通り抜けできる大規模広場「TOKYO TORCH Park」となります。その広場の一部は地下4階建てのC棟となっており、地下には変電所が整備されます。
構造

外殻制振構造架構図とダイヤグリッド架構図[出典:清水建設]
「Torch Tower(トーチタワー)」は外殻制振構造が導入されており、建物外周に斜め部材を配置し、建物全体を1本のチューブ状の構造体とすることで強靭化を図ります。1階から9階床高さとなる51.95mまでは「ダイヤグリッド架構」が採用され、斜め鉄骨柱と鉄骨梁で構成する三角形のフレームが地震時の揺れを抑制します。その上部(基準部)では、斜めの部材で構成される「ブレース架構+オイルダンパー」が採用され、斜めの構造体がタワー全体の表情をつくり出すことになります。
位置図

位置図[出典:三菱地所]
「Torch Tower(トーチタワー)」はJR「東京」駅の北側(神田・秋葉原駅方面)となる日本橋口前に位置しており、「東京」駅や「大手町」駅に地下通路で接続します。
また、東側で建設中の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」(地上44階、高さ218m)では、「日本橋」駅と「東京」「大手町」駅を繋ぐ地下連絡通路が新設される計画で、これが完成すると「日本橋」駅にも接続することになります。駅直結ではありませんが、北東側には東京メトロ半蔵門線「三越前」駅があり、複数路線・駅が利用可能な立地となっています。
建設状況

2026年1月11日に北東側から首都高超しに撮影した「Torch Tower(トーチタワー)」(地上62階、高さ385m)の建設地です。

近付いてもう1枚。現在は8階部分までの鉄骨を組んでいます。

永代通り沿いとなる南東側から撮影。

東京駅の日本橋口前から撮影。ここは東京駅JR高速バスおりばとなっており、いつもはバスやタクシー、送迎車で溢れ返っていますが、この日はいつもより少し遅めにいったためか空いていました。

南側となるサピアタワーの3階から撮影。南側の7〜8階部分の鉄骨は南東角だけ組まれていました。

南西側から撮影。ここからだと奥の鉄骨が見えないため…

東京駅前にある横断歩道から撮影。ここまで離れると奥の鉄骨も見えます。

東京駅と一緒に撮影。このビル群の隙間を「Torch Tower(トーチタワー)」が埋めることになります。

北側にある人道橋の竜閑さくら橋から撮影。9階か10階あたりから鉄骨から全体が見えるようになりそうです。ちなみに現在階数は構造の章に載せている斜め部材の配置から判断しています。現在鉄骨を組んでいる8階までが「ダイヤグリッド架構」、9階からは「ブレース架構+オイルダンパー」となるようです。

広角で撮影。左の黒いオフィスビルは「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」内の「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)です。「Torch Tower(トーチタワー)」は高さ385mになるため、この写真の上端を大きく超えることになります。

1つ前の写真の左端にも映り込んでいた解体中の「TOKIWAブリッジ(旧JFE商事ビル)」(地上13階)です。このビルは「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」に含まれており、解体後は隣接する「常盤橋公園」が拡張されます。
地図
物件概要

建築計画のお知らせです。

開発事業のお知らせです。
■物件概要(Torch Tower)■
名称:Torch Tower(トーチタワー)
計画名称:東京駅前常盤橋プロジェクト B棟(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 B棟)
所在地:東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目
交通:JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
東京メトロ東西線・丸の内線・半蔵門線・千代田線、都営三田線「大手町」駅
東京メトロ半蔵門線「三越前」駅
東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
用途:事務所、ホテル、住宅、ホール、店舗、駐車場等
総戸数:約50戸
総客室数:約110室
階数:地上62階、地下4階
高さ:385m
構造:S造、RC造、SRC造
基礎工法:直接基礎、杭基礎(一部併用)、外殻制振構造
敷地面積:約31,400?(全体)
建築面積:約15,400?
延床面積:約553,000?
建築主:三菱地所
設計者:三菱地所設計
施工者:清水建設
工期:2023年9月27日着工〜2028年6月末竣工予定
出典
▼公式HP:TOKYO TORCH
https://tokyotorch.mec.co.jp/
▼清水建設:ニュースリリース(2025年9月2日)
Torch Towerで地上階の鉄骨建方作業がスタート
▼日刊建設工業新聞
三菱地所、清水建設/トーチタワー建設が新たな段階へ/順打ちと逆打ちを併用
▼三菱地所:ニュースリリース
・世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 〜想いを繋ぎ、未来を灯すまち〜 Weaving dreams, Illumina(2023年9月27日)
・〜世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」〜 日本一の高さとなる「Torch Tower」のホテルに アジア初進出のウルトララグジュアリーホテル 「Dorchester Collection」が出店決定(2022年11月8日)
・世界に誇る日本の新たなシンボル「TOKYO TORCH」(東京駅前常盤橋プロジェクト) 大手町・有楽町・丸の内エリア初のラグジュアリーレジデンス 日本一の高さとなるTorch Tower高層部に導入決定 地上高さ約300mのエクスクルーシブな超都心住機能を提供(2022年1月13日)
・世界に誇る日本の新たなシンボルが「日本を明るく、元気にする」 東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」に決定 2027年度、東京駅前にニューノーマルを見据えた約2.0haの屋外空間を整備した新たな街が誕生(2020年9月17日)
▼三菱地所:決算関連資料
2025年度第1四半期決算 IR Data Book
※ 最新の完成予想図が掲載されています
▼日立ビルシステム:ニュースリリース(2024年6月12日)
日本一の高さとなる地上約390mの「Torch Tower」向けに
昇降機173台と行先階予約・運行管理システムを受注
▼内閣府:国家戦略特区(2020年9月4日)
第18回 東京都都市再生分科会 配布資料
※ 資料1 都市再生特別地区(大手町地区(D-1街区))都市計画(素案)の概要(PDF形式:43,317KB)
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